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#別れ

愛のあとに

愛のあとに

ふりかえらなかったあの夜
たちどまることさえせずに歩いた道
呼びとめてくれることを
期待していたあの日
滲んだ視界にいくつかのひかりが
ふたりの別れを悲しむかのように
つめたい色で輝いていた
通り過ぎる景色には
ひとつずつ記憶が刻まれている
忘れることなどできずに
ほら今もあなたの好きな歌を
ひとり繰り返している

雨がふりはじめると
思い出すあなたの横顔
傘を差しながら白い息を吐いた唇
何度

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