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Automation Tech NEWS | vol.35

BizteXのメンバーが気になったニュースをピックアップしてお届けします!

RPA・iPaaS

PKSHA Associates、自社RPA「ロボオペレータ」のUI/UXを大幅アップデート

株式会社PKSHA Associatesは、自社で開発・販売するRPAツール「ロボオペレータ」のUI/UXのアップデートを行い、「ロボオペレータ v1.5.0.0」として2023年6月19日にリリースしたことを発表した。アップデートではロボット設定画面の刷新とサポートコンテンツの充実化を方針だて進められ、ユーザーリサーチにおいてサンプル業務自動化の所要時間を計測した結果、UI/UX改善前は平均72分かかっていた課題が改善後は平均20分で完了され、約72%の時間短縮が実現できたとのこと。

SaaS連携データベース「Yoom」が「奉行クラウド」とAPI連携開始

業務を自動化するSaaS連携データベース「Yoom (ユーム)」を開発・運営するYoom株式会社は、株式会社オービックビジネスコンサルタントが提供する「奉行クラウド 」とパートナー契約を行い「給与奉行」「勘定奉行」とAPI連携を開始したことを発表。今回のAPI連携により、様々なSaaSと「給与奉行クラウド」「勘定奉行クラウド」の2つのサービスがクラウド上でノーコードで連携することが可能となり、、経理部門の取引先管理や人事総務部門による給与・賞与処理、社会保険・労働保険手続きなどの業務を自動化することができる。

RPAロボパットを提供するFCEプロセス&テクノロジーがKMT研究所の事業譲受により、データベースの技術を取得

株式会社FCEプロセス&テクノロジーは、株式会社KMT研究所の事業を譲り受ける事業譲渡契約を締結したと発表した。KMT研究所は、独自開発のオンメモリ・オブジェクト・データベースにより高速なデータ処理を可能にする「Visual Center1」等、データベースに関する知見や技術を有する企業。
FCEプロセス&テクノロジーは今後の展開として以下の様な方針を示している。
1. 新たなDB技術の普及
2. RPAのデータ処理機能の大幅な拡充
3. RPAと組み合わせた「ChatGPT」等生成系AIを活用する領域の拡大
4. AIベンターへの技術提供

AI・ロボット

AWS、生成AIの活用支援に140億円投資 新プログラム始動

Amazon Web Servicesは6月22日(現地時間)、顧客による生成AIの構築・活用を支援するプログラム「AWS Generative AI Innovation Center」を発表した。1億ドル(約140億円)を投じ、生成AIによるサービス開発や業務効率化を支援する。AWS Generative AI Innovation Centerでは、AIの専門知識を持つITエンジニアやデータサイエンティストからなるチームが生成AIの活用を支援するという。例えば無料の体験型講座やトレーニングを提供する他、大規模言語モデル「Amazon Titan」やプログラミング支援サービス「Amazon CodeWhisperer」など、AWS自身が提供するAIサービスの提供も強化する。

Q&Aやサイト内検索に活用も…「Gunosy AI」開発、保有データから適切な応答を生成

株式会社Gunosyは27日、AI技術の進化に伴い、OpenAI社の大規模言語モデルGPT-4を活用した新システム『Gunosy AI(仮称)』を開発したと発表した。Gunosy AI(仮称)は、LLM(大規模言語モデル)を活用したシステムで、人間が行うプロセスを模倣し、企業が保有するデータを基に適切な回答を生成。Webサービスとして直接導入でき、LINEやSlackなどのAPIに対応したツールを通じ、他のプラットフォームへの導入も可能。

ローコード・ノーコード

DX化 業務改善推進へ 「ノーコード宣言シティー」参画 伊豆市

伊豆市はこのほど、官民のデジタルトランスフォーメーション(DX)を後押しする任意団体「ノーコード推進協会」が展開する自治体向けプログラム「ノーコード宣言シティー」へ第1次宣言自治体として参画したと発表した。情報技術(IT)活用を通じた業務改善などを図る。市役所で開かれた記者発表で、中山五輪男代表理事(59)は同プログラムの趣旨や経緯を説明し、「ノーコードでのデジタル化を推進し、移住先として魅力的な市になってほしい」と話した。菊地豊市長は「仕事の仕方で困っていることを解決したい」と述べた。

AWS、ノーコードのSaaS連携サービス「AppFabric」をローンチ——SaaSを何度も切り替えて使う状況の解消に一役

Amazon Web Services(AWS)は、AWS のイベント「Applications Innovation Day」にて、複数の SaaSアプリケーションの連携を容易にするノーコードサービス「AWS AppFabric」を発表した。AppFabric は12の生産性アプリケーションと5つのセキュリティアプリケーションと接続できるように設計されているという。さらに、API を通じて17の SaaS アプリケーションと連携できる。同社は、AppFabric を利用することで、顧客は運用コストを削減し、アプリケーションデータを可視化することで組織のセキュリティ体制を向上させることができるとしている。

ノーコードでSaaS間の連携ができる「datable」がファイル連携機能を強化。APIがないシステムとも柔軟に連携可能に。

SaaS企業が200種類以上の他社SaaSとノーコードで連携が可能なサービス「datable」を提供する株式会社Datableは、ファイル連携機能を強化しAPIがないシステムと柔軟に連携できるようになったことを発表。対応可能なプロダクト、連携シナリオの幅が広がり、システム間の連携がなかなか進まず二重入力の手間が発生しているというSaaS企業の顧客課題を解決できるようになるとのこと。

マーケットトレンド

日本DX大賞2023

日本のDX推進を加速するために事例を発掘し共有するためのコンテスト「日本DX対象2023」の受賞企業・団体が23日発表された。当日の様子や特別セッションのアーカイブ視聴が30日まで可能になっている。

API

オフィス宅ふぁいる便 ファイル送信API機能を基本機能として追加

株式会社オージス総研は、企業向け大容量ファイル転送サービス「オフィス宅ふぁいる便」のすべてのプランにファイル送信API機能を基本機能として追加し、6月29日から提供を開始した。このリリースにより以下のような活用ができるようになる。
・ 自社サービスサイトでお申し込み頂いたお客様に対し、申し込み内容やサービス利用手順などの書類をセキュアに自動送付
・自社が主催したセミナーにご参加頂いたお客様に、MAツールに保管されている受講者リストを宛先に講演資料や関連するセミナーの案内文章を自動で一斉送付

ワークスタイル

Remote work erodes productivity by 4%: NY Fed

パンデミック初期にオフィスワークからリモートワークに移行した従業員の生産性は4%低下したと、ニューヨーク連邦準備銀行の研究者が指摘した。一方、全米経済研究所(NBER)の研究では、リモートワークが生産性を5%押し上げると発表されている。これらの研究結果は、リモートワークの受け入れと生産性向上に影響を与え、企業の経営戦略を再考させる可能性があると述べられている。

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