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石川県のワイナリー状況(2/5時点)

ワイン好きの知人が石川県に住んでいて、この正月からメッセージのやりとりをしていました。現状、道路がぼこぼこ穴が開いているところもあり、余震もまだまだ続くとのことだが、お互い、ワイン好きなので、石川県のワイナリーを支援したいね、という話になりました。

そこで、4件あるという石川県のワイナリーを紹介しつつ、サイトで把握できる現状を紹介させていただくこととします。(ちなみに、お土産でいただいて飲んだことはありますが、まだ訪問したことがないので、復興したらお伺いしようと思っています。)


能登ワイン

今のところ、1月10日時点でオンラインショップは再開しているものの、配送がいつになるかわからない状況のようです。

公式Instagramより

オンラインショップは稼働しています。
注文は受け付けておりますが、発送ルートが確保できず、いつ発送できるかわからない状態です。
日時指定はできませんのでご了承ください。
(ふるさと納税も同様です)
オンラインショップのほかに、石川県の酒屋さん、スーパーにも卸しています。
是非ご利用ください。
ワイナリーは天井部分の破損や醸造所の整備等があるため、当面営業休止とさせていただきます。
営業再開日が決まりましたらInstagram、LINE、Facebook、公式サイトで発表させていただきます。

公式Instagramより

ハイディワイナリー

1月3日に全員無事で避難している旨、投稿がありました。

下記は、1月17日の投稿。

公式Instagramより

1/1の大地震から2週間が過ぎました。
多くの方々から温かい応援のお言葉をいただき、心より感謝しております。
ハイディワイナリーのある輪島市門前町の千代地区は、大きな余震が続いておりますが、道路を徐行して通行できる程度に改善しました。
ただ、電気・ガス・水道は通らず、可能な範囲で警備および醸造中のワインの管理をしております。
ワイン貯蔵の管理として、懐中電灯を使用し、樽熟成中のヘッドスペースにウィヤージュ(トッピング)します。こぼれたら洗浄することが厄介ですので、慎重に進めております。
今後のハイディワイナリーの役員および社員の動向と業務内容について、ご提示させていただきます。
まず、人的安全の確保ですが、家族ごとに各所、安全な場所へ避難しており、その生活を第一に考えるよう方針を示しました。
従いまして、県内外の取引先様との担当者連絡について遅延する可能性がありますが、何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

【会社業務】
この先、避難生活がどの程度続くか予想がつかない中で、ハイディワイナリーとして何ができるのか、社員全員と話し合いました。
1つの在り方として、仕事から当分の間離れて、それぞれの避難先で状況が落ち着くのを待ち続けるという選択肢もありますが、社員全員一致の考えとしては、ブドウ栽培やワイン醸造がいつ再開できるか分からない中でも、危険が低い作業を少しでも行い、仕事を続けていくこととなりました。
今後は、震度6強の地震の中で割れずに耐え抜いたワインを、少しずつではありますが、ご注文されたお客様に商品の発送を行ってまいります。

【ブドウ栽培】
畑までのルートの寸断被害が甚大であり、防除等で使用する水源確保も難航しております。
具体的には、遅くとも3月上旬までに畑に入り「剪定」ができること、5月上旬までに「水源」が確保されて防除が継続できることが、今年度のブドウ栽培実施の条件となります。
ただ、もし水源が確保できず今年度の収穫は見込めなくとも、剪定さえできれば樹々がウィルス等で枯れることなく、来年に繋げられる可能性があります。
弊社としては、10年以上の歳月で育ててきた樹々ですので、なんとか救ってあげたい気持ちがあります。
かろうじて3月上旬にルート確保ができた場合においても、眠りから覚めて芽吹きが始まるまでに、弊社社員のみで7000本近い樹々の剪定は難しいことも予想されます。
もし、他のワイナリーの剪定経験者の方々で、弊社としては道具やガソリン代など何も提供できませんが、剪定作業を協力してくださる方々がいらっしゃいましたら、その際はお願いしたく存じます。

【醸造作業】
上水道と電気の復旧が不可欠であり、かつ、現在確認できておりませんが、醸造機器の稼働確認も合わせて必要です。
具体的には、遅くとも8月上旬までに「上水道と電気と設備」が復旧している必要があります。
地域一帯が甚大な被害があるため、遠方の設備電気の事業者の方々に問い合わせやご協力を仰ぐ可能性がありますが、その際はよろしくお願い致します。

【最後に】
弊社一同、設立から13年間で多くの繋がりを築いてまいりました。
ブドウ栽培およびワイン醸造が先行き不透明なため、今後のインフラ等の復旧次第では今年度のワイン製造は難しい可能性があります。
ただ、先が見通せないからといって、大切な流れを途絶えさせたくない思いがあります。 
ハイディワイナリーを必要としていただけるお客様に、ワインをお届けし、能登半島の輪島の魅力を香りや味わいで感じていただき、その活動を続けていくことができればとても嬉しいです。
現在は、各所で避難生活を行いながら「ワインの発送」を社員一丸となって両立していくことで、心を保つことができ、5年後10年後の地域復興に繋げられると信じて活動して参ります。

公式Instagramより

こちらも道路の復旧が課題ですが、なんとかワインの発送はしてくださるようです。

金沢ワイナリー

こちらは震源からは離れていますので、特に被害はなかったのかな。特に記事も上がっていませんね。更新されていないだけでしょうか?(下記に追記)

ヴァン・ド・ラ・ボッチ

こちらも震源からは離れていますので、あまり被害はなかったのかな。でも、こちらでは災害募金をスタートしているようです。素晴らしいですね。

公式Instagramより

令和6年能登半島地震による
被災ワイナリーへの災害支援募金のお願い

『北陸のワイナリーにエールを!!』
北陸(石川県、富山県、福井県)のワイナリー8社が加盟する北陸ワイナリー協会では、令和6年能登半島地震で被災された加盟ワイナリーの復興を支援するため、次とおり災害支援金を募集いたします。

ご賛同いただける全国の日本ワイン愛好家ならびに日本ワイン販売店様など、個人・法人を問わず、被災ワイナリーの早期の復興のため、こころ暖かい募金をお願いいたします。

災害支援金は次の2つの方法で募集します。

●北陸ワイナリー協会の災害支援金の受付口座への振込
 (下記参照)
 日本全国、個人・法人を問わず、広く募集いたします。
 お振込みの際は振込者名に「エール」を追記願います。 
 【例】 〇〇 〇〇 エール
●募金に賛同していただける全国の酒販店様、飲食店様などに設置した募金箱への直接募金
 任意の募金箱の設置をお願いいたします。
 下のURLからフライヤーをダウンロードしてご活用ください。
https://www.dropbox.com/scl/fi/6758o0ksy7jjd4wt64nol/_.jpg?rlkey=chaokgrf35kedwl980eoug3ge&dl=0

  募金箱の募金はまとめて受付口座へ振込をお願いします。
  お振込みの際は振込者名に「エール」を追記願います。 
  【例】 〇〇株式会社 エール
募金の受付期間は、
令和6年1月29日(月) ~ 令和6年4月30日(火)
                     とします。
《災害支援金の受付口座》
 興能信用金庫
 穴水支店 
 普通預金 
 口座番号 8064433
【口座名義】 北陸ワイナリー協会
【フリガナ】 ホクリクワイナリーキョウカイ

なお、上記受付口座へ振り込まれた災害支援金は、「損金」として取り扱われます。

(参考:「義援金に関する税務上の取扱いFAQ(令和5年8月 国税庁)
《北陸ワイナリー協会 加盟ワイナリー》  
 ※は大きく被災したワイナリー
【石川】能登ワイン※
   ハイディワイナリー※
   金沢ワイナリー※
   Vin de la bocchi farm & winery(発起人)
【富山】ホーライサンワイナリー
   ドメーヌ・ボー
   KANATA WINERY
【福井】白山ワイナリー
本件に関するお問い合わせはVin de la bocchiまでお願いいたします。

公式Instagramより

こちらの記載では、上に記載した金沢ワイナリーさんも被害が大きかった、となっていますが、調べても出てこないので、ちょっとわかりません。レストランも併設しているようなので、そちらの被害も大きかったのかもしれませんね。

とりあえず、到着はいつでもいいですよ、として、いくつか注文させていただきました。貴重な4件のワイナリー、頑張って営業を続けていって欲しいですね。応援したいと思います。

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