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1【自己認識】自分の人生のテーマを知っている

こちらの続きです。

信頼関係について、自己信頼であれ他者からの信頼であれ、まず最初に、自分が何者であるかを知ることが大前提ではないか、と思った。

しかし、「自分が何者であるか」というのは何を知ればいいのか、どうやって知ればいいのか、まったく見当もつかない。

理想を言えば、自分は今世、何のために生まれてきたのか?というようなことが腑に落ちるというか、理解できると、これはきっと「自分が何者であるか」ということを知ることになるんではないかな、と思ったのである。

そこで、最初の原則を、「自分の人生のテーマを知っている」と設定した。

では、いったい、どうやって「自分の人生のテーマ」を知ることができるのだろうか?

その1 人生脚本

人生のテーマ、という言葉で最初に思い出したのは、大学の時に知った交流分析の「人生脚本」だった。ということで、

実際、大学1年の時に自分が書いた物語は、主人公である自分が何かの職人で、お姫様に恋をして、で、アクセサリーか何かを修理して、で、お姫様が他の国の王子か何かと結ばれて恋に破れる、みたいな話。

で、これじゃ、自分が幸せになれないよね、ということで、どう書き直すのか、ということだったのだけれども、実際には書き直す方法がさっぱりわからなくて、あれから20年くらい経過した。

その間、まあ、いろいろ自己犠牲的な生き方も選択してしまってきていて、ああ、あれは恋の話だけではなく、人生全体のテーマになっているんだなぁ、と最近、実感した。

で、ここにきてやっと、あの職人の物語を書き直す方法が見つかった。

それは、「お姫様と結ばれることは、決して自分にとって、幸せにはならないんじゃね?」という、なんというか、傍から見れば、当たり前というか、よく考えたら、という話。

実際、想像してみるとわかるけれども、一国のお姫様と本当に結ばれようとしたら大変。生活習慣も常識も違うだろうし、そもそも、どうやって生きていくん? 海外に移住でもする?

お姫様をお姫様として憧れるのは良いけど、一緒になって幸せになれるのは、もっと庶民的で実用的(笑)な人だよなーってことに思い当って、この物語は私の中で解体した。

で、そうなると、この物語の中で残ったのは、「ウデの良い職人として認められている主人公」ということになる。

その2 前世の話

こっから話はあやしくなっていきますが、人生、長いこと生きていると、あなたの前世が見えます、みたいなことを言われることも複数回ある。

「ドイツの時計職人」と言われたことがあって、ああ、これはなるほどな、と思った。

他にもいろいろな前世の話を聞きましたが、いずれも共通点は「自己犠牲的に他人のために生きていた人」。あるケースではそのまま亡くなり、あるケースでは束縛や任務から逃れて自分の人生を選んだ、とのこと。

これが自分だけの話なのか、それとも、いわゆる前世話に特有なものなのかは、自分の話しか聞かないので、ちょっとわからない。

しかし、今人生でも、どちらかというとワーカホリックで他人のために何かを貢献したいという気持ちで生きてきたのは事実で、それがどこか、自分を抑圧してきたのだ、という自己認識はあるので、こっから自分のための人生を探そうというタイミングなのかもしれない。

3 宿命/運命

ここ数年、陰陽五行論を勉強していて、で、自分の宿命というものを知ることになった。ここでいう「宿命」というのは、まさに「命が宿る」ということらしく、逆に「運命」というのは、「命の運び」、つまり、どう生きるか?ということを言うらしい。

自分の宿命は、最強の兵器、というものらしく、他人に認められ、うまく乗れば天下を目指せる、というもの。子どもの頃から、諸葛亮孔明に憧れ、でも、なんで、劉備のぼんくら息子に人生ささげたんかなーって思っていた話が、結構、ぴったりと当てはまる。

ここまで書いてきて思ったのは、自分の人生のテーマは、自分で選ぶものだ、ということ。自分は簡単に言うと仕事が出来る。で、それは誰かのために役立つものである。ただし、自分という武器を世の中が良い方向に向かうことに貢献するためには、誰でも彼でもを応援して良いわけではなく、見極める。

自分の人生のテーマは、自分で選ぶ

そういう覚悟を持つことが、最初に重要なんだと思ったのでした。

で、今回、思ったのは、もし、自分が最強の兵器なんだったとして、これを誰かの私欲のために使うのは止めよう、ということでした。誰か個人に利するのではなく、公益に利するような使い方をするぞ、ということでした。

この考えに基づき、いろいろ仕事も整理していきたいと思ったのでした。

こちらに続きます!

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