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2【セルフマネジメント】余裕のある人生/生活を送る

こちらの続きです。

自分の人生のテーマを考えたとき、ある言葉が浮かんできた。それは「窮すれば鈍す」というもの。金銭面でも時間面でも、ぎりぎりの生活を送っていては、どんなに自分でテーマを決めようが、それを貫くことができにくくなる。

そこで、2つ目は、「余裕のある人生/生活を送る」とした。

たまたまそんなとき、近くの禅寺で早朝座禅会をやるので参加してみないか、とお声がけをいただき、参加してきた。

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15分間、坐って心を調える。これだーと思い、それ以来、基本的には毎朝、家でも続けることにした。

本来、坐禅は無心になることが大事だが、やはり凡人ゆえ、いろいろと考えてしまう。そのうち、ああ、余裕が無い生活を送っているといろいろ思考を巡らせてしまうんだなぁ、ということに気づく。

あれをやってないな、やらなくちゃ、とか、あの締切忘れてた、とか、あれ、買ってこないと、とか、そういうことが想起されてしまう。

坐禅の指導をしてくださった僧侶の方が、日々、同じ食事をしていると、自分の体調の変化に気づく、というお話をされ、なるほど、日々の生活習慣を整えることで、自分を見つめることになるんだ、と思った。

そこで、できるだけ、日々の生活のリズムを作るように、と心がけるようになった。そのためには、予定も仕事もあまり詰め込まない。余裕を持って、その余裕時間に掃除をしたり、片付けをしたりする。

生活習慣を整えるとともに、できるだけ節約生活を送る、ということも心掛けるようになった。

例えば、スーパーでの一回の買い物の上限を決めたり、野菜などは温泉に行った際に安くて新鮮なものを仕入れるようにしたり、あるいは、以前、たくさん取得してそのまま自動更新になっているドメインやサーバーを解約したり、そんなことをして、できるだけシンプルにしていくこととした。

朝食も基本的にはご飯と納豆とみそ汁。できれば、常備菜も冷蔵庫に作り置きして、それをいただく。

そんな生活を心がけていたら、ある事件が起きた。

それは、飲みに行って酔っぱらって、カバンを無くす、という事件だった。

最初のときには、親切な人が届けてくれて、事なきを得た。

2回目は、ついに出てこなかった。

この連載のテーマは信頼だけれども、これは自己信頼が揺らぐ事態なのではないか、と思い、信頼ワークショップを一緒にしている友人と対話する機会があったので、この話を出してみた。

すると、それは信用の問題であって、信頼ではないのではないか、という話になった。

2回目の時に自分がすごいな、と思ったのは、財布とタブレットは無くしたけれども、免許証、鍵、携帯は別にしており、無くさなかったということ。

これをさらに延長すれば、無くしてもいいものを飲みに持っていき、無くしてはいけないものは持っていかない、あるいは、カバンに入れないで首から掛けておくなりポケットに入れておく、というセルフマネジメントができる。

これは自分をマネジメントする行動であり、むしろ自己信頼を高めるアクションなのではないか、というのだ。

こういうリスクマネジメントの習慣を持つ、ということも、「余裕のある人生/生活を送る」につながるのかもしれない、と思った出来事だった。

続きます。




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