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図解総研の新メンバーを募集します

図解総研の新メンバーを募集しています。
僕らのプロジェクトに参加いただき、図解を作ったり、進行を手伝っていただくような業務を想定しています。

以下が応募フォームです。

追記:応募多数いただいたため、いったん今回分については締め切りしました。また違うタイミングでの募集もしますので、本記事を読んで興味をもっていただいた方は、タイミングが合うときにまたお願いします。

僕ら図解総研は、複雑な事象や問題、概念などを図解という手段で可視化することで、より多くの人がそれらにアクセスすることができるようにする活動を行っています。

僕らの社会は民主主義です。建前としては、個々の人がその人であることを尊重され、誰もが社会に参加することができるシステムにいます。

しかし、そうした建前をこの国で実感できる人はどれだけいるでしょうか。身近な社会(企業や地域など)でも、公としての社会(政治)でも、自分がそれに参加したいと思えていたり、何かに参加して動かせている実感のある人はどれだけいるでしょうか。

例えば、2019年に日本財団が実施した「18歳意識調査」を参照すると、日本が極端に自己効力感が低いことが見て取れます。「自分で国や社会を変えられると思う」はアンケートの回答者の18.3%にとどまります。

仕事においても、日本は諸外国と比べてキャリアを自分で決定できると思う人の比率が小さかったり、企業に対して自分の仕事の希望が実現されるように交渉することもあまりないようです(本田由紀 『「日本」ってどんな国? ――国際比較データで社会が見えてくる』)。

また、政治に関しては、投票率の低さは知られている通りです。だいたい50%を上回る程度で、令和3年の参院選の投票率は52.05%でした。若者に目を向けると、もっと低いです(10歳代が35.42%、20歳代が33.99%、30歳代が44.80%)。

つまり、自分という個人がそのままで尊重される社会として自分の声が反映されるようなことを期待していないし、実際に声が上げられていないことが見えてきます。これは、民主主義が機能不全に陥っていると言えます。

ハーシュマンという政治経済学者が、個人が不満を解消する手段として、voiceとexitの二つがあると述べました。しかし、日本の場合、voiceが機能しづらくなっているようです。これは、人々の声が奪われていることを意味します。かといって、exitするわけでもない。つまり、現状に不満があっても諦めている人が多いのではないでしょうか。

そんな閉塞感を打破するために、社会に生きる一人一人の声を取り戻したい。そのための武器が、共通言語としての図解なのではないかと思います。

僕らが作る図解は、共通の型を用いて人と人を結びつけ、コミュニケーションを円滑にするものです。ある社会の課題について、またビジネスについて、図解のルールを共有することで、各々がバラバラに持つ目線を合わせることができます。

人はわからないものには意見を言いづらいと思います。また、その状態で人と人がコミュニケーションをしようとすると、権力関係が発生します。知識の有無などによって、一方の声は弱くなり、一方の声が強くなります。これは不健全なコミュニケーションです。

しかし、共有したフォーマットとしての図解があれば、それによって知識の有無による権力を抑制しつつ、お互いが対等に対話できる土台を作ることが出来ます。図解のルールが、対話の参加者の語り方を共通化し、議論に参加できる経路を作り出します。

つまり、図解は人々の共通言語となり、人々に声を取り戻させることにつながるのです。

まだまだ僕らの活動は小さいですが、共に図解という共通言語を社会に生み出し、より多くの人が社会に参加できるような環境づくりに貢献できる仲間を増やし、広げていきたいなと考えています。

ぜひ、メンバー募集への応募お待ちしています。
一緒に社会へ希望を生み出していきましょう。

念のため、応募フォームをもう一度貼っておきます。
よろしくお願いします。


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