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「ビジネスモデル図解」が2019年度グッドデザイン賞を受賞

プレスリリース

ビジネス図解研究所/株式会社そろそろの開発したフレームワーク「ビジネスモデル図解」が、このたび2019年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。

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受賞名

ビジネスモデル図解

カテゴリー

ビジネスモデル・メソッド(研究・開発手法)

受賞主体

ビジネス図解研究所/株式会社そろそろ

受賞者

近藤哲朗 & ビジネス図解研究所一同

概要

3x3の9マスに、代表的な経営資源の繋がりを表現するビジネスモデルの図解方法を発明しました。そのビジネスがどのように経済合理性を実現しているのか、そのビジネスの特徴は何かが一目で分かります。図解方法をまとめた「ビジネスモデル2.0図鑑」を2018年9月にKADOKAWAより出版し、大きな反響を得ています。

デザインのポイント

1. 3×3の明快なルール
2. アイコンや矢印によるシンプルでわかりやすい図解表現
3. 誰でも利用できる図解ツールキットを無料配布

背景

もともと「ビジネス」という単語に対して、卑しさや難しさを感じ、苦手意識を感じていました。ビジネスに関心を持つきっかけになったのは、社会から孤立しやすい子供を支援するNPOの相談に乗った時です。そのNPOは3か月後に資金が底をつくという状況でした。当たり前なのですが、どんなに社会にいい活動をしていても、お金がないと持続できないという現実に直面し、経営大学院にてビジネスの勉強を始めました。ビジネスを学ぶにつれ、さまざまな仕組みに感動し、その感動を誰かに共有したいと思うようになりました。そうして生まれたのが、ビジネスモデル図解です。

経緯とその成果

ビジネスモデル図解の研究成果をまとめた書籍「ビジネスモデル2.0図鑑」の販売発行部数は7万部(2019年9月時点)を超えています。また、ビジネスモデルの図解を誰でも作成できるように、ツールキットをWeb上で公開しており、ダウンロード数は3万回(2019年9月時点)を超え、多くの企業や団体でこの図解方法が活用されています。ビジネスモデルと検索すると検索上位に関連記事が表示され、作成した関連記事は合計で150万アクセスを超えています。自社のビジネスを可視化して、自社の経営資源や強みを把握するための分析ツールとしての活用や、新規ビジネスを発想するための活用、投資家や経営陣に対する説明資料としての活用など、その利用シーンは拡大しています。内閣府や日本経済新聞社など、企業や官庁でビジネスモデルを発想するためのツールとして講演やワークショップや、主に起業家教育として、高校や大学向けの授業も行いました。

グッドデザイン賞審査委員の評価コメント

ビジネスを構造から新しくする事業の取り組みが増え、優良ビジネスモデルの事例を紹介した本が数多く出版されているが、ビジネスモデルは商品のような実体がないため、モデル事例を誰にでもわかりやすく伝えることが難しい。しかしビジネスモデル図解では、3x3の9マスという「フレーム」の発明と「図解」という2つの要素で、複雑な事例も見事に他の事例と同じ目線で比較分析できる。特筆点の説明や事業構造を要素分解して究極なシンプルさで「見える化」している点で優れたデザインといえよう。販売数がすでに7万部を超えている実績もデザインの質の高さを表しているだろう。

ビジネスモデル図解の受賞ページリンク

グッドデザイン賞受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2019」に出展

本年10月31日(木)から5日間にわたり、東京ミッドタウンで開催される、最新のグッドデザイン全件が集まる受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2019」において、ビジネスモデル図解が特別展示で紹介されます。

GOOD DESIGN EXHIBITION 2019 - 2019年度グッドデザイン賞受賞展 -
会期:10月31日(木)〜11月4日(月・祝)
会場:東京ミッドタウン(東京都港区六本木)
http://www.g-mark.org/gde2019/

グッドデザイン賞とは

1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
http://www.g-mark.org/

このプレスリリースに関するお問い合わせ先
株式会社そろそろ 担当:石畠 E-mail:contact@soroso.ro

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