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戦略マップをつくりました

経営戦略からビジネスモデルまで、どこでどんな要素を考える必要があるかをまとめた「戦略マップ」を図解総研で制作しました。

戦略マップ

かなり大きな一枚の図解になります。こちら、図解商店で販売開始しています。

図解商店のページにも記載していますが、戦略マップの概要をここにも書いておきます!そして販売開始して数日でどうかについて最後に書きたいと思います。

戦略マップの概要

戦略マップの見方

戦略マップは、経営戦略からビジネスモデルまで、ビジネスにおける戦略をたてる際に頻出するフレームワークとその関連性について、全体像を俯瞰するための概略図です。11のフレームワークが紹介されています。購入いただくと、PDFファイルでダウンロードできます。

戦略マップは、マップ中央とマップ外側にエリアが分かれています。マップ中央には戦略を分解し構造化した図があり、マップ外側には戦略に関連するフレームワークが解説されています。

中央のエリアでは、単に要素分解するのではなく戦略を考えるための「問い」として分解しています。

たとえば、「事業戦略がうまく立てられているのか」という問いに対しては、外部環境と内部環境を把握できていることが求められ、さらにそれを把握するために次の問いにつながっています。矢印で問いと問いの関係をつなげていますが、これは必ずしも一方向ではなく、いったりきたりしながら考えるものです。戦略を考えるための地図として、ご活用いただければと思います。

戦略マップの一部(マップ中央)

戦略マップで紹介されているフレームワークは以下の11個です。

  • 3C分析

  • SWOT分析

  • PEST分析

  • 事業ライフサイクル

  • 事業ポートフォリオ

  • ファイブフォース分析

  • VRIO分析

  • バリューチェーン分析

  • ポーターの基本戦略

  • ビジネスモデルキャンバス

  • ビジネスモデル図解

本マップに含まれるフレームワークは、全体のつながりを俯瞰する上で必要なものを独自に選定しています。(ここで紹介するものが全てではなく、ほかにも有用なフレームワークはあります。)

戦略マップの特徴

  1. 戦略を考える際に必要な考え方の全体像がわかる
    経営戦略からビジネスモデルまで、戦略を考える上でどこでどんな要素を考える必要があるかをまとめたマップになっています。戦略を問いとして分解し、どんな問いのもとに戦略を考えるべきか、つながりがわかるようになっています。

  2. フレームワークと、その関連性をわかりやすく紹介している
    本マップで紹介されている様々なフレームワークは、個別で説明されることは多いですが、どんな時に使うか?どう関連しているのか?は中々説明されません。そこで、本マップでは、戦略にまつわる問いにあてはまるフレームワークを関連づけています。それにより、フレームワークを鵜呑みにしてただ穴埋めする、ではなく、どんなときにどんなフレームワークを使い、どう戦略に役立てるのか、という観点を学ぶことができます。

  3. たった一枚でわかる
    一枚にすべての情報をおさめ、付属の資料などをあえて設けず、この一枚を見ればいい、という状態にしています。これにより、このマップを常に手元に置き、迷ったときに振り返る地図のような役割で活用いただくことができます。画像はひとつも配置せず、すべてベクターデータのため、ファイルサイズも1MB超しかなく、見かけによらず軽いです。

こんな人におすすめ

  • 戦略と関連するフレームワークの全体像をつかみたい

  • フレームワークをなんとなくつかってしまっている

  • 新たな戦略を考えたいが、どこから考えていけばいいのかがわからない

商品の仕様

  • ファイル形式:PDFファイル

  • ファイルサイズ:1.1MB程度

制作者からのメッセージ

本マップは、フレームワークが好きだからこそ生まれました。

「フレームワーク」というものは、先人の知恵をぎゅっと凝縮した型です。うまく使えば、自分が気づけていなかった観点にすぐに気づくことができたり、考えを思うようにアウトプットする手助けができたりします。

しかし、フレームワークはバラバラに紹介されることが多く、個別に説明されてしまうほどに、本来そのフレームワークを考えるべきではないときにも、なんとなくただの穴埋め問題として解いてしまったりして、やった感だけ生まれてしまったり、あまり意味のない時間を過ごしてしまう、といった問題があるように思いました。

そこで、戦略をたてる上で必要なフレームワークをすべてひとつの地図としてまとめたらどうだろうと思い、制作したのがこの戦略マップです。戦略がひとつひとつ問いとしてツリー上に要素分解され、その要素に必要なフレームワークを関連づけたのです。おそらく、こうした全体像のまとめ方をしたのは世界初ではないかと思います(もし似たようなものがあったら教えてください・・)。

戦略マップの制作には30時間以上かかりましたが、それは掲載されているフレームワークをすでに知っており、これまでに図解してきた資料や蓄積もあったことを前提にしており、なにも知識がない状態からこのマップをつくろうとすると、その倍の時間はゆうにかかると思います。なので、戦略とフレームワークの全体像をおおまかにつかみたい人は、絶対に買った方がお得だと思います。価格は150ドル(現在の日本円換算だと2万円ほど)というそれなりのお値段しますが、本当にこれがほしい方に購入いただきたかったということと、しらべて理解するための時間をお金で買うと思えば、かなり安いものではないかと思います。

現状、わからないフレームワークに出会うと、ひとつひとつ自分で調べ、自分で関連性を見つけ、戦略に役立てるということを多くの人がしていると思いますが、図解総研がこのマップをつくることで、そうした作業時間を減らし、もっと本質的なアイデアや提案部分に時間を使うことができるようになるのではないかと思いました。

多くの人が戦略の全体像が見えないままにフレームワークを使ってしまう課題に対して、少しでも理解が進み、本質的なフレームワークの理解と活用につなげることができたら幸いです。

ここまで見ていただきありがとうございます。よければ、ぜひお求めください。

販売開始してから

販売開始して数日が経ちましたが、さっそく何人もの方に購入いただきました。購入いただいた方、本当にありがとうございます。

先日、「はたして図解は売れるのか?」というnote記事を書きました。
これからの活動の所信表明にもなっているので、もしまだ読んでいない方は、ぜひ見ていただけると嬉しいです。

戦略マップは、この問いに答えるための一つの答えです。

断片化された情報を価値あるものに統合し、構造化し、図解によって可視化し、しっかり売る。図解総研では、これを続けていきたいと思います。そのための活動資金になるので、買ってもらえると喜びます。

最後にもう一度戦略マップのページのリンクを貼っておきます。

ここまで見ていただいてありがとうございました。

最後までお読みいただきありがとうございます。サポートは「図解総研」の活動費として使わせていただきます!