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夏風邪の正体について

 今年はお盆入り直前に3連休があり、お盆明け直後に土日がありましたので、9連休を享受された方が多く、実質的なお仕事モードは19日からとなりました。年に数度しかないホリデーシーズンは、ビジネスパーソンにとって貴重なリフレッシュの機会です。一方、長距離移動の疲れや、室内外の温度差による自律神経の乱れや、食欲不振などにより慢性的な疲労に陥りやすく、心身が不安定になりやすい時期でもあります。
 今回は弊社の最新情報と、この時期に流行する、いわゆる 「夏風邪」 に関する情報をお知らせします。


〔1〕 備前化成の最新情報

 政策目標達成のための事業として採択され補助金を受けるなど、独創的で有望な研究開発や事業運営に期待が集まっています。次の ▶ 印のリンクから弊社のホームページをご参照ください。

▶ 食品技術シンポジウム 「岡山発! 健康とおいしさの食品開発」 が開催されます(8月27日)
 岡山県地域産業活性化基金事業の食品技術シンポジウムに弊社の研究開発本部長が登壇いたします。

▶ SACニンニクの研究開発計画が「成長型中小企業等研究開発支援事業」 に採択されました
 弊社は、独自の食品素材「SACニンニク」の多彩なポテンシャルを具現化すべく、日夜機能性研究の深耕に励んでおります。この研究開発計画が認められ標記の事業に採択されました。

〔2〕 風邪の代表的な症状、経過、流行時期について

◆ 風邪は医学用語で 「急性上気道炎」 といい、代表的な症状は、 「鼻水・鼻づまり」 「のどの痛み」 「せき」 の3つです。その他、微熱、くしゃみ、倦怠感、頭痛などを伴う場合があります。

◆ 風邪の8~9割はウイルスが原因で発症します。一般的にウイルスが侵入して10~12時間で症状が出始め、2~3日後に症状のピークを迎え、7~10日で消失する、という経過をたどります。

◆ 風邪の原因となるウイルスは200種以上あり、ウイルスの種類により適した生存条件は異なります。最も流行するのは乾燥した冬の季節ですが、高温多湿の夏を好むウイルスもいて、いわゆる夏風邪(表1)を引き起こします。

◆ 夏風邪は大人よりも児童がかかりやすく、重い症状を伴うものもあるため、親御さんによる注意喚起が望まれます。プールサイドでの戯れによる感染者との密な接触や、タオルの共用などにより集団感染になることから 「プール熱」 の異名があります。

【参考情報】
・ 裴 英洙(2018) 「医者が教えてくれない風邪の正体」 『一流の人はなぜ風邪をひかないのか?』 ダイヤモンド社.
・ 「咽頭結膜熱について」 『政策について』 厚生労働省ウェブサイト.

〔3〕 盛夏にも免疫力を維持するためのキーワード

 主なキーワードと、関連する食品素材をご紹介します。次の ▶ 印のリンクから弊社のホームページをご参照ください。

(1) 栄養バランス(例:亜鉛)

 亜鉛は免疫における細胞間の情報伝達物質として働いています(1)。また、免疫に関する組織や細胞において重要な役割がありますので、亜鉛が不足すると免疫系の活性が弱まってしまいます(2)。

【参考情報】
(1)Kitamura H, Morikawa H, Kamon H, et al.: Toll-like receptor-mediated regulation of zinc homeostasis influences dendritic cell function. Nat Immunol 2006; 7: 971-977.
(2)Shankar AH et al.: Zinc and immune function: the biological basis of altered resistance to infection. Am J Clin Nutr 1998; 68: 447S-463S.

▶ カキエキスパウダー
 亜鉛が豊富な食材の代表として 「カキ」 があります。カキはタウリン、グリコーゲンなどの栄養素も豊富に含んでいるため、別名 「海のミルク」と呼ばれ、様々な健康機能性が知られています(図1)。

図1 アルコール代謝活性向上効果         図2 アセトアルデヒド代謝活性向上効果

(2) 抗疲労

▶ SACニンニク (機能性表示食品 対応素材)
 疲労の蓄積は免疫力の大敵です。弊社の素材 「SACニンニク」 は一時的な疲労感の軽減に有効です。その他、SAC(S-アリルシステイン)について多彩な健康機能性が報告されています(図3)。

図3 SACの多彩な健康機能性

(3)口腔機能の維持、改善

▶ L8020乳酸菌SD末
 口腔機能の衰えは 栄養素の摂取を妨げ、免疫力の低下を招きます。L8020乳酸菌由来の抗菌物質は歯周病菌や虫歯菌の増殖を抑制し、口内環境を整えます。
 製剤技術 ▶ B-MoG
 口腔ケア成分をお口に長く留めて、機能性を最大限に発揮させる技術、 「B-MoG」 (ビーモグ)との併用もオススメです。

(4)免疫力向上(癌増殖抑制)

▶ アガリクスエキス末
 アガリクスブラゼイはブラジル・サンパウロ郊外のピエダーデ地方に自生するキノコです(図5)。この地方に癌をはじめとする生活習慣病の発生率が少ないのは、このキノコを含む食習慣によるものと言われています。
 癌細胞(Sarcoma180)を移植したマウスにアガリクスブラゼイエキスを与える試験により、強い免疫力向上(癌増殖抑制)効果が認められました(図4)。

図4 がん増殖抑制効果(マウス)      図5 アガリクスブラゼイ

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