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(Ch3-1)職種研究の前に組織図を知っておこう

営業・経理・エンジニア・開発職など、この世に存在する職種は多岐に渡ります。
一つ一つの職種を調べていくことも大事ですが、会社の組織図も頭に入れておくと、組織で働くという事をよりイメージしやすくなります。

組織図とは

とある製造業の組織図を表すと下図になります。
(※この企業はあくまで架空の企業となります。)

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利益を最大化する為に組織された団体が、営利企業です。
社長含め2,3人で上記に表した機能を全て担う小規模企業もあれば、数万人もの大人数がそれぞれの才能や得意な事に注力して業務を行う大手企業もあります。

企業活動は、

市場調査
  ⬇︎
戦略策定
  ⬇︎
商材(商品)を企画・製作
  ⬇︎
広告宣伝
  ⬇︎
営業・販売・アフターフォロー
  ⬇︎
業績確認・評価
  ⬇︎
新規サービスの検討
  ⬇︎
市場調査

といった流れを繰り返します。

職種研究の際、各職種を調べた時に自分の周りやドラマなどを参考に、その職種で働いている人のイメージを作り、組織図に当てていくと企業で働くイメージが更に具体的になります。
(顔 [似顔絵でも写真でも人の顔がイメージ出来れば何でも可]、名前、出身学部、性格、趣味など、約1分で行う他己紹介を作るイメージです。)

組織図の種類


組織はざっくりと分けると、3種類あります。
『機能別組織』『事業部制組織』『マトリックス組織』になります。


『機能別組織』とは

上の図で表現しているような組織になります。それぞれの部に役割機能(開発・営業・管理etc)を持たせます。事業形態が単純な事業に適した企業が採用する組織形態です。
(上記図で示した組織図になります。)


『事業部制組織』とは

製品別、顧客別に事業単位を区切った組織になります。顧客や製品の特性、ビジネスの仕組みが異なる事業を複数運営する企業が採用する組織形態です。


『マトリックス組織』とは

機能別と事業部制をマトリックスにした組織形態になります。


どの組織形態が優れているという訳ではなく、どの組織形態にもメリット・デメリットがあります。企業規模や事業特性、成長戦略などに合わせ企業が永久に検証・改善し続ける課題の一つが、この組織編成です。


例えば、
あなたが顧客に合わせて商談中に適切な商材を提案できる営業をしたいと思っているのであれば、機能別組織で事業運営している会社の方が希望は叶いやすいでしょう。

まとめ

今回は、まずは職種という会社全体の一部ではなく全体像を把握するために必要な組織図をお伝えしました。

職種分析だけでは、入社後に想像していた働き方と違っているなんて事も起こりかねません。
それを防ぐ為にも、組織図という知識もぜひ頭の中に入れておくと良いでしょう。

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