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社労士試験は資格学校や通信講座など使わず、3ヶ月の独学で何とかなるかもしれない

『社会保険労務士試験』は、合格率が平均して6〜7%程度で推移している資格試験ですが、今回は私が去年受験した結果の共有と勉強方法について振り返りたいと思います。

まずはじめに結果からお伝えすると、『不合格』でした。いやー、惜しかったです。選択式は合格基準をクリアしていましたが、択一式が、あと1点でした。(合格点44点に対し、結果は43点)

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資格試験は結果が全てなので、あと1点だろうが10点だろうが不合格は不合格です。

なので、これから書いていくことを実践されても、合格できますと約束はできないですが、限りなく合格には近づける内容にはなっていることは約束できます!

勉強方法


勉強方法は、大きく分けて四つあります。

1. 資格試験の学校に通う(オフライン)
2. オンラインでの資格試験教材
3. 通信教材
4. 市販テキストによる独学

私は、『4. 市販テキストによる独学』を選択しました。

独学を選択した理由は、3つです。

1. 社労士試験に対するコストを最小限にしたかったから。
2. 全問マークシート回答なので、誰かに添削してもらう必要がない試験だったから。
3. 試験勉強の開始時期が6月で、8月試験まで2ヶ月半しかなかったから、綿密なスケジュール策定など立てる必要がなかったから。

司法試験の論文試験など記述式試験があれば、独学での勉強方法には限界があるので、添削してもらえるサービスがあるモノを選択したと思います。

ただ、マークシート方式のみの場合は、暗記さえ出来れば合格できる試験だと思っています。であれば、わざわざ高いお金を払う必要はないと考え、市販テキストを選択しました。

また、試験日まで2ヶ月半くらいしか残されていないので、学校や通信教材での基本スケジュールにそもそも適合する状況に置かれていなかったので、市販テキストを半強制的に選ぶ環境でもありました。

使用教材


市販テキストは、色々な出版社が出しているので本屋で1時間くらい内容を比較して、一番見やすいテキストを選びました。見やすさを重視したのは、テキストを開きたいと思えないようなデザインだと勉強するモチベーションを保てないからです。

使ったテキストはこちら

合計で、11,520円。

通学の場合は20〜30万円、通信教材でも8万円くらいは掛かることを踏まえると、当たり前ですが、だいぶ安く抑えることができます。

テキストと問題集、過去問さえあれば十分なので、上記以外のテキストなどは購入する必要はないと思っています。試験が近くなってくると、どうしても『他の教材を買った方が良いかも』と不安になって手を出してしまいがちになりますが、その誘惑を断ち切り、問題集をもう一周、予想模試を解き直す方が絶対に良いです!

ちなみに、なぜTACのテキストを選んだのかというと、

・行間も適度なスペースが確保されていて読みやすい
・色合いも適度な配色だった
・単元毎にミニテストがあった
・TACというネームバリュー

など総合的に考えた結果ですが、今振り返って思ったのは、TACのネームバリューが一番の決め手だったと思います。

勉強期間(スケジュール)


勉強期間は、6月〜試験日までの約2ヶ月半くらいです。当時は、会社員では無かったので、比較的自由に時間を確保することができ、1日3〜4時間くらい勉強することが出来ました。土日は6時間くらい勉強時間に費やしていました。

今思えば、もっと早くから勉強をしていれば良かったと後悔していますが、試験を受けようと思って申し込み手続きを始めたのがG.Wくらいだったので、自業自得です。

スケジュール詳細

6月は教科書を一読すると決めて、脇見せず教科書だけをひたすら読みインプットに集中しました。教科書はこちら↓

7月はインプットしたものをひたすらアウトプットすることだけに集中しました。
1周目は全く覚えていないことを再確認し、記憶力の悪さに落ち込みました。ただ、『忘れる』という機能は生きるために必要な機能だから仕方ないと自分に言い聞かせて、モチベーション回復に努めました。
2周目で覚えている部分と忘れている部分を把握し、3周目は忘れている問題だけをやるという流れで問題集をフル活用しました。

8月の試験日までは、ひたすら過去問と予想模試を解き続けました。5年分の過去問と予想模試を解いていました。ちなみに、初見で問題を解いて合格点を取れたのは、1度だけでした。。。その結果も、合格点を2点上回るというギリギリでした。

二度目に解くときは、覚えている問題も多かったので、余裕で合格点をクリアできる点数は取れるので、選択肢のどこがNGなのかということを一つ一つ解説することを意識して解いていました。

まとめ

6月から勉強を始めたので、モチベーションが下がることはあまり無く、『時間がないから頑張らないとマズい』という切迫感で勉強できました。

ただ、やはり勉強時間が足りなかったと思いました。もし、5月から勉強を始めていたら、自分の弱点部分が明確に分かっていたので、その分野を重点的に勉強して、試験に臨めていたんじゃないかと後悔しています。

勉強方法に関しては、マークシート形式での資格試験であれば、市販テキストだけで十分足りるという認識は間違っていなかったと思っています。

学校や通信教材を利用するメリットは、『勉強スケジュールの管理』『疑問点を質問できる』、学校には更に『勉強を一緒に頑張る仲間ができる』というものがあると思います。

これらのメリットは、どれも勉強を続けるためのモチベーション維持に役立つ要素だと思います。なので、自分一人で勉強を続けられる人であれば、わざわざ高いお金を払わず、市販テキストで本当に十分だと思います。

個人的には、大学受験を1年間やってきた経験がある人は社会人になって勉強する習慣が無くなってしまっていたとしても、すぐに大学受験時代の習慣を取り戻せると思います。

これから社労士試験を勉強しようと思う人へ

3ヶ月くらい時間があれば、社労士試験は合格できると思います。実務を見越して知識を取りこぼしたくないという方には、圧倒的に時間が足りないと思いますが、とりあえず『合格』だけを目指して勉強したいなら十分間に合います!

試験で問われるポイントは、絞られますし、問題の作り方や正誤判定のポイントなどは問題集や予想模試、過去問を繰り返しやることで、把握できるようになります。

結局、資格試験は、

モチベーションを維持して勉強を続けられるかどうか。

これが全てです。

自分一人では勉強が続けられないタイプの人には、独学での勉強はオススメしません。高いお金を払ってでも、通学タイプの学校に通い、一緒に勉強を頑張っている人がいるということを認識できる環境に自分を置いた方が良いです。

一緒に頑張っている人がいる必要はないけど、勉強スケジュールを立てるのが苦手とか面倒だという人は、通信教材やオンライン教材を活用し、スケジュール作成・管理のためにお金を払うという選択肢の方が良いでしょう。

2021年の試験までは、まだ3ヶ月くらいあります!

今からでも勉強は間に合います!
(受験申し込みは5月末消印有効なので、申し込みはギリギリのため、まだ申し込みしていない人は急いでください。)

申し込みが間に合った人でこれから社労士試験の勉強を始める人でも、市販テキストを買って、ただひたすらに市販テキストを信じて勉強すれば合格する可能性は十分ありますので、頑張ってください!

この記事が、参考になりましたら幸いです!

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