(Ch3-2)職種研究をする時は職種の市場価値も確認した方が良い
職種を一通りした調べ、仕事内容が分かった後にもう一つ知識として持って頂きたい職種の市場価値特。違った視点から職種を見ることになるので、新たな発見があったりします。
今回は、『職種の市場価値』の調べ方について書いていきます。
市場価値の考え方
『人ではなく、『職種』という観点で市場価値を表すと、
需要(求人倍率) × 年収(平均年収)
と表現することができます。
この二つを調べる方法は、新卒用の就活サイトや記事ではなく、中途採用(転職市場)に目を向ける必要があります。中途採用市場=キャリア市場と置き換える事ができるので、自分が築きたいキャリアの価値を知っておくと入社後の後悔を生じさせることを防ぐ事が出来ます。
需要(求人倍率)の調べ方
ネットで『転職 職種 倍率』と検索すれば、転職市場でサービス展開している各社が提供してくれている情報を確認することができます。
民間ではなく国が運営しているハローワークの方が信用できるという方は、ハローワークも職種別の有効求人倍率を月ごとに公表しているので、そちらで確認できます。
民間企業が公開してくれている資料は、職種を細かく分解してくれている訳ではありません。詳細に『職種×業界』を調べたいと思った時は、転職サイトを活用しましょう。
年収(平均年収)
これも、『職種 平均年収』などで検索すれば、様々な情報を入手することができます。
これに加え、興味ある業界が、決まっているのであれば、転職サイトを活用して、『業種(業界)』と『職種』の二つで検索を掛けて求人を調べれば、業界における各種職種の賃金相場を大雑把ですが、把握できます。
この時、『未経験者歓迎』など未経験求人は省き、経験者採用での年収を確認するようにしてください。経験者採用での年収が業界全体で高めに設定されていない場合、その『業界×職種』でキャリアを積んでも給与面での伸びは期待するほどは無いと思った方が良いです。
まとめ
『総合職』での新卒入社の場合、希望した職種に配属されることが約束されている訳ではありません。
ただ、企業によっては、築いていきたいキャリア像と、それに向けての計画を面接で伝え、会社にとっても、あなた自身にとっても実現する価値があると思ってもらえれば、初期配属を決める時に希望を叶えてくれる事もあります。
しかし、
入社時に希望した職種に配属されない場合、配属される可能性がある職種の市場価値を予め確認しておくことで、希望した職種に配属されなかったとしても、その会社・業界でキャリアをスタートした後に、『こんなはずじゃなかった』と思う事を防ぐこともできるでしょう。
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