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業態進化のイメージ

同じ言葉でも人によって取りよう、感じようは違います。
例えば「まあまあ」という言葉があります。「まあまあええんちゃう」と言ったら、褒めているつもりで言ってても、別の人には「そこそこ」や「大したことない」と受け取られることもあります。

今まで聞いたことがない言葉だったらなおさらです。業態進化ってどういうこと?と質問されることがあります。事例を説明してきましたが、ちょっと趣向を変えてポジショニングマップで説明します。

1990年ごろのアメリカの高級車セダン市場のポジショニングマップです。

1980年代後半の高級車セダンのアメリカ市場

アメリカのキャデラック、リンカーンの豪華なマッチョなアメリカンとドイツのメルセデス、BMWのような質実剛健なイメージで上記のようなポジショニングマップでした。

そこでトヨタがレクサスのブランドを立ち上げるに当たり、取った戦略が静粛性、静かで低振動という軸です。

レクサスのポジショニングマップ

新しい軸を作ることでライバルにない価値を生み出すことができ、レクサスと言うブランドの基盤を作ることができました。

この新しい軸を作ることを”業態進化”と読んでいます。

これは大手企業だけの話ではなく、中小企業でもこの戦略をとることができます。お客様を支援と言う切り口で考えると新しい軸が浮き上がってきます。次回は支援するという切り口について説明させていただきます。

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