メタバースとは?入門に最適な書籍などを厳選して紹介
何を見れば、読めばメタバースの正しい理解ができるのか、WEBや本を検索してあまりにも雑多な情報に戸惑ったので、自分で読んで厳選したリストがこちら。
Amazonを見ると有象無象の解説本が出ているが、正直な所駄作が多い。ポイントを抑えるなら今回紹介した書籍をおすすめする。
Facebook→Metaの社名変更をトリガーに一気に盛り上がったメタバース。
何となくわかっているけど、理解を確認したい、より具体的に知りたい、自分でも体験してみたいという方に向けて、メタバース理解に役立つ情報を書籍中心にご紹介する。
以下のようにお届けしていく。なお発売済の書籍はKindle Unlimitedに加入していればすべて無料で読むことができるので、大変おすすめ。
文化的な背景・影響もわかる、研究者の書籍
シンプルに中身を理解するのに向く書籍
実際のサービスの使い方やユーザーの声がわかる書籍
「メタバース」という単語を生んだSF小説
今後出版予定の注目書籍
動画でわかる、ザッカーバーグの目指す未来がわかるコネクト21
文化的な背景・影響もわかる研究書籍「メタバースとは何か」
AIやITリテラシーから、ガンダム史まで幅広に著書を持つ、は中央大学国際情報学部教授の岡嶋裕史さんの本。
メタバースの中身について具体的にわかりやすく解説してくれるとともに、ここに至るまでの文化的側面も含む背景、GAFAMの取り組み、そしてメタバースが浸透した後に、個々人はどうなっていくのかが記載されている。
サービスの具体的な紹介などは薄いが、「メタバース」という概念やそれによって起こりうる変化を理解したいなら、一番オススメの書籍。
シンプルに中身を理解するのに向く「メタバース 完全初心者への徹底解説」
「メタバースとは?」という問いに一番シンプルに答えてくれるのがこちら。
定義に始まり、既にあるメタバース的なサービス、やその周辺にあるもの、メタバースを支えるVRデバイスなどの解説が丁寧にされている。
課題や今後への展望も記載されており、必要な内容をざっと把握したいという方には最もおすすめ。
大半を「中身」の説明に割いているので、とにかくメタバースとは何か?のWhatの問いを解消したい人はこちらから入るのがおすすめ。
なお、やや誤植が多い・・・
実際のサービスの使い方やユーザーの声がわかる「メタバースの歩き方」
こちらは具体的なサービスの使い方やユーザーの声が載っているのでリアルな情報や、自分でもサービスを使ってみたいという方に非常におすすめ。
VR系の有名サービスは紹介されているだけでなく、実際に登録から利用香椎までを画面のキャプチャまで含めて教えてくれる親切設計。
主要なサービス
おすすめデバイス
デバイスの用意
初期登録
利用開始
アバターを変更するには?
などなど、「自分で体験してみたい」となった際にとても助かる手引が満載だ。
また、実際にVRサービスを深く利用している方へのインタビューも複数掲載している。
よりユーザーの実態や、そこで何が起こっているのか、何を感じているのかのリアリティをつかみやすい書籍だ。
「メタバース」という単語を生んだSF小説「スノウ・クラッシュ」
「メタバース」という単語自体は、この「スノウ・クラッシュ」というSF小説から生まれている。
Neal Stephenson(ニール スティーヴンスン)によるSnow Crash「スノウ・クラッシュ」は、近未来のアメリカを描いたSF小説で、発行されたのはなんと1992年。
今から30年も前の話だ。
オンライン上の仮想世界「メタヴァース」、そこでは土地の取引も行われるなど、今のメタバースにも通ずるものがある。
日本語訳は長らく絶版だったようだが、メタバースの盛り上がりを受け、ハヤカワ文庫から新板として2022年1月に出版された。
直接的に今のメタバースを指すものではないが、ぜひ読んでおきたい1冊。
今後出版予定の注目書籍
注目領域であるメタバース領域では、これからもどんどん書籍が発行される。
2022年2月21日段階で、まだ未発売・予約受付中の書籍の中から注目の2冊をご紹介する。
(むしろこの本が決定版になる可能性もあると思う)
Cluster創業者加藤直人さんの解説本「メタバース さよならアトムの時代」
2022年4月に発売予定なのは、メタバースプラットフォームclusterを創業した加藤直人さんの書籍。
加藤さんは、Forbs Japanの「世界を変える30歳未満30人の日本人」にも選出されている。
Amazonで目次を見ると非常に良さそうな解説書だ。
mixiの笠原健治さんの推薦もついている。
第一人者による書籍ということで注目したい。
予約購読おすすめ。
トレンドキーワードの関係性もつかめる、國光宏尚さんの「メタバースとWeb3」
こちらは、ブロックチェーンやWeb3についても多くの発信をされている、元gumiで、現在は株式会社Thirdverseを運営されている國光さんの書籍。
こちらは3月に発売予定。
メタバースだけでなく、Web3やNFT、暗号資産のつながりもしっかり把握できる書籍となりそう。
こちらもメタバースに本気で取り組む経営者の書籍ということで、上の加藤さんの本と合わせて必読の教科書となりそう。
動画でザッカーバーグの目指す未来がわかる、Connect21
ここまでは書籍を紹介したが、メタバースのように体験を語るものなら動画もお勧めだ。
2021年10月にFacebook(Meta)が年次のConnectという会議で行った発表はメタバース一色だ。
長い動画なのでかいつまんでみるのが良いが、どういう世界を目指しているのかがわかる。
英語だがザッカーバーグの英語は比較的聞き取りやすいし、動画なので中身はつかみやすい。
メタバースはこれからも
FacebookがMetaに社名変更をする、というニュースをトリガーに「メタバース」というキーワードは一気に盛り上がっている。
ただ、サービス自体はまだまだこれから盛り上がる所。
非常に可能性のある領域なので、しっかりキャッチアップしていきたい。
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