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【私のNotion活用術】趣味の情報管理を効率化する方法

4月になり、新生活を始めた方も多いでしょう。そのような時期に、避けて通れないものは、自己紹介です。

私は、その場の雰囲気に応じて自己紹介の内容を変えてしまいます。もちろん、嘘は言いません。「この話はやめておこう…」というように、話す内容を制限してしまうことが度々あります。しかし、1つだけ必ず話す内容があります。それは趣味の話です。

7年ほど前から、F1(モータースポーツ)観戦を趣味としております。週末は、F1の開催状況に合わせて予定を組むようにしています。

今週末、中国でのレースが開催されます。コロナの影響で、5年ぶりの開催です。5年間あまりにも生活が激変し、正直前回のレースのことはあまり覚えていません。

5年前のレースを振り返りたい。
そのような時に役立つのが、Notionにまとめた情報管理ページです。私のNotionには、F1についてまとめたページがあり振り返りのときに利用しております。

そこで私が実際に活用しているページをもとに、Notionによる趣味の情報管理についてご紹介します。


▼ F1ページの概要

▽ サムネイル

F1管理ページのサムネイル
Canvaで作成したサムネイル

私は、基本的にNotionのページはデータベースで作成します。これは、ギャラリービューを使ってサムネイルを設定ができるからです。サムネイルは
統一性をもたせるために、Canvaで作成しています。

▽ TOPページ

F1のシーズンごとのデータとサーキットごとのデータをまとめたページが一覧表示されている
Notionで作成したF1のまとめページ

F1公式サイトから画像を使用し、各シーズンごと及びサーキットごとのページを作成しています。サーキットに関しては、今シーズン開催されるサーキットのみ表示されるようにフィルターが適用されています。

▽ シーズンページ

シーズンごとのレース結果やハイライト動画がまとめられたページ
シーズンごとに情報をまとめたページ

このページでは、各シーズンのYouTubeのハイライト動画とレースの結果をまとめています。それぞれのシーズンに対応した詳細な情報が一覧できるように設計されており、シーズンごとに過去のレースを振り返りたいときに非常に便利なリソースとなります。これにより、過去のレースの動向を追跡したり、特定のシーズンのパフォーマンスを分析したりするのが容易になります。

▽ サーキットページ

サーキットごとのレース結果やハイライト動画がまとめられたページ
サーキットごとに情報をまとめたページ

このページでは、各サーキットに関連する詳細な情報を網羅的にまとめています。具体的には、各サーキットのYouTubeハイライト動画、レースの結果、そしてサーキットの詳細情報が含まれています。これらの情報は、それぞれのレースの舞台となるサーキットの特性を理解する上で非常に有用です。また、今週末のように5年ぶりに開催されるレースのサーキット情報を振り返りたいときには、これらの情報が一目で確認できるこのページを大変重宝します。

▼ページを構成するデータベース(DB)

▽ 情報を保管する4つのデータベース

  1. シーズンDB:1シーズンを1ページとして作成

  2. サーキットDB:各サーキットごとに作成

  3. ハイライトDB:1レースごとにYoutubeを埋め込み作成

  4. レース結果DB:1レースごとに結果をコピペし作成

シーズンDBは、他の3つのデータベースの情報に基づいて構築されています。他のデータベースとの連携には、リレーション機能を使用します。

▽ リレーション機能とは?

Notionのリレーション機能は、違うデータベース間で繋がりを作る便利なツールです。これを使うと、一つのデータベースの項目を別のデータベースの項目にリンクできます。これで、関連する情報を簡単に見つけたり、項目間の繋がりを見やすくしたりできます。例えば、「シーズンDB」から「レース結果DB」へのリンクを作ると、特定のシーズンの全てのレース結果がすぐに見られます。これは、情報の探しやすさと整理を格段に向上させます。

NotionAI

(記事の内容をもとに、例えを出してくれるのでNotionAI本当に便利です)

▽ リレーション機能の活用法:【タグ】

~シーズンごとのデータをまとめたDB~


【サーキットDB】との連携で表示するもの
→各シーズンで使用するサーキット

【ハイライトDB】との連携で表示するもの
→各シーズンのハイライト
→タグは【サーキットDB】

【レース結果DB】との連携で表示するもの
→各シーズンの結果をまとめる
→タグは【サーキットDB】~サーキットごとのデータをまとめたDB~


【シーズンDB】との連携で表示するもの
→各サーキットが使用されたシーズン

【ハイライトDB】との連携で表示するもの
→各サーキットのハイライト
→タグは【シーズンDB】

【レース結果DB】との連携で表示するもの
→各サーキットのレース結果
→タグは【シーズンDB】~レースのハイライト動画をまとめたDB~


【シーズンDB】との連携で表示するもの
→タグとして利用

【サーキットDB】との連携で表示するもの
→タグとして利用~レースごとの結果をまとめたDB~


【シーズンDB】との連携で表示するもの
→タグとして利用

【サーキットDB】との連携で表示するもの
→タグとして利用
リレーション機能の活用例

リレーション機能を活用し、各データベースがどの情報を引用しているのかまとめた図解になります。ここで注目していただきたいのが、【タグ】としての活用法になります。

例を挙げて説明します。ハイライトDBというものを考えてみましょう。これは、一つ一つのレースごとにハイライト動画が埋め込まれたデータベースです。各レースがいつ、どこで行われたのかをわかりやすくするために、タグというものを使います。

タグを作成する方法はいくつかありますが、最も基本的な方法はセレクトプロパティを使うことです。これは一覧から選択する形式のプロパティで、簡単にタグを作成できます。

しかし、このデータベースでは異なる方法を採用しています。それは、「いつ」に対するタグをシーズンDBから、「どこ」に対するタグをサーキットDBから引用する方法です。これらのDBはそれぞれレースの開催シーズンと開催地を管理するために作られたデータベースです。

一見すると、どちらの方法でも同じように思えるかもしれません。しかし、実は大きな違いがあります。それは次のセクションで詳しく説明します。

▼ リレーションによるタグを使うメリット

▽ 情報の一元化

リレーションによるタグを使用すると、関連する情報を一元化しやすくなります。例えば、特定のシーズンやサーキットに関連するすぐにアクセス可能なデータベースを作成することができます。これにより、情報の探索時間が大幅に短縮されます。

▽ 情報の更新と一貫性

これが最大のメリットになります。
リレーションによるタグを使用すると、情報の更新が容易になります。一つの場所で情報を更新すると、リンクされたすべての項目が自動的に更新されます。これにより、情報の一貫性と精度が保たれます。

例えば、「シーズンDB」に「2025年」のシーズンを新規追加した場合、この新規シーズンに関連付けて設定した全ての「レース結果DB」や「ハイライトDB」の項目も自動的に「2025年」のシーズン情報を持つようになります。逆に、「シーズンDB」で「2025年」の情報を修正した場合、その修正内容は自動的に関連付けられた全ての項目に反映され、情報の一貫性が保たれます。

▼ まとめ

私の趣味であるF1の情報管理を例に、Notionを使用した情報管理方法を詳しくまとめました。Notionは情報管理ツールとして非常に優れており、特にリレーション機能は強力です。しかし、この機能を初めて使う人には難しく感じるかもしれません。

そう感じたときは、まずはNotionのデータベースに情報を蓄積することから始めてみてください。各種情報をデータベースに登録し、適切なカテゴリーで整理します。この作業を通じて、Notionの基本操作に慣れることができます。

使い続けることで、「あるデータベースと別のデータベースを連携させると、情報管理がさらに楽になる」という発想に至るでしょう。これがリレーション機能の真髄であり、Notionを最大限に活用するための鍵となります。

また、Notionは自分の知識量やスキルに応じて簡単にカスタマイズできるのが魅力です。つまり、情報を効率的に管理して自分専用の知識ベースを構築することは、Notionを上手く使うための第一歩と言えます。

仕事の管理は難しいかもしれませんが、趣味の管理は誰でも手軽に始めることができます。Notionで趣味の管理を始めて、Notionライフを楽しんでみましょう!

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