キズ跡が目立ちやすい体質とは
こんにちは、植毛医の内田直宏です。
本日は、キズ跡についてお話ししていきたいと思います。
自毛植毛手術において、後頭部から毛根ごと採取して、生え際や頭頂部などに移植していきますが、採取部、移植部ともにキズ跡が比較的目立ちやすい人がおられます。
自毛植毛を受ける人たちは、必ずと言っていいほど、バレたくない、キズ跡が目立ちたくないという願望があると思います。
キズ跡が目立ちやすい代表的なものは
アトピー性皮膚炎の方
ケロイド体質の方
色黒の方>色白の方
頭皮の可動性が少ない方(進展指数が少ない方)
もともとニキビが移植部にある方
ニキビができやすい方
肌が赤くなりやすい方
皮膚が厚い方
皮脂腺が多い方
若い方(20代〜30代前半の方)
術後、運動刺激(手術部を多く動かしてしまう、炎症が惹起されやすい)
です。
特に注意するべきは、アトピー性皮膚炎の方や肌が赤くなりやすい人などは、傷跡や瘢痕が目立つ傾向にあります。
後頭部採取部においては、有毛部内に瘢痕が隠れるためあまり目立つことはありませんが、移植部周囲だと
以前のブログ 自毛植毛の副作用で記載しましたが
(https://note.com/biyou_shokumou/n/n43ecf49db23c)
pitting くぼんだキズ、ridging 隆起したキズなどがありますが、
採取を行う後頭部においても、
上図の右のように、髪をかき上げたり、注視された時に、キズ跡が目立ちやすくなる傾向にあります。
自毛植毛の手術後の症例を見ていてもキズ跡が全く目立たない方もいれば、目立つ方がいるのは上記のような理由があるのです。
では、どのような対策を行えばよいのかということですが、
実は対策が存在します。
①手術時のパンチニードルの刃の直径を小さくするという工夫
②補助的に吸引を使うことで、ニキビ発症のリスクを低くする
③専門の内服薬を使用する
植毛手術後に移植部と採取部のキズ跡をより目立たせたくない方は是非ご相談ください。
では、次回noteブログでは、皆様からご質問の多い
「ラインスリットとホールスリットに対する私自身の考え方」
について投稿しますのでお楽しみに。
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