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【症例解説㉓】自毛植毛 アルモUn-Shaven法 頭頂部300グラフト 40代男性 術後9ヶ月後〜頭頂部症例〜【最小限の株数で最大限の効果を出すには】

こんにちは。アルモ形成クリニック 院長の内田直宏です。
今回は症例解説シリーズの第23段で頭頂部のモニター様となります。
患者様は40代の男性で、頭頂部の透け感が気になるということでご来院されました。

通常男性の植毛は生え際が多く、前頭部から頭頂部にかけてのモニター症例はあまりないのでお悩みの方もご参考にしていただけましたら幸いです。

頭頂部植毛は、既存毛間植毛および太い毛髪の選定が手術のポイントになります。「入れすぎてもダメ、入れなさすぎもダメ」という比較的難易度が高い場所となります。

高密度に入れすぎると永久的なショックロスで脱毛症状が遷延することもありますし、入れなさすぎは当然ボリューム不足で悩むことになります。

今回は、事前相談の上、最小限のグラフト数で効果を出した症例となります。
頭頂部に対して自毛植毛300グラフト アルモUn-SHAVEN法の手術を行っております。術前、術直後、術後半年後の写真をご覧ください。

まず、術前写真からです。

術前写真

術前、頭頂部は地肌が目立ち、透け感があるのがわかります。

ご本人のご希望なども踏まえて、300グラフトを慎重に採取、選定しました。
すでにある毛髪を損傷しないように、かつ、一定の毛間距離を保ちつつスリット作成と移植手術を行っております。

続いて、術後9ヶ月の写真です。

術後9ヶ月

いかがでしょうか。
術前に比べてかなりボリュームが増えて黒黒していることがおわかりではないでしょうか。

今回のモニター様はドナー後頭部が細い毛髪が多かったため、マイクロホールスリットをメインで用いて、太い2,3本毛を多く選定し、移植しております。
傷に関しては、1年後ではかなり目立たなくなり、ボリュームも出やすい特徴があります。特に頭頂部の時には私は有用と考えております。

頭頂部から前頭部にかけてはショックロスの高リスク部位であることは以前から度々お話ししております。
手術時に必要最小限のグラフト数で、既存毛の損傷を最小限に工夫することで、術後半年の時点でショックロスが少なく、ボリュームが出てきます。
ショックロスを抑える工夫について気になる方はカウンセリング時にお尋ねください。

まだ術後半年のため、毛髪伸長も少なく、既存毛との長さの差がありますが、もっと密度感、ボリュームを実感していただけるかと思います。
それではまたお会いしましょう。

秋葉原アルモ形成クリニックはお陰様で開院1年2ヶ月が経過しております。
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