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こんにちは、アルモ形成クリニック院長の内田です。

最近、患者様からカウンセリング時によく海外植毛のワードを耳にします。
海外での植毛をこれから検討されている方も多くいらっしゃるようです。
海外植毛はとにかく価格が安いのがメリットだとは思います。

私自身、自毛植毛手術を受けており、患者様の気持ちになって改めて考えてみました。患者さんにとって確かに費用は安ければ安い方よいですよね。

海外での植毛手術の後の密度アップなど当院で修正される方も多いのですが、その時に毎回同じような思いを抱きます。「本当にそのグラフトの手術を行ったのか?」と・・・
3000グラフト手術でしたといっても、後頭部の毛髪を診察するとわかりますが、2000グラフト?と患者様が思っているよりかなり少なく採取されていることによく遭遇します。聞いてみると手術時間が3時間でしたとか、、
(2000グラフトでも早めにやっても8時間程度はかかると思います)

1グラフトの価値ってそんなに安いものなのでしょうか。
実際に簡単に算出してみました。

海外 1800株  70万円(渡航費込)→2250グラフト 採取 切断率80% 生着率 90% 密度 中
日本 1800 株 200万円 →1894グラフトの採取 切断率95% 生着率95% 密度 中〜高 

切断率で356グラフトの損失、生着率で90グラフトの損失
合計で445グラフトの損失がでてしまっていますよね。

445グラフト=200万円-70万円=130万円・・・・・①

ですから、1グラフト=2922円です。

海外植毛でもし損失が出た場合には、445グラフトその損失が出ますが、
日本のでやるよりは安い。

しかし、この445グラフトは基本的に二度と戻って来ません。
つまり、本来その人の後頭部から採取できたものが取れない損失が出ます。

皆さんは1グラフト 3000円払う価値があると思いますか?
自毛植毛により採取できるドナーは限られています。

後頭部ドナーから毛髪がこれ以上採取できない方は、1グラフト2922円ほど払っても、喉から手が出るほどほしいはずです。もちろんグラフトがたくさん取れる場合は別ですが。

ちなみにこの445グラフトは目安として片方のM字を埋められる十分な束感を出すことができます。
もし一回の手術で445グラフトも差が出てしまうと二回目以降に移植できるグラフトが当然少なくなります。

また、デザインが希望どおりにいかない、生え際の下げすぎ、思ったところに移植されていない、密度の限界など、やはり違いがでてきて、修正手術でかえってもっと高い費用がかかるケースがあるので注意が必要です。植毛手術を値段だけで選ぶというのはおすすめできません。

後頭部・側頭部の毛髪は限られているからこそ、価値があるのです。

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