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大手美容クリニック『都心vs地方』、どちらがキャリアアップに有利か?

全国にチェーン展開をしている大手美容クリニックでは、東京、横浜、名古屋、大阪の四大都市で30〜80院と密集し、集客や症例の獲得において激戦区となっています。一方、地方だと、ひとつの県に1院から多くて2院展開が基本となっていて、美容医療を求めるお客様の数に対して医師が不足している状況です。
実力や意欲の評価が医師のキャリアアップに繋がるとされる大手美容クリニック。はたしてキャリアアップにおいて都心と地方勤務では、どのように違うのか?ポイントを徹底比較してみました。


『都心vs地方』 ⇒ それぞれのメリット


【都心勤務】

激戦区である都心では、競合クリニックや同クリニックの分院との顧客獲得が激しく、多くの症例数を獲得するには個人の自己ブランディング力が必要とされます。そのため、『どのような強みを売り出していくのか?』などの、自身の魅力を発信していくスキルが重要です。また、医師との交流であったり、知識や技術向上のチャンスが多くありますが、大型院になると症例数の分散などが目立ちますので、その中でいかに活躍できるスキルやブランディング力を磨くかが重要となります。

―メリット―
▶︎有名な医師との接点が増える
▶︎一つの施術に特化したスペシャリストになれる
(例えば:埋没など目元回りの施術に特化したブランディング)
▶︎多くの医師の中で爆発的な結果を出せば、超人気ドクターになれる可能性がある

―こんな医師が向いている―
▶︎特定のスペシャリストを目指したい方
▶︎都市部での生活を基盤にしたい方


【地方勤務】
大手美容クリニックは、競合クリニックや同クリニックの分院が少ないため、地方の中でも、一番人口の多い市や街に開院されるケースが多くなります。前提としてクリニックや医師の数が少ないことがベースにあり、顧客需要が多いにも関わらず、医師の数が不足しているのが現状です。
一人の医師がお客様のあらゆる要望に応えているので、自ずと幅広いスキルが身に付き多数の症例をこなしています。また、お客様に対してじっくりと丁寧な施術が行える利点もあって、地域密着型の信頼関係も築きやすくリピーターの獲得が多い傾向にあります。結果、インセンティブ制度に反映され、収入アップに繋がっています。

―メリット―
▶︎医師1人あたりの症例数が多い
▶︎症例が多いことで、技術習得のスピードが早く、また研修スピードも速い
▶︎幅広い施術に対応できるオールラウンダーを目指せる
(例えば:目元回りから鼻の形成など美容外科から美容皮膚科まで)
▶︎症例増により、インセンティブの獲得に反映され収入が増える
▶︎症例数の獲得により、早期院長へのキャリアステップの可能性が大きい
▶︎応募医師が少ないため、都市部と比べて採用率が高い傾向にある

―こんな医師が向いている―
▶︎症例をいち早く積みたい方
▶︎早期キャリアアップを希望される方
▶︎幅広いスキルを身に着けたい方
▶︎収入を増やしたい方

『都心vs地方』 ⇒ 勤務医の実例

初期研修医を終えて3年目から入職されたお二人の医師の1年後をご紹介します。医師T氏はプライベートの生活も重視して都市部勤務に。一方、医師H氏は技術の修得を目指していたので、症例が多く見込める地方勤務をそれぞれ選んでいます。

【都心勤務_男性医師T氏】
•初期研修医明け3年目から入職  
•関東エリア 配属
•医師のタイプ/仕事を含め、生活の基盤としてプライベートも含めて重視する
〈1年後の経緯〉
3か月目で埋没を習得
⬇︎
6か月目で研修修了
⬇︎
1年後、勤務医として院の3番手として活躍中
•修得した施術/目回り・鼻・フェイスラインの施術・ヒアルロン酸注入など幅広く学ぶことができた。
•苦労した部分/医師が多いので症例数の獲得や、自己ブランディング。
一つの施術に特化したブランディングの方がよりお客様から選ばれる可能性が高くなることから、どの分野を専門とするか現在もお悩み中。

【地方勤務_男性医師H氏】
•初期研修医明け3年目から入職  
•中国・四国エリア 配属
•医師のタイプ/素直で柔軟な性格。技術修得を強く希望、症例をできるだけ多くしたい。
〈1年後の経緯〉
2か月目で埋没を習得
⬇︎
4か月目で研修修了
⬇︎
1年後、院長に抜擢される

•修得した施術/目元回りや鼻・フェイスラインの施術、ヒアルロン酸注入などと美容外科から美容皮膚科まで、幅広い施術を経験しオールジャンルに対応できるスキルを習得。
リピーターのお客様が多く、良い信頼関係が築けている。
•苦労した部分/症例数を多くこなすので基本的に多忙。独特の地域性やお客様との人間関係、プライベートでの生活も含めて、慣れるまで少し苦労した。

『都心vs地方』 ⇒ どちらがキャリアアップに有利か?

【キャリアアップに必要なこと】
大手美容クリニックの場合、研修制度がとても充実しているのでしっかり基本スキルを身につけ、その後も、分院や大規模院の院長を目指す、特化した専門技術を極める、技術指導医として育成を行うなど、医師個人の適正に合わせたキャリア構築も可能です。
また、医師だけではなく看護師やカウンセラーと共に臨機応変に対応できるチームワークがとても重要で、施術の質や顧客満足度にも反映され業績に繋がります。その意味でも周りのスタッフとのコミュニケーションが取れていることが大切になります。


【地方の美容医療市場】
実際地方の場合、男女問わず美容医療の需要がとても多い反面、医師が不足しているのが現状です。少ない医師で多数のお客様に対応しています。
医師にしてみると、自ずと多数の症例をこなすことでスキルアップし、地域色もあってお客様と一歩踏み込んだ長いお付き合いが多いので、コミュニケーション能力がかなり鍛えられます。
目標とするキャリアアップには色々ありますが、例えば、短期間で院長を目指す医師であれば、必要な条件が揃っている地方勤務は狙い目と言えます。


【迷われている時こそ、エージェントを活用】

「都市部でキャリアを積もうか…」
「地方でのキャリアを積もうか…」
自身にとってどちらが良いのか、迷うところも多いと思います。
そんな時は、弊社キャリアアドバイザーへご相談ください。
都市部から地方まで多くの紹介実績を保持し、豊富なキャリア事例をもとに、お一人お一人に沿ったキャリアプランをご提示致します。
まずは、どのクリニックがご自身にとってベストなのか、見学会を通してご検討してみてはいかがでしょうか。

https://biyou-ikyoku.com/

佐藤