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NETFLIX「宇宙を駆けるよだか」①

これずっと気になってて。

私の友人で信頼できるドラマウォッチャーA氏が、(ジャニーズWESTのファンであることを差し置く勢いで)猛烈プッシュしていたのと

私が大好きな清原果耶ちゃんが出てるっつーことで。

最近、やっと見ることができました。


いやー、面白かった。


話的には「SF×学園モノ」という感じで、しかし、テーマはなかなか重くてですね。

「人って見た目が大事なの?中身が大事なの?」っていう、まあまあカジュアルかつ頻繁に語られてきたテーマ、、なんだけど、

そこを容赦なく掘り下げちゃっているもんだからさあ大変、ドキドキワクワク壁ドンな学園モノと思って丸腰で臨んだ日には、痛い目みるよ、、

ざっくりあらすじとしては……(以下ネタバレありです要注意

性格もルックスもパーフェクトな女子高生「あゆみ」(清原果耶さん)と、ブスと言われつづけ、将来に希望を見出せない同級生の「海根さん」(富田望生さん)。

このふたりがあることをきっかけに中身が入れ替わっちゃう。

これがよくある「入れ替わりモノ」と違うのは、海根さんがあゆみを狙って、入れ替わりたいという強い願いから入れ替わったってとこ。

つまりこの入れ替わりがアクシデントなのはあゆみにとってのみ。海根さんは入れ替わろうと思って入れ替わってるので、元どおりになろうなんて、思わないんですよ。あゆみ、災難すぎるだろ……

ってところから、あゆみと仲良しの同級生男子、シロちゃん(神山智洋さん)と火賀くん(重岡大毅さん)を大いに巻き込みながら、あゆみが自分の体を取り戻すまでが全6話で描かれます。


とにかく見どころは、主演の4人のお芝居。これに尽きる。


まず清原果耶さん。

これは想像だけど、入れ替わる前のあゆみみたいなキャラが役者としては一番演じにくいんじゃないかと。だって、非のうちどころがない(って言っても天才とかじゃなくて、好感度という意味での)人間ってさ、現実味ないでしょ?

そこが嫌味なく、「まあもしかしたら私が知らんだけで、そんな子もいるのかもな??」とギリ思えるお芝居ができる人は、あまりいないんじゃないかな、、、どうでしょ。やっぱりすごいよね、彼女は。(好き)

中:海根さん 外:あゆみ の演技もすごい迫力で圧倒された、、のだけど、怒りの表現として「爪を噛む」みたいなわかりやすい演出は(原作マンガにある描写なのかもしれないけれど)余計だったんじゃないかなとは思う。無いほうがたぶん怖かったな。

怒りとか妬みみたいな強い感情をそのベクトルだけで表現すると人物がうすっぺらく感じてしまうことが多いように思う。人って「怒り100%」っていうことってなくて、そこに絶望、悔しさ、悲しみや希望がちょっぴりだけだとしても、なにかは混じっているっしょ?

海根さんという人物がちゃんと生きている人物だと思えるような演出が他にあったのかもな、と思いながら見てました。

このひっかかりは脚本にも言えるね。たぶん後述します。

②に続く。



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