プログラミングを始めた時に読んでいた本
最近、教育事業としてどういう事をやっていこうか、具体的に考える事が多くなり (そろそろ始める予定なので当然ですが)、自分が初学者だった時の事を思い返していました。
その時の事は今でも思い出せるくらい、毎日が刺激的だったのですが、その時に自分が読んでいた本を書いてみようかなと思います。
特に読むべき、という訳でも無く、「自分が影響を受けた本」くらいの意味あいで書いていきます。
root(ルート)から/(ルート)へのメッセージ―スーパーユーザーが見たひととコンピュータ
出版が古いため、内容は古いですが技能としての話よりも、システム管理者という仕事に対しての姿勢とあるべき姿が学べました。
この本は読み物 (技術を学ぶものではなく、エッセイや手記に近いです) で、事前知識が無くても軽く読めるものです (鉄道ネタが多くそこは分からない事がありますが...笑)。
また、タイピング速度に関しての話もあり、僕はこの本を読んでタイピングを鍛えました。何気に今も一番この本で役立っているのはここかも知れません。
UNIXという考え方
これも古い出版物で、扱っているネタも UNIX という、Linux のベースになったシステムの考え方の本です。
こちらも読み物になっているので、簡単に読めます (しかも 200 ページ弱という手軽さ)。
UNIX という OS が採用しているコマンドを作った時の思想や、プログラムとはこうあるべき、という思想を書いている本で、今も僕はこの考えをベースにプログラムを書きます。
プログラミングは以外と思想に依存したものなので、先人の思想を学ぶ事でなにか自分にぴったりハマるものに出会えるかもしれないですね。
ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち
ちょっと近代的な本になってきました。
Yahoo ! Store の前身を作った話が書かれています。
僕はこの本を読んでハッカー (悪い人ではなく、凄い人を指します) が生み出す作品っていうのはある意味芸術で、単に泥臭く作って動くというだけでなく、設計の美しさというものへ拘る大事さに深く感銘を受けました。
ようやくプログラマの仕事らしい話の本になりましたが、プログラミングに対しての姿勢、成果物に対しての意識、作品を世に公開するという心構えはなかなか仕事をしているだけでは意識できない部分かなと、今では感じます。
おわりに
プログラミングの勉強をこれからされる方や、すでに始めておられる方が直接的な技術の本を読んで技術を高めるだろうと思い、読み物でまとめてみました。
僕は勉強が上手くいかなかったり、単にモチベーションが沸かない事が良くあるため、そういう時に息抜きに読み物を読むようにしています。
こういう本の良いところは、自分の立場、能力が変わった時に読み返すと新しい発見がある事かなと思っています。
僕はハッカーの後ろ姿は本やインターネットでずっと追いかけ続け、今に至るので、これからも凄い人達の背中を本とインターネットに求めつづけると思います。
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