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滋賀の魅力を詰め込んだクラフトビール ~近江麦酒~

地元食材を活かした「おもしろ美味しい」クラフトビールづくりを目指す、大津市本堅田にある近江麦酒さん。
びわ湖花街道オリジナルラベルの『花街道クラフトビア』をつくって頂いていることもあり、当館でもなじみの深い醸造所です。

オンラインショップ華の蔵「夏のおすすめ」ピックアップ商品にもなっているこの近江麦酒について、今回、代表を務めていらっしゃる山下友大さんにお話を伺うことができました!
近江麦酒・クラフトビールそして滋賀県の魅力についてなど、興味深いお話をたくさんしていただきました!
ぜひご覧ください!!

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なぜ滋賀でクラフトビールなのか

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出身は兵庫県加西市。
もともと大阪でプログラマーをしていたという山下さんが滋賀県に移り住んだのは、今から17年前のこと。
仕事の傍ら、趣味で味噌やヨーグルト・納豆などを醸すことが好きだったプログラマーは、移住先で舞い込んだHP制作の依頼が元で奥様と出会うこととなります。
そして、その奥様の買ってきた『よなよなエール』の美味しさに衝撃を受けたことがきっかけでビール醸造家への道を歩むことになる、というのだから面白いものですね。
当初は「リタイア後に趣味程度にビールづくりができれば」という感覚だったようですが、勉強を深めるうちに「いま免許をとってしまおう」と思うようになり、泊まり込みで修行にも出向いたそうです。
この地でビールづくりをして分かったことは「滋賀の水はビールづくりに最適で、食材の宝庫でもある」ということ。
滋賀に来た理由を「たまたま。特に目的があったわけでもなく(笑)」と話す山下さんですが、偶然にしてはでき過ぎくらいの結果を得たといっても過言ではないでしょう。


本当は『おごと温泉ビール工房』にするつもりだった!?

続いて衝撃の事実が出てきます。
「実は『おごと温泉ビール工房』という名前にしたかったんです」
なんと、おごと温泉とのゆかりがありかけた(?)というのです!

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商標登録が認可されずでそれは実現しなかったようなのですが、これも結果として功を奏することとなります。
小規模醸造所の強みを生かして多品種醸造を続けるうち、湖西から始まったものが、野洲の鮒寿司竜王の桃と、ネタ(食材の産地)が東に広がっていき、「『近江』麦酒にしておいてよかった」と感じているそうです。
こちらもある種、運命的にすら思えてきますね。


「ビールづくり=地域の特色を表現する場所」

本来の山下さんは、直前になってからまとめて仕事をするタイプのようです。
しかし「ビールを作るのは自分ではなく酵母であって、その酵母のお世話をすることしかできない」ために、醸造を急ぐこともゆっくりすることもできない。
ビール醸造において大変なのは「時間的な余裕があまりない」ことだといいます。

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逆によかったことには「人のつながりがすごく増えたこと」を挙げていらっしゃいます。
ビールづくりを通して、地域の方や農家さん、食品会社・機械の会社・金融機関・役所の職員など、本当に多岐にわたる職種の方とかかわるようになったそうです。
大津や滋賀を支え動かしている、地域の方々とのお付き合いからも多くの刺激を得ているようでした。
ビールづくりを「地域の特色を表現する場所」と言う山下さんが、とても印象的でした!



新しいこと・面白いことにチャレンジし続ける山下さん

ここでも新型コロナウイルスの影響は大きく「ビアカフェはまだ休止中で、イベントもほぼ全滅」とのこと。
それでも「この期間があったことで、今後の方向性を考える時間ができた」といいます。
情勢の回復次第となるため開始時期はまだ未定のようですが、店舗に作った窓からのテイクアウト販売生ビールの量り売り定期購入サービス(サブスク)などの導入を計画中。

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これからチャレンジしてみたいことを伺うと「酢工場をつくりたいと思っています(笑)」と即答した山下さん。
ビールづくりでお世話になっている桃農家さんのところでは、少しの傷がある等の理由で商品にならず捨てられていく桃がたくさんあるようで、ビールではなくお酢にすればお酒が飲めない方にも届けられると思い、興味を持ちはじめたそうです。
「やりたいことや自分が面白いと思えることをずっとやっていきたい」と語る山下さんらしい、意欲的な構想ですね。
その他にも、いろいろなフルーツでのお酒づくりや、ビールづくりの講座の開講など、思い描くプランは多い様子。
もともとは大学で宇宙産業を専攻していたところから興味が移り、プログラマーからビールにたどり着いていらっしゃいます。
その好奇心からくる探求が尽きることはまだまだないようです!


女性から絶大な支持を得る『糀エール』とは

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これまで多くのビールをつくってきた山下さんにとっての最高傑作ー、それが、味のバランスと香りが抜群に良いという『糀エール』です。
「米に花」という、文字の見た目が綺麗なこともさることながら、クラフトビールのイベント等では女性のお客様からの反応がとにかく良いそう。
糀には美肌、抗酸化などの美容効果もあるとされるため、女性には嬉しいビールなのです。
おすすめの飲み方は、ワイングラスなどに注いで香りを感じながら
また注ぎたての3℃前後と、少し時間を置いた10℃前後では、違った香りを感じてもらえるそう。
是非一度は試してみたい代物です。


花街道で味わう近江麦酒のクラフトビール

この魅力たっぷりの近江麦酒『糀エール』は、当館・びわ湖花街道でも味わうことができます。
現在は館内でのお食事時限定でお出ししておりますので、ご来館頂きました際には是非お試しください。
そしてなんと『糀エール』は生ビールでもご用意できそうとのこと。
花街道で実現できるかはまだ未定ですが、この魅力的な商品のご提供に向けて調整中ですので、こちらもどうぞご期待ください!

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また、当館オリジナルラベルの『花街道クラフトビア』3種それぞれについても、おすすめポイントを山下さんに伺ってみました。
”ベルジャンホワイト”はクリーミーな味わいで、「カレーなどスパイス系にもよく合い、女性にもおすすめ」のテイスト。
ドライで酸味あるフルーティーな味わいの”セゾン”は「ビール好きな方・飲み慣れた方におすすめ」とのこと。
モルトとホップの究極のバランスが自慢の”ペールエール”は、「オールマイティさが売りでどんな料理にも合わせやすい」そうです。

ビールの魅力は「他のお酒に比べて笑顔の似合うお酒」だと語る山下さん。
その点、旅館であるびわ湖花街道は笑顔の似合う施設であるとも言え、ビールを楽しんて頂くにはうってつけの場所と言えるでしょう。


「滋賀の魅力をビールにぎゅっと・・・」

たまたまやってきた滋賀県ではありますが、今はその良さを発信する側となっている山下さん。
その魅力を「ただただ好き」と、滋賀県生まれの奥様も口を揃えていらっしゃいました。
「都会から近い自然、そして水を豊富に湛えるびわ湖があり、人も住み心地も良い」

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最後に、近江麦酒をひとことで表して頂きました!
「滋賀の魅力を、ビールにぎゅっと詰め込みました」

2018年のオープンから、まだ2年ちょっと。
これからがもっともっと楽しみな近江麦酒と山下さん。
皆さまもぜひ一度、お店を訪れてみてはいかがでしょうか。
そして、その一滴一滴(=詰め込まれた滋賀の魅力)を、じっくりと味わってほしいと思います!!

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 【近江麦酒】アクセス
公式HP // Facebook // Instagram
営業時間:毎週金曜 16:00 〜 21:00
住所:滋賀県大津市本堅田3-24-37
駐車場:2台あり
定休日:不定休

 **情報は2020年7月末時点のものです**

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【おわりに】近江麦酒の商品はコチラ★

はじめての取材は緊張づくし!
山下さんの優しい笑顔に救われました。
たくさんの興味深いお話、有難うございました!!

びわ湖花街道では、館内ではもちろん、オンラインショップでも近江麦酒の取り扱いをしております
8/1スタートの「びわ湖花街道 夏のおすすめ」キャンペーンでは期間限定の商品もございます!

↓↓↓オンラインショップ華の蔵 はこちらから ↓↓↓

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皆さま、是非一度ご覧頂きお試しください♪


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最後までご覧頂き有難うございます。
2021年12月、びわ湖花街道は滋賀の魅力を深掘りする観光情報メディア【巡る滋賀】を立ち上げました!
本記事も加筆・再構成のうえこちらに掲載しております。
ぜひご覧ください!!

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滋賀県へのご来訪、また、びわ湖花街道のご利用・ご来館も心よりお待ち申し上げております。

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