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コタロウと琵琶②

皆様いかがお過ごしでしょうか?
琵琶語りのコタロウです。

夕食時いきなりかかってきた着信

早口で話す知らない初老の男性の声・・・。


前回の記事です↓

コタロウ「もしもっ「あ!岩下さん?琵琶を習いたいと聞きました。一度聞きにきませんか?6月6日18時に熊本城の南大手門頬当て門で演奏するから来てください。17時にはいます。」

シリーズ第二回記事、早々の衝撃、今思っても、基本情報すっ飛ばしすぎでしょう。

「あっ、はい。」


あまりの唐突さに2、3度聞き返しながら、「私、筑前琵琶の小島と申します。」という言葉を聞き取り、この方、小島さんっていうのか!ん?琵琶??めっちゃ早口やん!

前日の(2009年5月17日、第15回くまもと全国邦楽コンクールの本丸御殿)コンサートで知り合った奥様からのご紹介だと理解し、「是非参ります!」との返答をしました。

この翌日すぐに行動に移し、間髪入れない早口の電話のお相手は、当時、筑前琵琶熊本旭会会長の小島 旭寶(こじま きょくほう)先生でした。

衝撃的な第一印象でした。

2009年6月6日、JTBツアーの企画で観光ツアー「熊本歴史探訪」ということでの南大手門の内部で筑前琵琶と肥後琵琶が演奏されました。

何故かバイトさんと間違えられ、駐車場整理をさせられるというハプニングも乗り越え、小島先生の控室へ。

「君が尺八をしていて、琵琶をしたいという30歳くらいの人だね!待ってたよ!」

??????

コタロウは18歳で尺八はしたことありませんが、別人かなぁなんて思いながら、コンサートでお会いした奥様方との経緯をお話ししました。

奥様方にはコタロウは30歳くらいだと思われていたようで、邦楽コンクールに出場し、予選落ちした尺八奏者という設定が小島先生の頭の中で勝手に組み込まれていたようです。当時は笑いながら、あまり気にしませんでしたが、今思えば、思い込んだら一直線みたいな先生だったなぁと振り返りますね。

ご挨拶の後、軽く演奏体験をさせていただき、音が出たことに感動したのを覚えています。自分で音が出せるって素晴らしい体験だったと思います。

その後、開演となり、ツアーの方々と一緒に演奏を聴きました。

演目は筑前琵琶「熊本城」「秋風故郷の山」肥後琵琶「菊池くずれ」だったかと思います。

まだ琵琶のびの字も知らない私はただ圧倒されたのだけを覚えています。

実は、このタイミングで将来自分が師事する先生に二人とも会っているなんて思いもしませんよね!

そしてこの時に流れるように、筑前琵琶熊本旭会に所属し、小島旭寶先生を師事し、紆余曲折ありながら、岩下 旭韻(いわした きょくいん)として活動することになりました。

そして、この筑前琵琶熊本旭会は肥後琵琶とは切っても切れない関係があるのです。

琵琶100周年記念

その関係とは一体・・・。

さて、このあといかがなりましょうか!

今日はこれにて一息と!あい、お粗末様でございます。

次回の記事です↓↓




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