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カメラマンの思考

以下の写真、構図やモデルさんの表情の変化で印象がガラッと変わって面白いと思ったので感じたことを言葉にしようと思います。


自分が感じたこと

最初に感じた事はこのあたりです。

目線の変化で、認識→心安らぐ→興味の対象が変わる
といった物語性を感じること

カメラが被写体にクローズアップすることで、何を見たいのかといった、視線の先の思考を感じられること

目線の表現、そして、どういう距離感・構図で切り取るかといったところは物語感を感じさせる表現に役に立ちそうですね。

カメラマンが実際行っていること

実際にカメラマン側が行っていることが何かというと、
構図・シャッタータイミング・現像で自分が心の中で感じた事を写し取っているのだと思います。

どこまで感覚で行うか、言語化するかは人によって違いそうですが、

  • 絵になるシーンをイメージする

  • 絵になるシーンを撮れるように移動、機材を調整する

  • 暗くないか、明るすぎないか、光の加減を意識する

  • モデルさんとのイメージの共有のためのコミニケーションを行う

  • シャッターをきる

という工程があります。
日々見たものや、他の人の写真で感じたものは、意識、無意識に蓄積されているので、特に絵になるシーンのイメージを持つこと、その共有が重要かなと感じました。

その他細かなニュアンスについての覚書

その他、写真の要素のちょっとした変化によって感じることもメモしておこうと思います。
このようなニュアンスはどこかにまとめておくと表現考えるときに訳に立ちそうですね。

目線

  • カメラを見てる

  • カメラ以外のものを見ており何を見ているかわかる

  • カメラ以外のものを見ており何をみているかわからない

距離感

  • 他人との距離感(目線を外せる距離感)

  • 知人との距離感(目線を向ける距離感)

  • 空間の広さ、奥行きがある場所か(狭いところ、背中が壁で近づいた写真とか日常じゃない距離感は日常にない雰囲気を生み出す)

  • 色鮮やかに見せる順光

  • 立体感、実在感を出すサイド光

  • 神々しく、モデルを際立たせる逆光



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