見出し画像

今年もやってきました ボジョレーヌーボーの季節

来週解禁の、この時期の風物詩、ボジョレーヌーボのご紹介です。

11月の第三木曜日が解禁日で、0時以降にその年に収穫されて、醸造が終わったばかりのワインが楽しめます。

日本で一時ブームになったのは、時差の関係で、現地フランスよりも早く飲めると話題になったからですね。通常ワインは、ある程度熟成させて出荷されるのですが、ヌーボーはぶどうを潰さないという、ちょっと特殊な作り方をしているため、短期間でフルーティなワインとなります。

また、その年の出来栄えを図るバロメーターにもなると言われています。2020年は極めて早い成熟と乾燥した夏となったようです。

今年はどこも海外に行けないので、昨日、ブルゴーニュのオンラインツアーに参加させていただいたのですが、やはり乾燥した夏と、8月というとても早い収穫のお話がでていました。赤は乾燥のため収穫量も少なめとなってしまったようです。その分、熟度が高まり、出来はよいと聞いています。
どんな感じに仕上がったのか、是非、予約して、解禁日明けに、すぐに試してみたいですね。

<ワイン> ボジョレーヌーボー 2020
産地:フランス ブルゴーニュ 
タイプ:赤 辛口
ぶどう品種:ガメイ
味わい:今年収穫したぶどうでつくった新酒なので、香りもフルーティでフレッシュ、まるでぶどうジュースのような味わいです。渋みはかなり少なく、酸は高めです。少し冷やしめで楽しんでください。
合わせる料理:ワインが軽いので、合わせる料理も軽めがいいと思います。 パテや生ハムなどのおつまみ類、魚介のマリネなどとも相性がいいです。意外とお肉も和食もいけるようですよ。

ボジョレーヌーボーにしてはちょっとお高め?となっていますが、是非この生産者のワインを試していただきたいのです。

ブルゴーニュのこの生産者、実は仲田晃司さんという日本人です。ワインに対して閉鎖的フランスのブルゴーニュで日本人ならではの、職人気質とまじめさで、今ではフランスだけではなく、世界に認められる高品質なワインをつくられています。私もお会いしたことがあるのですが、とてもシャイで謙虚な方でした。

天地人というエチケットのワインも有名です。「天」の恵みによって育てられるぶどう、「地」がもたらす土地特有の味わい、そこに「人」のきめ細かな仕事が加わって完成するのがワイン。人の字が少しだけ大きく書かれているのは、「天候も土壌も自分ではどうにも出来ないけれど、人だけは違う。人は努力することでワインをもっと美味しくできるから」という仲田さんの想いを込めているからだそうです。

画像1

コロナイヤーとなった2020年。自宅でゆっくり味わいつつ、今年を振り返ってみようと思います。

そして来年は故郷のブルゴーニュに帰ることができますように。

昨日のオンラインツアーの様子。

画像2

画像3

画像4

ガイドのショッケ裕子さんから写真をいただきました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?