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2022ー23 プレミアリーグ 第8節 トッテナムvsレスター 備忘録記事

トッテナム6-2レスター

得点者(TOT)
8' 10ハリー ケイン
21' 15エリック ダイアー
47' 30ロドリゴ ベンタンクール
73' 7ソン フンミン
84' 7ソン フンミン
86' 7ソン フンミン

得点者(LEI)
6' 8ユーリ ティーレマンス
41' 10ジェームズ マディソン 

両チームのフォーメーション

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ハイライト

 遅くなりました。代表ウィーク前最後のリーグ戦となったこの試合。未だリーグ戦無敗のトッテナムは、下位に沈むレスターとホームで対戦した。

 この日のトッテナムは序盤からプレッシングに出る傾向が強め。レスターも後ろからしっかり繋ぎたい雰囲気はあったが、そこの形というのはまだまだ未完成である。そのため、まずは前から奪いに行こうという意識があったはずだ。

 しかし先に試合を動かしたのはレスターである。相手のロングボールをダビンソンが処理を誤ると、その流れから押し込まれてしまう。最終的にはダビンソンがエリア内で軽率なファウルをしてしまいPKを献上してしまった。

 このPKを一度ロリスが止めるが、ゴールラインを踏んでいなかったためやり直しに。ティーレマンスとの2度目の対峙はしっかりと決められ先手を許す。

 それでも失点から2分後。ショートコーナーからクルゼフスキの飲スイングクロスにケインが頭で合わせ直ぐさま同点とする。21分にも、ペリシッチのコーナーキックをダイアーが二アサイドで触りゴール。久々の代表選出を自ら祝うゴールで逆転に成功する。

 対するレスターは相手陣内までボールを進めるも、5-4-1で割り切って守るトッテナムの守備をなかなか崩すことが出来ない。

 このまま前半が終わるかと思ったが迎えた41分。GKのウォードからパスを繋がれるとトッテナムのハイプレスが空転。ボールを受けたデューズバリー=ホールのサイドチェンジにセセニョンが競り負けると、カスターニュにクロスを入れられ、最後はマディソンに見事なボレーシュートを決められる。

 前半を2-2で折り返したトッテナム。後半も前からプレッシングに出ると、47分にはエンディディからボールを奪ったベンタンクールが運んでシュートを決める。移籍後初ゴールとなる素晴らしい一撃は、貴重な勝ち越しゴールとなった。

 レスターの出鼻を挫くことに成功したトッテナムは59分にソンと怪我明けのロメロを投入し、レスターを突き放しに出る。

 70分にはクルゼフスキを下げてビスマを投入。ここでケインとソンを2トップにした3-5-2がお披露目になる。コンテ体制になってから、このフォーメーションになるのは今回が初だったはずだ。

 すると73分、ベンタンクールのボールカットからカウンター。ボールを受けたソンがドリブルで運び右足を振り抜いてゴール。待望の今シーズン初ゴールをマークする。

 続く84分には、ホイビュアの楔を受けたケインがソンに繋ぐと左足に持ち替えてシュートを決めて2点目。そのわずか2分後にはビスマとホイビュアでボールを奪うと、持ち出したホイビュアのスルーパスに抜けたソンが冷静に決めてハットトリックを達成。

 終わってみれば6ゴールと快勝となったトッテナム。未だ無敗で次節は首位を走るアーセナルとのノースロンドンダービーに臨む。

雑感

 トッテナムもトッテナムで頂けない部分もあったが終わってみれば6ゴールの快勝。レスターの不安定なビルドアップの隙を突きながら、カウンターアタックとセットプレーでゴールを量産した。

 正直な話しをすれば相手の力によって勝てた部分は大きい。レスター自体、押し込んでからの崩しのアイデアが無かったし、そこからボールを奪ってカウンターでひっくり返すという戦法は刺さっていた。

 そんな中でも3-5-2はかなり良かったと思う。ビルドアップの部分はまだ不透明だが、カウンターでの破壊力は抜群である。ホイビュア、ビスマ、ベンタンクールは強度もかなり高いので、そこでボールを奪うことに成功していた。ソンの1、3点目は中盤で奪ってからのカウンターであるため、この形は今後とも見ていきたい部分ではある。

 それに加えソンとベンタンクールにゴールが生まれたのは間違い無く大きな材料だったと思う。それとクルゼフスキはやっぱり必要だなとこの試合を見て強く思った。あの左足でのクロスをスペシャルな武器である。

 ただ、3-5-2にするとクルゼフスキの居場所が無くなるのが難しいところ。今後どう運用していくかには注目していきたい部分だ。

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今回は無し!


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