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2022ー23 プレミアリーグ 第27節 トッテナムvsノッティンガム・フォレスト 備忘録記事

トッテナム3-1フォレスト

得点者(TOT)
19' 10ハリー ケイン
35' 10ハリー ケイン
62' 7ソン フンミン

得点者(NFO)
81' 4ジョー ワロー

両チームのフォーメーション

ハイライト

 ここ1週間で2つのコンペティションが終了したトッテナム。残るプレミアリーグでCL出場圏への生き残りをかけて、ノッティンガム・フォレストと対戦した。

 フォレストは4-3-2-1のようなフォーメーションで試合に入る。ただ、非保持の際に2シャドーが開き気味になることが多かった。そのため、CFのジョンソンの裏でスキップやホイビュアがボールを受けられていた。

 かと言ってフォレストのスリーセンターがそこに出てくる訳では無い。どちらかと言えばシャドーの選手が絞って潰すことが約束事だったように見えるが、リンガートとギブスは外をケアしてから中に入るため、CHの選手を捕まえられずに前進を許していた。

 VARの介入により取り消しとなったリシャルリソンのゴールも浮いたスキップからの長いボールからである。フォレストとしては、前半ここを捕まえきれずに苦しんでいた印象を受けた。

 トッテナムとしてもCHが余裕を持ってボールを捌けるため前進もしやすい。よって押し込める時間が増えていく。

 そんな中で右サイドで幅を取るペドロ・ポロの存在は大きかった。配給力に優れた選手であるため、長いボールやクロスでチャンスを生み出していた。

 迎えた19分にはエリア内でセカンドボールを拾ったポロのクロスをケインが頭で合わせて先制に成功する。

 続く35分には右サイドで開いたポロがバイタルエリア内のケインにボールを入れると、スルーパスに抜け出したリシャルリソンがワローに倒されPKを獲得する。このPKをケインが沈めて前半で2点をリードする。

 フォレストもアンカーのシェルヴィをの経由しつつ前進を狙うが、崩すというよりも個人で剥がしもらいながら攻めていく感じだった。前に対戦した際の方が良いボールの動かし方が出来ていたが、この試合は常に1on1に臨む形だったので、個々の部分でストップ出来ればそこまで怖くは無かった。

 よってトッテナムが2点リードで前半を折り返す。

 後半になりフォレストはアイェウとデニスを投入し、フォーメーションを4-2-3-1に変更する。これにより、前半よりもトッテナムのCHを捕まえやすくなった印象を受けた。

 それと同時にボール保持の時間も増えるフォレストだったが、ビルドアップの部分でミスが起り、それをリシャルリソンに突かれるなどあまり良く無い展開が続く。

 そこから押し込んでも2点を先行したトッテナムの5-4-1のブロックを崩せなかったし、敵陣で失えばカウンターでひっくり返される展開となっていた。

 トッテナムとしては上手く試合をコントロールしつつ追加点を奪うフェーズに入っていく。そんな中で62分にはポロのパスを高い位置まで動き出して受けたロメロがワンタッチでリシャルリソンに送ると、最後はソン フンミンが決めてリードを3点に広げる。

 フォレストも1点を奪うために攻撃に出るかCFのジョンソンが負傷。更にジョンソンの代わりに途中出場したウッドも負傷交代するなど、アクシデントに見舞われる。

 しかし81分にコーナーキックからファーサイドに飛び込んだワローが決めて1点を返す。

 トッテナムとしては残りの時間をしっかり抑えたかったが、後半アディショナルタイムにクルゼフスキのハンドによりPKを献上する。嫌な流れが立ちこめたが、GKフォースターのセーブでこのピンチを凌ぎきって勝利。上位に喰らい付く勝ち点3を手にした。

雑感

 フォレストの試合の入り方に疑問を覚えたが、それでも隙を逃さず勝利を収めることが出来た。

 個人的にはボールを受けに行って捌くスキップがとても好印象だった。常にフリーという条件付きではあるが、ボールを迎えに行って広い方に展開したりと、パスの面でチームに大きく貢献していた。ただの走力重視のCHでは無いことを徐々に証明しつつある。

 そのスキップの展開した先にポロが待っているのも良い。幅を取りつつボールを受けたら何かしてくれる選手なので、攻撃にも厚みが増している感じはする。非保持の面もデビュー戦でバーンズにぶち抜かれた時と比べれば良くなりつつあると思う。

 クルゼフスキの調子が上がらない中で、その役割をリシャルリソンとポロで補完しあっているのは良いと思う。収め役がリシャルリソンでクロッサーがポロみたいな。この右サイドでの連携は良くなりつつあるので、今後の発展に期待していきたいところだ。

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今回はおやすみ


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