2019ー20シーズン スパーズの新加入選手の紹介
日本時間の8日25:00でプレミアリーグの移籍市場が閉まった。昨シーズン、リーグ戦4位、CL準優勝で終わったスパーズは、約1年半振りに補強を行なうことに成功。最後までアルゼンチン代表ストライカーであるディバラの獲得を目指したが、交渉は直前になり決裂。ビックサマーとまではいかなかったが、各ポジションに即戦力となる面々が加入した。
リーズFCからジャック・クラーク。フランスのリヨンからエンドンベレ。更にレアル・ベティスから買い取りオプション付きのローン移籍で、ロ・チェルソを獲得。また、フラムからUー21イングランド代表のライアン・セセニョンと契約を結んだ。クラークは、リーズにローンという形で移籍したがその他3選手は新たに新制スパーズの一員として、イングランドの地でプレーをする。
この3選手を中心にスパーズの選手紹介を行なっていく。
MF 28タンギ・エンドンベレ
オリンピック・リヨン(フランス)→完全移籍
年齢:22歳
身長:181㎝
契約:2026年
移籍金:5400万ポンド(ボーナス込みで6300万ポンド)
2017年にはフランス代表としてデビューした実力者。22歳と将来性も高いプレーヤーをスパーズはクラブの最高レコードを塗り替えて獲得に成功した。昨シーズンはリーグ1で34試合に出場。CLリーグでも8試合全てに出場(そのうち7試合が先発での出場)し、セントラル・ミッドフィルダーながら2ゴールをマークした。
プレースタイルは、昨シーズン途中で中国の広州富力に移籍したムサ・デンベレと類似している部分がある。ボールを保持すると、その屈強なフィジカルを活かして、相手をなぎ倒しながら前進していきラストパスを供給できる。
違う点を上げるならば、デンベレよりかは球離れが良く、3列目からの飛び出しで、果敢にボックス内へと侵入していくことができるところだろう。対人能力にも優れており、デンベレを失ったスパーズにとっては有り難い補強となった。
だが、いくつかのプレーシーズンマッチを見て感じたのが機動力の無さである。まだ本調子で無いという部分もあるだろうが、自陣のゴールを見て走る際は、どうしても足取りが重くなってしまうシーンが何度か見られた。スピーディーなプレーが求められるプレミアでどこまで通用するのかが見物だ。
MF 17ジオヴァニ・ロ・チェルソ
レアル・ベティス(スペイン)→ローン移籍(買い取りオプション付き)
年齢:23歳
身長:177㎝
契約:2020年
移籍金:1470万ポンド(前払い金)
あどけない顔立ちが特徴である23歳の南米産ゲームメーカー。現在もアルゼンチン代表でプレーしており、昨シーズンは公式戦で16ゴール8アシストを記録した。
チームの核である、クリスティアン・エリクセンの去就が決まらない中で、「ポスト・エリクセン」を獲得できたのはスパーズにとっては大きな補強となった。
技巧派タイプのプレーヤーで遜色の無いパスセンスとピッチを縦横無尽に駆け抜けることが出来るのが特徴だ。どちらかと言えば、ボックストゥボックスに近いようなタイプではあるが、気がつけば相手陣地のボックス内へと飛び出し強烈なシュートを叩き込むことが出来る。
守備もそつなくこなすが、肉弾戦のプレミアの中で彼のボディバランスがどこまで通用するかは未知数。南米のプレーヤーであるため、足腰にはそこまでの不安は無いが「やってみなければ分からない」というお決まりは着いてくるだろう。
スパーズジャパンの記事によると
ジオバニ・ロチェルソは、やや難解な方法だった。7月時点では、6800万ポンドがレアル・ベティスの要求額だった。
しかし、レビィはスタジアムの建設費用を工面しなければならないため、使い慣れた移籍マーケットの期限ぎりぎりでの瀬戸際戦術によって、より良い条件での交渉を行うことを狙っていた。
トッテナムは、当初シーズン・ローンによる移籍を設定し、そのローン費として1470万ポンドしか前払いしない。そして、プレミアリーグで来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を逃したら、買取義務を免除される条項を締結した。
順当にチャンピオンズリーグ出場権を得た場合は、ローン費に加えて買取義務として相応の移籍金を支払う必要が発生するが、UEFAチャンピオンズリーグに出場することでの収益が確定するため、その移籍金は相殺することができるだろう。
と書かれている通り、当初よりも安い額で獲得できたことが大きい。問題は、買い取りオプションが行使されないまま、来季で契約が切れるエリクセンがフリーで移籍してしまうことだ。
とにかく彼には精一杯プレーをしてもらい、CL進出に貢献したもらいたい。
MF 19ライアン・セセニョン
フラム(イングランド)→完全移籍
年齢:19歳
身長:178㎝
契約:2025年
移籍金:2500万ポンド
ベイル2世とも謳われる若きサイドアタッカー。昨シーズンは、フラムで35試合に出場。左サイドを主戦場としているが、シャドーの位置や右サイドなど幅広いポジションでプレーをした。
そんな彼の持ち味は、なんと言ってもスピードである。左サイドを駆け抜け、相手DFを置き去りにする瞬発力は若き時代のベイルそのもの。また、縦を塞がれても強引に突破する力を持っている。それと相手の守備網を突破するキーパス入れられるのも武器であり、アシスト数は10代の中で2番目に多い数字だった。ただの脳筋プレーヤーでは無く、インテリジェンスに溢れたタイプだ。
まだ、19歳ということで荒削りな部分があり守備面ではかなりの不安要素がある。それでも、将来性があるプレーヤーを2500万ポンドという破格の値段で手に入れられたことは大きなポイントだ。
筆者の予想としては左のSBやWBで多くプレーすることになると予想。契約を延長したベン・デイヴィスや、ワトフォードとの移籍が破談になったダニー・ローズと争うことになるが、若き才能あるプレーヤーがどこまでのし上がることが出来るかが楽しみだ。
今シーズンのスパーズのスカッド
GK
1ウーゴ・ロリス
22パウロ・ガッサーニガ
DF
3ダニー・ローズ
4トビー・アルデルヴァイレルト
5ヤン・フェルトンゲン
6ダビンソン・サンチェス
16カイル・ウォーカー=ピータース
21フアン・フォイス
24セルジュ・オーリエ
33ベン・デイヴィス
MF
8ハリー・ウィンクス
11エリク・ラメラ
12ヴィクター・ワニャマ
15エリック・ダイアー
17ムサ・シソコ
18ジョヴァニ・ロ・チェルソ
19ライアン・セセニョン
20デレ・アリ
23クリスティアン・エリクセン
27ルーカス・モウラ
28タンギ・エンドンベレ
29オリヴァー・スキップ
FW
7ソン・フンミン
10ハリーケイン
その他の選手は時間があるとき書きます!
COYS!!!
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