見出し画像

2022ー23 UEFAチャンピオンズリーグ グループD 第1節 トッテナムvsマルセイユ 備忘録記事

トッテナム2-0マルセイユ

得点者(TOT)
76' 9リシャルリソン
81' 9リシャルリソン

得点者(MAR)
なし 

両チームのフォーメーション

画像1

ハイライト

 ついに始まった2022ー23シーズンのチャンピオンズリーグ。トッテナムは、マルセイユ、フランクフルト、スポルティングと同じグループDに入った。

 そんな中で迎えた初戦はホームでフランスのマルセイユを対戦。お互いに3-4-2-1を採用したミラーゲームとなっている。

 この試合も前節のフラム戦同様に、ダイアーが一列前に出て、HVのロメロとラングレ+ロリスでビルドアップを行なっていた。

 また、後ろから丁寧に繋ぐ際に前に出たダイアーがケインからの落としを受けるというとんでも現象が幾つか起っていた。スリーバックの真ん中がCFのからのレイオフで前を向く光景は正直異様だった。

 また、ダイアーが出て行く分、ベンタンクールが落ちてくる仕組みにもなっていた。配給力の面で言えば、間違い無くダイアーよりベンタンクールの方が優れている。そのため、彼がワンタッチで前線に繋げることで、ビルドアップに成り立たせていた印象を受けた。

 マルセイユは撤退時には5-4-1のブロックを組んで守る形を採用。ただ、ボールを持つトッテナムのCHに対してCHが出て行く仕組みになっているため、中盤で穴が空きやすい。ましてや、横のスライドもそんなに速く無いので、縦に入れられることが多かった。

 また、ケインとリシャルリソンの所で相手DFを背負えるのもポイント。そこで起点を作ることは容易に出来ていた。

 一方でマルセイユのボール保持はかなりキツかった。まず、押し込まれても陣地回復の手段が無かったこと。昨年まではポーランド代表のミリクがCFを務めていたが、この夏にユベントスに移籍している。ここで起点作りを出来るCFが居ないのは正直大きかったと思う。

 そのため前進する手段が地道なビルドアップになるのだが、ここで変化をつけたりしなかったため、常に「1枚剥がせないとキツい!」というシーンが続いていた。

 0-0で迎えた後半開始早々に大きなスペースに抜け出したソンをムベンバがたまらずファウル。これがDOGSOという判定を受け、1発退場となる。このシーンもリシャルリソンがボールを収めて起点を作った所からの疑似カウンター的な攻撃であった。

 マルセイユはバレルディを投入した5-3-1のブロックを組んで守る。ここもアクマで5バックで守り抜くという感じで有る。

 トッテナムは61分にエメルソンを下げてクルゼフスキを投入。右からのカットインと左足を武器にチャンスを幾つか作っていた。

 それでも先制点が生まれたのは左サイドの方である。76分にペリシッチのクロスをゴール前に待ち構えていたリシャルリソンが頭で合わせてゴール。待望の移籍後初ゴールは貴重な先制点となった。

 その5分後には、コーナー崩れからホイビュアがクロスを入れると、またもリシャルリソンが頭で合わせてゴール。この2点を最後まで守り抜き、トッテナムは初戦を勝利で飾った。

雑感

 力の差的にも勝たなきゃいけない試合だったと思う。そういう試合を落とさなかったのは非常に大きい。

 やはりケインとリシャルリソンはかなり相手DFを背負える。そこで1つ起点が作れれば疑似カウンターも発動しやすくなる。ここはフラム戦と同じような流れである。

 それと、リシャルリソンに待望の移籍後初ゴールが生まれたのも大きい。ここからゴールを量産して欲しいところだ。

見返しツイート


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?