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僕らの物足りなさを埋めてくれたのは『部活感』でした

ビットキーの魅力を一人ひとりの語りから紡ぎ出していくシリーズ「What's your "KEY"」。今回は社員同士の対談から見えた、ビットキーらしさをお届けします。

登場するのは、大型案件の導入前後をサポートしている坂越さんと森田さんです。お二人とも学生時代にスポーツにのめり込み、大手企業へ新卒入社。その後、「物足りなさ」を理由に転職を決意し、ビットキーに入社しました。入社時から現在まで、顧客の成功のため最前線に立ち続けているお二人は、何に物足りなさを感じ、なぜビットキーで働くことを選んだのでしょう。その理由に迫りました。

左から森田さん、坂越さん

森田 隆之(写真左)

横浜国立大学に入学し剣道部に所属。神奈川県学生剣道連盟の幹事長を務める。卒業後は大手電機メーカーに入社。転職後、ビットキーではCSとしてスタートし、大阪拠点の立ち上げや大型プロジェクトのPMを経験。現在は大阪を離れ、東京にて勤務。Home事業の大型案件を中心に、homehub導入前後のサポートに従事。

坂越 祐紀(写真右)

幼少期からサッカーを始め、成蹊大学ではサッカー部に所属。在学中にカナダ留学を経験し、新卒で大手鉄鋼メーカーに入社。CSとしてビットキーに入社し、workhubの導入を中心にさまざまなプロジェクトに参画。現在はWorkspace事業の大型案件を中心に、workhub導入前後のサポートに従事。

不完全燃焼の日々が転職の契機に

── ビットキー入社前はどのようなお仕事をしていましたか?

森田:僕は「人工衛星に関わる仕事がしたい」という思いで大手電機メーカーに入社しました。希望通りの配属とはなりませんでしたが、携帯基地局の営業担当としてキャリアをスタートし、3年勤めました。社会人1年目は専門知識がなく苦戦しつつも、2、3年経った頃には事業をリードするポジションを任せていただきました。

坂越:僕は「モノづくりを盛り上げたい」という理由で、大手鉄鋼メーカーに入社しました。希望通りの配属だったので、入社当時のモチベーションはかなり高かったと思います。大手自動車部品メーカー向けの営業として2年勤めました。

── 森田さんは希望通りの配属ではなかったものの、数年で事業をリードする立場へ。坂越さんは最初から希望する配属先へ。順調に見えますが、そこからなぜ転職を考えられたのでしょう?

森田:一言で言うと、「物足りなさ」が理由です。

坂越:僕も、森田さんと同じですね。

── 「物足りなさ」とは、具体的にどういったことでしょうか?

森田:僕が携わっていた携帯基地局は事業として既に成長していたため、自分の力で切り拓いている感覚が持てなくて。もっと、「自分が事業を成長させてるんだ!」という実感がほしかったんです。
あとは、「部活のようなチームで働きたい」という気持ちが強くなっていったのも理由です。僕は学生時代に剣道漬けの日々を送っていたこともあり、みんなで目標に向かって頑張るのが好きなタイプです。前職でも個人単位で見るとポジティブで熱量の高い方はたくさんいましたが、「部活っぽいか」といったらそういうわけでもなくて。それが、漠然とした「物足りなさ」につながってしまったのかもしれません。僕が熱すぎるのかもしれませんが(笑)。

坂越:僕もスポーツをやっていたので、その気持ちはめちゃくちゃ分かります。

── 坂越さんも、サッカーに情熱を傾けていたそうですね。

坂越:はい。幼少期からサッカーにのめり込んでいたので、切磋琢磨し合う環境がスタンダードになっていました。しかし、前職の所属していた部署では40〜50代が中心のメンバー構成で、仲間とサッカーに熱中する環境というより大人の落ち着いた環境だったんですよね。そこに対していつも心のどこかでモヤモヤしていたように思います。自分は20年後、どんな場所で、どんな活躍をしたいのか。そんなことを考えたときに、自然と「ここじゃないのかもしれない」と思うようになりました。

── 大手企業でキャリアを積むチケットを捨てることに、不安はなかったですか?

森田:悩みはしました。周りの方は優秀でしたし、働く上では申し分ない環境だったと思います。でも、「このままでいいのか」という思いを捨てきれず、スタートアップに飛び込む決意を固めました。

坂越:前職は残業もなく、数年後には海外転勤も可能で、給与も順調に上がっていく環境です。魅力もたくさんあったので、迷わなかったと言ったら嘘になります。しかしそれ以上に、「このままでいいのか」という思いを隠しながら仕事をするほうがキツいなと思いました。自分が大切にしたいのは、成長。そして、チーム一丸となって、「部活」のような感覚で仕事ができる環境。 社会人になって2、3年が経ち、キャリアで大事にしたいことが見えてきたんです。

良くも悪くも、大きかったギャップ

── ビットキー入社後は、スムーズに業務に取り組めましたか。

坂越:前職とはカルチャーや使用するツールなど何もかもが違ったので、まずは環境に慣れることに必死でした。

森田:最初はかなり大変でしたよね(笑)。

坂越:いやーハードでした(笑)。入社したタイミングで緊急事態宣言のためにリモートワークへ移行したので、キャッチアップにも苦労した記憶があります。

森田:CSとして業務を開始し、最初は当時ローンチしたてのプロダクトの導入を担当したんですけど、まだ製品が不安定でうまくいかないことも多くて。最初の数ヶ月はやる気だけでなんとか乗り切っていました。

坂越:僕はCSとして現場に出る前に、マネージャーにロープレをしてもらったんです。そこでもらった評価はなんと「30点」……。幸先のよいスタートとはいかなかったです(笑)。

── 入社当初はさまざまな苦労を経験されたんですね。反対に、いい意味でのギャップはありましたか。

坂越:たくさんありました。特に人の優秀さに驚きました。能力が高いというのもそうですが、とにかく目的意識の強い方が多いです。「このミーティングの目的は何なのか」を考えてしっかり準備したり、資料のクオリティを突き詰めたり、一つひとつの水準が高いんです。

森田:すごいわかります!みなさん「なんとなくやる」といった適当さがないんですよ。マネージャーに「森田はどういう意志を持っているの?」と聞かれて、ハッとしたことがありました。「お客様がそう言っていたから」という理由で思考を停止させていたことに気付かされた瞬間でした。目的意識と高水準を求め続けるのはビットキーならではの文化なんじゃないかと思います。

成功を追い続けたから得られた、顧客の信頼

── これまでを振り返って、大変だったことと、それを乗り越えたエピソードを教えてください。

坂越:workhubが生まれた初期の頃に大失敗を経験しました。お客様の期待値を全然越えられなくて、一時的にプロジェクトを止めてしまったんです。二度と失敗してはいけないと心に固く誓った、苦い経験です。

その1年後、同じお客様に対して再度導入する機会を得ました。相当なプレッシャーでしたが、今度は当時の経験を活かし、順調にプロジェクトを推進できました。過去に失敗したのは事実なので美談にするつもりはないですが、失敗と成功両方経験したからこそ、CSとして開眼できた気がします。絶対にプロジェクトを成功させるんだ!という、強い覚悟が生まれた出来事でした。

森田:僕は大型プロジェクトでトラブルが起こったときが一番大変でした。夜な夜な資料を作成する日々が続いて、メンタルは大丈夫でしたが体力的にキツかったですね。それでも、「成功のためだ。いまが踏ん張りどきだ」と思ってやりきりました。結果的に、一度は休止したプロジェクトを再開させることができ、胸を撫で下ろしました。

── 顧客と向き合う仕事だからこその大変さがあったわけですね。

森田:そうですね。一方で、嬉しい言葉をいただくこともあります。ある日、お客様が「森田さん、私たちのために色々と頑張ってくれていること、知っているよ」という言葉をかけてくださって。大変なことは多いけど、見てくれている方がいるんだなと思いましたし、僕という人間に対して信頼を寄せてくださっているのが伝わり、感激しました。

坂越:お客様からの言葉って忘れられないですよね。僕はプロジェクトが始まったときに、「成功したら飲みに行きましょう」と言っていただき、プロジェクト終了後に「じゃあ行きましょうか!」とあらためてお誘いいただいたのが嬉しかったです。飲みに誘われたということは、「あー成功したんだな」と。無事に成功した達成感と、良い関係性が築けたんだという喜びがありました。あとは、担当しているお客様から時々、「これ、ビットキーさんでできない?」と新たな案件のお話をいただくことがあります。信頼していただけてる証かなと思うと、本当にありがたいです。

部活時代のような充実感。この仕事に全身全霊をかける

── ここまでお伺いしてきて、お二人が苦境をくぐり抜けて来たことを知りました。大変なことがあってもなお、ビットキーで働き続ける理由を率直にお聞きしたいです。

森田:ビットキーに入社して、成長した実感がすごくあるんです。いま僕は、間違いなく「自分は事業成長に貢献している」と言えます。目の前に人参をぶら下げられないと走れないタイプなので(笑)、目に見える成果があって、個人の成長を日々感じられる環境に感謝しています。

坂越:僕は成功を何度も体験できるのが楽しいと感じています。お客様の課題や要望を汲み取って、開発と連携して要望を上げて、お客様に実際に届ける。それを、2年に1回のような頻度ではなく、2週間に1回のペースで体験できているんです。前職では業種の特性上ロングスパンの案件が多かったので、在籍期間の2年で猛烈な喜びを感じたのは1回程度でした。一個一個の案件は超大型だったので単純な比較はできないですが、成功体験や喜びを感じる頻度はビットキーに入社して格段に増えましたね。それが僕の日々のモチベーションにつながっています。

── 「成長の体感」と「得られる成功体験の多さ」が働き続ける理由なのですね。

坂越:あとは事業ですね。前職は世の中に多くの影響を与えられる会社ですが、同じ事業を展開する企業はほかにもあります。しかしビットキーは、ビットキーにしかできないことをやっていると思うんです。僕が入社したタイミングではスマホでドアのカギを開けるのがメインだったのに、今では顔認証でエントランスを開けられたり、予約時間と連動して会議室のカギも顔で開けられます。本当に、多くの体験が増えました。最近では決済にも対応できるようになりましたし、どんどん新しい展開が広がっています。他社ではできないことを、ビットキーならできる。これは、僕にとってビットキーで働く大きな動機です。

森田:僕も事業には強く共感しています。「暮らす」「働く」といった身近なテーマで、新しい「当たり前」をつくれるってめっちゃ面白いと思うんです。ただ、プロダクトやサービスはまだまだ改善の余地を残しているのも正直なところ。お客様にもっと価値を感じていただけるよう、目の前のことに真摯に取り組んでいくのみです。

── 一時期抱えていた「物足りなさ」は、現在いかがでしょうか?

坂越:全く感じなくなりました。キツいときもありますが、一緒に頑張る仲間がいるので乗り越えられます。いまは充実感しかないですね。

森田:同じです。情熱を注いだ部活動のときのように、メンバーみんなで同じ熱量で前に進めています。

坂越:僕たちが求めていた場所は、きっとここだったんですね。


「What's your "KEY"」 とは

ビットキーってどんな会社ですか? 
面接などで、よく聞かれる言葉です。毎度うまく説明しようと試みますが、私たちも、十分伝えきれていない気がしています。
ビットキーには、この会社に何かしらの魅力を感じた人たちが集まっています。これまでたどってきた道は様々で、その人自身の持ち味も様々です。
いまはまだ、うまく説明できないこの会社の魅力を、彼/彼女たちの語りから感じ取ってもらうことはできないだろうか。
同時に、その人となりも伝われば。
そんな想いから、新シリーズ What’s your “KEY” を始めます。
あなたをこの会社に導いたものはなんですか?
この問いかけから、ここに集う人たちの思いや、この会社が持っているなにかが浮き彫りになれば、と思っています。

みんなにも読んでほしいですか?

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