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黒石ねぷた

東北・青森の夏は短い。真夏は北国といえど猛暑日にもなりますが、その時期がとても短いのです。そしてちょうど暑さのピークがねぶた祭りの頃。

青森ねぶたは東北三大祭りの一つで、巨大な張り子のねぶたが大太鼓やお囃子、跳ねとと共に町を練り歩く、熱気ある祭り。青森の人たちはこの日ばかりは地元に戻り、思っ切り夏の暑さを満喫しながら盛り上がるのです。ねぶたとは、眠たいが転じた言葉で、秋の収穫の前に農作業をする人たちが眠たくならないようにと始めたもの。ねぶたいもねぷたいも地方訛りの違いだそう。

青森県内にねぶた祭りは青森市だけではありません。弘前ねぷた、五所川原立佞武多の他、黒石ねぷた、平川ねぷたなど40カ所ほどで行われています。

中でも黒石ねぷたは、雪国特有の屋根付きの側道がある中町こみせ通りを50台以上のねぷたが通り、観覧する人が手を伸ばせば、届きそうな距離を通って行くのは、圧巻です。青森や弘前に比べればサイズはこぢんまりはしていますがなかなかの迫力で、何よりねぷたの数に驚きです。しかも。青森ねぶたや弘前ねぷたより黒石ねぷたの方が日程も早く、観覧席も空いているのでオススメです。

そして、ねぶたが終わると青森は秋の声が聞こえてくるのです。


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