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犀川を下って金石餃子

天気が良くて暖かかったので散歩に出かけた。

運動不足解消に午前中に3時間ほど歩こうと、9時過ぎに家を出た。先週は浅野川の上流方面を歩いたので、今週は犀川の河川敷を下流へ向かって歩くことにした。

彦三のパン屋さん「ワタナベヤ」の前を通りかかかると、陳列棚にパンドカンパーニュが置いてあったので、明日の朝食にひとつ、それと昼飯用に、蒸しパンをふたつ、豚まん風蒸しパンとキコリの蒸しパンというのを購入。

別院通りを抜けて、日航ホテルの裏をとおって、六枚町の交差点、JRの高架下を歩き市民芸術村を経由して、犀川の河川敷に出た。ここからは河川敷を下流に向かってひたすら歩く。

今日は天気が良くて暖かいからなのか、ランニングしている人が引きも切らず、自転車の人も続々と河川敷を走っている。

足の裏の感触を確かめながら、空気の流れを感じながら、歩きながら体の余分那力を抜いていくつもりで、ゆったりと歩く。次から次とランナーが追い抜いていく。あまりに多くて落ち着かないので、赤土橋から河川敷を離れて集落の中を歩く。こちらのほうが静かで落ち着いて歩ける。

金石街道にたどり着いたのが11時30分、お昼ご飯にちょうどいい時間、

金石で昼飯といえば、金石餃子を思い出した。金石餃子は10年ほど前に中国の方が始めたお店。料理の盛りがよくて、おいしいと評判になって、開店したころは何回か行ったことがあった。中国から来たばかりで日本語に不慣れなのか、メニューの番号で注文を伝えていた。お店の奥で、幼稚園か小学校低学年くらいの子供が二人遊んでいた。

せっかくなので10年ぶりに金石餃子に行ってみた。11時30分開店のすぐ後に行ったにもかかわらず、店内は既にほぼ満席。相席前提でテーブルに案内される。通常の定食は800円。特別定食で一番高いのは、海鮮炒め定食の1500円。私は鶏肉の辛子炒め定食を注文。テイクアウトの弁当も手広くやっているようで、電話で予約した弁当を取りに来る人が、次々にやってくる。

弁当と合わせて店内で食べる人の料理もまとめて作っている。カウンターで料理の様子を眺めているだけで楽しい。火炎放射器のような炎が吹き上がるコンロで、具材を大量に油通しして火を通してから、最後に甘酢あんや、チリソース、麻婆味などにささっと絡めて完成。

鶏肉の辛子炒めは、片栗粉をまぶした鶏肉と、タケノコ、にんじん、キュウリを油通しして、ピリ辛の唐辛子ソースを絡めていた。

あいかわらず料理の盛りはいい。ご飯も漫画にでてくるような山盛りの飯。お父さんお母さんと若い男女の4人でお店を切り盛りしていた。若い二人は子供たちだろう。娘さんがホールと洗い物担当。息子さんはお父さんと一緒に厨房で料理している。娘さんは日本語で注文を受けるけれど厨房へは中国語で伝えていた。子供たちは日本語と中国語の両刀遣いのようだ。

中華料理は世界どこにいっても需要はあるし、世界どこに行っても、その地の食材で中華料理を作れる。料理の腕と商売の才覚があればあ、世界中どこにいっても食っていける。日本の田舎で10年間お店が続いているというのはすごいことだ。

せっかく歩いたのに、昼飯をたらふく食べて元の木阿弥。お昼に食べるつもりだった蒸しパンは晩ご飯として食べるつもり。今日も食い過ぎ。

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