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東京出張

 東京出張のため、8時9分のかがやきに乗る。今までは、北陸新幹線は金沢始発だったので、誰もいない車両に乗り込んでいたが、今朝の新幹線は敦賀始発。金沢駅に到着したときには、3割くらいの座席に乗客が座っていた。

 今回の目的地である東武東上線の志木駅までの乗り換えが難しかった。大宮から、埼京線、武蔵野線、東武東上線と乗り換えたのだが、全く土地勘がないところで、グーグルマップだけを頼りにしていたので、どちらの方向に進む電車に乗ればいいのかがわからない。

 行き先がわかっても、電車やホームの行先の表示方法がまちまちなので、本当にこの電車で正解なのか確信がもてない。さらに東武東上線は特急やら急行、準急がいりみだれるので、行きたい志木駅に停車するのかどうかが咄嗟にはわからない。結局、乗り間違えてしまった。東武線の朝霞台駅は志木駅の隣の駅だったのに、ホームに滑り込んできた川越特急に乗ってしまい、川越まで連れて行かれた。25分のロスで待ち合わせ時間に遅刻してしまった。

 16時には出張の任務完了。東京でゆっくり飲んでから帰ろうと、19時56分東京駅発のかがやきを予約していたのだが、東京で飲んだくれて、へとへとになって金曜日の深夜に帰宅したら、週末がぐだぐだになるような気がして、急遽16時24分に変更して金沢にもどった。

 妻には、家を出る時に11時30分頃に帰ると言ってあったので、晩ご飯くらい済ませて帰ろうと、駅の「黒百合」の様子を探りにいったが、やはり週末ということもあって、満員で10人以上が行列をつくっていた。サイゼリヤでワインか、それとも居酒屋でお刺身か。とりあえず、いつも行くお店に電話したところ、席は空いてるとのことだったので、居酒屋へ。

 仕事をリタイアしたと思しき、おじさんの仲良し3人組がカウンターで盛り上がっていた。卯辰山の400年の森はもともとスキー場だったとか、常盤橋から山を登ったところにある芝生の広場は牧場だったとか、地元の人しかわからないようなトークで盛り上がっていた。

 鯖の刺身と牛すじで日本酒2合。お会計しようとしたら、筍煮があるので食べていって、とお父さんが言ってくれたので、ありがたくいただく。お父さんによれば、筍は九州や四国、和歌山など西日本のものが柔らかくて美味しいそうだ。金沢の地物のタケノコは堅いので、おいしいと思わんとおっしゃる。私は、地物が一番と思っていたので、意識して他県産のを食べたことがない。今日のは福岡産。お母さんの味付けはいつものように甘くて、筍の味がよくわからない。柔らかいような気もする。

 居酒屋から歩いて帰る途中に、セブンイレブンで、箱入り赤ワインと砂肝焼き、窯出しプリンを2個、げんこつ塩おかきを買う。家に帰ると妻はいびきかいて寝ていたので、一人でワインを飲んで風呂に入る。風呂からあがるとようやく妻が目を覚ましたので、ふたりでプリンを食べた。

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