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青春してたあの頃②

再会

高校卒業後Rくんとはsnsでのつながりはあったので近況は知ることができていました。まさかの大学が近く何度かバスが同じになることもありました。そして、たまたま同じ場所にいることを発信するとDMが来て、そこからやりとりが始まり食事へと行くことになりました。お互い彼氏彼女がいる状態でした。正直私は懐かしい高校時代の友達として会うつもりで行きましたがRくんはそうではなかったようでした。帰り道に手を触れてきて私は悪いことはできないと思い止めました。それが久々の再会でした。嬉しくも複雑な心になった日でした。

社会人になる

大学中何度か会うことはありましたが、未来のことを考えると、Rくんは上京したいと話していたため地元愛が強い自分としてはいずれ別れは来るかもしれないと思い恋愛感情を持たないようにしていました。そして、就職後まもなく私は彼氏と別れフリーになりました。その時Rくんは離れた地へと転勤していました。地元に戻ってくる時は会いましたが、進歩もなく。そして、飲みへと誘われ会うことになり楽しくお話ししていましたが終電を逃し夜を過ごす雰囲気になっていました。しかし、私は青春時代のキラキラした思い出を壊したくなくてタクシーで帰ることにしました。Rくんは寂しそうに見えました。

またね。

今でも仲が悪くなったわけではありませんが、お互いに結婚して、私には子供がいます。もし戻れるなら青春時代に戻りたいとは思いますが、私が変わらなければRくんとは同じ道を歩むこともないのだろうと思います。あまりにもすれ違いすぎて好きだと思うタイミングが同じだったらと悔しいですが、現世では結ばれない運命なんだと納得しました。Rくんのお嫁さんは羨ましいくらいにお似合いだと思います。幸せになってほしいです。Rくんが言っていた、好きな人が幸せだったらそれでいいと言っていた理由がなんとなくわかった気がします。Rくんを尊敬する人として心の中に閉まってもし来世で会えるのだとしたら一緒に過ごす時間が増えてくれたら嬉しいです。

さいごに

ここに気持ちを書いて思い出すことを終わりにして現実に向き合っていくことにしたいと思い書き始めました。今思うと、自分の自己肯定感が低いこと、環境が大きく変わることへの恐怖心が大きいことなど自分を見直す機会になりました。今でもRくんへの憧れはありますが、私のことも憧れてもらえるような人間になりたいですね。

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