ぼぎわんが来る 映画との比較
前回の記事で映画「来る」について解説しました。
こちらの映画は、原作小説がございます。
私はホラー映画が好きです。シャイニングやエクソシスト、悪魔のいけにえを敬愛していますし、劇場鑑賞でもホラーを選ぶことが多いです。
日本のホラーは海外に比べるといまいちです。俳優の悪目立ち、品の無いジャンプスケアなど、がっかりすることが多いです笑
しかし「来る」に関しては、非常によくできた作品だと思っています。
数少ない、繰り返し見ている日本ホラー作品の一つです。(「残穢」もオススメ)
海外ホラーのように、細部へのこだわりや、考察のしがい、キャラクターの魅力など、非常に見どころが多く、何度観ても飽きない、隠れた名作。
原作があることを知り、より映画を知るための手立てとして、読んでみることにしました。
ものの数時間で読むことができましたので、興味のある人はぜひ。
今回の記事では、原作を読まなければわからない、設定や、映画と小説の違いについて解説します。
小説のあらすじ
原作は、第22回ホラー小説大賞を受賞しており、著者の澤村伊智さんはこれがデビュー。何とも華々しい。
出身が大阪という点に、非常に納得しました。
というのも、「ぼぎわんが、来る」は関西の怪異や伝承をモチーフにしていることが多いからです。
また、東京の地名には「西武新宿」「上井草」「石神井公園」など、西武新宿線の地名がよく出てきました。
個人的には関西にも、西武新宿線沿線にもなじみが深いので、とても親近感をもって読み進めることができました。(私は数年前まで野方周辺に住んでました)
それではここからは、映画の謎を紐解くためのポイントや、違いについて解説していきましょう!
ぼぎわんという名前がある
映画では怪異の正体を「あれ」と呼んでいました。
原作でははっきりと「ぼぎわん」という名称で表していました。
「ぼぎわん」の名前の由来を推理していくのは、原作において結構面白いポイントなのですが、なぜカットされたのでしょう。
「IT」を意識したのかもしれませんね。
また、映画のタイトルならば、「来る」の方がシャープでカッコいいです。
映画のポスタービジュアル的にも「来る」の方がグッと締まります。
小説なら「ぼぎわんが、来る」の方がおどろおどろしさが出ていいですが。
媒体によってタイトルを変えたほうが効果的なのは、面白いですね。
真琴と野崎は付き合ってる
映画では小松菜奈さんと岡田准一さんがそれぞれ役を務める、「真琴」と「野崎」
2人は正式に交際しているようです。
ある事件をきっかけに交流を深め、そこそこ長く交際しているそうです。
野崎も子どもを作れない体
また、映画では「真琴」のみ子どもを作れないという設定でしたが、原作では、「野崎」も無精子症で子どもを作れないという設定でした。
映画でもそうだと思うと、「野崎」が、子ども好きの「真琴」をストレスに感じる点や、ラストシーンは、また違った見え方になりますね!
津田がくれたお札
ここから先はネタバレを含みますので、ブログで詳しく解説します!
かなり面白く、深い考察になっていますので、映画を観た人はぜひお読みください。
津田だけでなく、田原家がなぜ狙われるか、赤い靴の少女の正体、比嘉姉妹の秘密など、盛りだくさんです!
今日の本学
最後までお読みいただきありがとうございます!
映画「来る」と、原作小説「ぼぎわんが、来る」を比較しました。
原作を読むと、映画の背景がよりくっきりと見えてきますね。
ブログではより幅広く映画や本の情報をお伝えしています。
ぜひ遊びにいらしてください。
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