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映画大学

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映画には学びがいっぱい! 教育・家族・哲学・科学・テクノロジー・人権・歴史・お金・社会…。 本や講義と同じように、アカデミックに楽しむこともできるはず。 映画で得た知識や感動、情…
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#note感想文

ドキュメンタリー「香港革命2019」に香港の力と歴史をみました。

胸が締め付けられるような思いでドキュメンタリー「香港革命2019」を観ました。 香港の特徴香…

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私の思う是枝監督

ベイビー・ブローカーについての是枝監督のインタビュー記事。とても面白かったです。 ロベー…

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台湾のロードムービー「遠い道のり」に教えてもらったこと

2007年の台湾のロードムービー「遠い道のり」(原題:最遥遠的距離) 何気なく観たこの一本か…

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好きなことの勉強はやめられない

1980年代に芸術的かつ哲学的な映画を数々作り出した台湾ニューシネマ、その中心人物の一人に「…

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ドキュメンタリー「ウィンター・オン・ファイヤー」に思う

◆地政学的に要衝である国の宿命なのでしょうか。 2013年から2014年にかけてのウクライナの民…

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台湾映画LOVERのつぶやき【その1】台湾ニューシネマって知ってますか?

私は官能的すぎるものとスプラッター以外なら新旧、国籍を問わずなんでも観ます。大体年間200…

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台湾映画LOVERのつぶやき【その2・自国の魅力に気づかせてくれた映画たち】

◆台湾ニューシネマ以降、自国の魅力に気づいた台湾 台湾ニューシネマが終わりを迎えた1990年代後半以降、台湾はニューシネマの反動を受けたかのようにハリウッドなどのいわゆる大作のエンターテイメント映画の市場になりました。 *「台湾ニューシネマ」についてはぜひ【その1】を読んでください。 ですが、いくつかの映画をきっかけにして2000年以降、自国の良さを見直すこととなります。きっかけとなったのが「海角七号 君想う、国境の南」(2008年)や「練習曲」(2006年)たちです

台湾映画LOVERのつぶやき【その3・時代を映す鏡としての台湾映画】

◆時代を映す鏡としての台湾映画 多民族、多言語、中国本土との関係といった要素から台湾は常…

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台湾映画LOVERのつぶやき【その4・台湾の青春映画って素敵】

◆台湾の青春映画って素敵な作品が多いです。 「台湾の青春映画ってなんでこんなに良いんだろ…

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分断と繋がりの一本、ダルデンヌ監督の「その手に触れるまで」に思うこと

◆「その手に触れるまで」 カンヌ映画祭の常連ダルデンヌ兄弟監督の作品です。原題は「LE …

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映画と本はちょっと背伸びするのが良い

これまでの経験から映画と本は、ちょっと背伸びして触れるのが良いと思っています。その背伸び…

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欧米映画への感性を磨きたい方へーカイエ・デュ・シネマの「作家主義」という本

◆「カイエ・デュ・シネマ」って知ってますか。 映画を受け止めるには知識も必要、私は常々そ…

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こんなドキュメンタリーだと思わなかったーアッバス・キアロスタミ監督の「ホームワー…

◆驚きの連続でした「ホームワーク」 「桜桃の味」や「友だちのうちはどこ」で知られるイラン…

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台湾ドキュメンタリー「私たちの青春、台湾」

2014年の台湾のひまわり運動を撮ったじっくり沁みてくる良いドキュメンタリー映画でした。近隣国の現実を知ると言うことに留まらず、日本に生きる自分たちの今について考える良いきっかけになる一本だと思います。 ◆「私たちの青春、台湾」 ひまわり運動は、世界でも数少ない成功した市民による抵抗運動だと言われています。 ざっくり言えば2014年当時の親中的政策(サービス貿易協定)に異を唱えた若者たちが「台湾民主主義」実現のためのデモを行い市民もそれに賛同します。 さらに若者たちが