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映画大学

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映画には学びがいっぱい! 教育・家族・哲学・科学・テクノロジー・人権・歴史・お金・社会…。 本や講義と同じように、アカデミックに楽しむこともできるはず。 映画で得た知識や感動、情…
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#映画感想文

『ターミナル』が英語ビギナーにオススメの理由

知識より、パーソナリティ 映画『ターミナル』で、トム・ハンクス演じる主人公は英語を話せま…

bitotabi
2日前
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『マッドマックス/サンダードーム』意外と重要な繋ぎ役

『マッドマックス/サンダードーム』は、 『フュリオサ』や『デスロード』に繋がる意外と重要…

bitotabi
10日前
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『天使にラブソングを』抑圧からの解放を描く

もっと自由に。好きなことをやっていい。 Amazon Prime Videoで『天使にラブソングを』を鑑賞…

bitotabi
13日前
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『マッドマックス:フュリオサ』アニャは?ギターマンは?どーなんだい?!

この弾で おまえの理性も吹き飛ばす 映画『マッドマックス:フュリオサ』をTOHOで鑑賞。 ジ…

bitotabi
4週間前
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『おいしい給食 Road to イカメシ』おいしく楽しく食べなきゃね

映画『おいしい給食 Road to イカメシ』を鑑賞しました。 私はこの『おいしい給食』シリーズ…

bitotabi
1か月前
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『ありふれた教室』教育現場の悩みをギュギュっと濃縮!

不寛容方式 人格権の侵害 そして人種問題 教育現場の悩みは尽きない 映画『ありふれた教室…

bitotabi
1か月前
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『ミッシング』真実か親切かジャーナリズムの在り方を考える

考えすぎるくらい考えましょうよ 映画『ミッシング』を鑑賞しました。 監督は『空白』『ヒメアノ~ル』の吉田恵輔。 石原さとみを主演に迎え、オリジナル脚本で作った作品です。 『空白』もそうでしたが、悲惨な事件にあった当事者たちの心の動きや周りの冷たさのようなものを絶妙に描くので観ていて本当に辛くなります。 いい意味で、もう一度観るのはしんどいというか、エネルギーを要する作品です。それだけパワフルな作品。 本作では、大きく2つの視点に分かれます。 被害者夫婦サイドと、

『ナイト・オン・ザ・プラネット』ジンワリじわじわ。落語のような心地よさ。

5台のタクシーから生まれる、5つの物語 映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』を鑑賞しました…

bitotabi
1か月前
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『日の丸 寺山修司40年目の挑発』これは、情念の反動化への挑戦である

日の丸といったら何を思い浮かべますか? 映画『日の丸 寺山修司40年目の挑発』をAmazon Prim…

bitotabi
2か月前
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『マンティコア 怪物』怪物の正体は何だったのか【ネタバレ解説】

人間を作るのが一番難しいんだ 映画『マンティコア 怪物』をシネマートで鑑賞しました。 本…

bitotabi
2か月前
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『No.10』絶対に観てから読んでください!

何も知らないのが一番良いのです 映画『No.10』を鑑賞しました。 久々にギョッとする映画で…

bitotabi
2か月前
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ドライヤーこそ魔法使いである

あの瞳を見たかい?アンネの燃えるようなあの瞳を。 映画『怒りの日』をキネマ・ノイで鑑賞し…

bitotabi
2か月前
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『NN4444』作品に込められた不条理について解説

ホラーショートフィルム作品集『NN4444』をシネマートで鑑賞しました。 世界へ挑む4人の新鋭…

bitotabi
2か月前
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人を思いやる心・パストライブス/再会

 今年の話題作「オッペンハイマー」も「哀れなるものたち」も「デユーン・砂の砂漠2」も壮大で、ハリウッド的で、素晴らしい作品と思うものの、今回のアカデミー賞候補作のなか、「パストライブス・再会」は繊細で人が人を思う心の切なさが見事に描かれており、感心し、もっとも好きな作品でした。 パストライブス・再会 セリーヌ・ソン監督 米韓映画  物語は12歳、24歳、36歳でのノラとヘソンの物語を軸に進んでいきます。 登場人物  ノラ(グレタ・リー)・・・映画監督の父親、画家の母親