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おいしいボタニカル・アート。

 英国キュー王立植物園。
〜食を彩る植物のものがたり〜SOMPO美術館へ再訪しました。

 前回の展示会の時に、こちらの予告を知って有無を言わず前売り券を購入しました。ボタニカル・アートが大好きです。雑貨をついつい探してしまいます。集めてます。貴重な出逢いもあります。イギリスの物が何故か身の回りに多く集まって来る不思議と王族の世界観が非常に興味深くて、関連した書籍を気ままに集めて読んだりしています。


新宿は近いけど、その都度、街の発見があります。高層ビルと見上げた空。
遅めのランチは魚で。夫婦で異議なし。七草粥は食べないけど、鮭の塩焼きに大根のきんぴらで。やっぱりホッとします。炭火焼は美味しかった。
ラーメンも気になる。俺の空、夫は食べたことあるらしく「美味しいよ」と。


 外国人が増えたなあ、と思いながら歌舞伎町を歩きながら眺めて、こちら。


ここは本当に立地が良いと思う。コンパクトながら濃厚な空間で無心になれる時間。


 今回は撮影OKなブースが多めで、時間帯か来場者も割と少なくてのんびりと楽しめました。ということでその中の好きなのものを撮りました。

 作者では、ウィリアム・フッカーと、ゲオルク・ディオニシウス・エーレットが印象に残りました。

 植物画が芸術になる証。好きな者のひとりとして納得。果実の艶とか葉脈とか色彩とかリアルより美しい。『ポモナ・ロンディネンシス』とは、ロンドン園芸協会のお抱え画家だったウィリアム・フッカーが1818年に出版した書籍のこと。



 余談ですが、今、壁紙をリフォームしようと吟味中なんです。無地を見ながら、やっぱりボタニカル柄もいいなあ…と。服と同じで、色合わせ、デザイン、バランス、考えるのも楽しいです。


  こんなのを見てしまったら……


アンティークのティーセット。これはロイヤルウースター、他にもミントンやウエッジウッドや撮影出来ない展示も素敵でした。
銀製のポット。細部まで細かい飾り。テーブル(1780年)も椅子(1800年)のデザインも興味深い。
ここでモダンデザインの父、ウィリアム・モリスの壁紙も登場。
19世紀英国の正統なディナー🍽の再現。
クリスタルも輝き赤と紺の合わせ。
絵皿って改めていいな。


 今回、別に凄いなと思ったのが、この展示品のほとんどが個人蔵だということです。管理も大変だろうと思いながら、こうして鑑賞出来ることに感謝します。


ポール・セザンヌ。『りんごとナプキン』油彩(1879〜80)背景の壁紙が見事にボタニカル。


黒い蝶つがいがついた長持ちの上に、りんごと白いナプキンが並べられている。背景に描かれている葉を広げた枝は、セザンヌが当時暮らしていたアパルトマンの壁紙の模様と考えられている。画家が自由に対象や構図を選ぶことが出来る静物画をセザンヌは生涯を通じて数多く描いている。この作品でも、一見無造作に並べられたりんごは硬い質感で描かれたナプキンと共に画面上に堅牢な空間を生み出している。


ボタニカル・アート繋がりで、今年の読み始めは宮廷画家のルドゥーテ(1759〜1840)画家にありがちな苦労した人生だけど人間味があった。マリー・アントワネットや、ジョセフィーヌ(ナポレオンの皇妃)と共にフランスの激動の時代を生きた。そんな多種多彩の薔薇とそれにちなんだ物語。手のひらサイズ。監修コノサーズ・コレクション東京/中村美砂子(日本ルドゥーテ協会 副代表理事)
ミュージアムからの夕暮れ。


 絵画を見に行くと、そこに集う来館者にもさまざまな人がいます。今回は「ボタニカルおやじ」がいました。ブラックジーンズにシャツが見事なボタニカル柄。黒ベースに赤、ピンク、黄色の大きな花。「気合い入ってんな!」と思いながら、スーベニアコーナーでも再会。片っ端から手に取ってレジにて会計。フライヤーコーナーでも一切無駄な動きもせずスマートな圧で去って行きました。彼はわたしが知らないだけで有名人なんじゃないか?と思いました。夫に言ったら笑われたけど。

 ボタニカル柄のシャツ、とても派手で個性的で良かった。

 ZARAとかにありそう。探そうかな。


お土産のポストカードの一部。


次回はフランス🇫🇷ブルターニュ。モーリス・ドニ、ゴーギャンetc…"ポン=タヴァン派"カンペール美術館から来日。楽しみ✨


 アンティークのティーセットを見たせいか、ごそごそと棚から出して来たショドフのピンクポーセリン、ティーカップ&ソーサー。このピンク色は塗ったものじゃなくて素の土の色だと知り興味深く面白いなと、20年くらい前に購入。イギリスじゃなくてチェコ製。


淡いピンク色に手描きの絵付け。こんな甘めのデザインは自分にとっては珍しい、その時の直感で。普段なら選ばないから。使わなければ持っている意味ないと気づく。



 今年、カルディの福袋が当選したと夫が申し込んでいた中身に、可愛い紅茶が入っていた。コーヒー豆福袋も購入、ブルーマウンテンが入ってるやつ。


2023年記念パッケージ缶。アールグレイ。紅茶で一番好きな品種です。マリアージュのマルコポーロも好きだけど。


当時の貴婦人の間でもお茶を嗜むアフタヌーンティーの文化が広まって、現在に繋がっている。自宅で手軽に飲む時間も雰囲気いいカフェで飲む時間も癒やしの時間になりますね。


楽しかった。また今度。

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