内と外。

内側からじゃあ外側はみえないよ。
外側からじゃあ内側はみえないよ。
そうかな。
そうだね。

物事にも生き物にも いろんな側面あるね。

合う 合わない 本能って大事だよ。
感覚って 鈍ると 滞る 硬くなる。
発令されたら 耳を傾けよう。
ほんとうを 循環したいなら。


その昔 そんな経験があったこと忘れてしまってた。
当時 お似合いのふたりとか 理想的なカップルとか
もてはやされた記憶があってね。
有頂天になってた。
でも 浮気性な男でね。
優しい優しい毒を 持つ人だった。
とてつもなく 魅力的な美しい表情で
「もう二度としない」なんていうの。
やめておけばいいのにね。
上から目線でチャンスを与えた。

え?結果?
ご想像の通りよ。

でも 落ち込まなかった。
よく考えたら もう好きじゃなかった。
気持ちが無かった。
無駄な時間を過ごしたことだけ後悔して。

わたし
彼が好きだったから一緒に居たんじゃなくて
"美しい彼と一緒に居る自分"が好きだっただけだと
気がついて 声上げて 泣いた。
彼はそんなに僕を愛しているなんて…と
ウルっと来たらしくて
感動していたけど。

単なる 想い出ばなしがしたいんじゃない。

最初からズレがあったことに気づきながら
延命措置したつもりでいて
自己満足してたのは
まちがい

「離れる」健全。
あなたが悪いとか わたしが悪いとか
そんなことじゃない。
お互いに合わなかっただけ。
縁が無かっただけ。
あなたが好きとか あなたが嫌いとか
そこじゃない。
そんなことじゃない。

自分自身が最初から 気づいてたことに
蓋をして 見ないふりは
してはだめよ。

そして
「離れてくれてありがとう」が言える
生き方をしたいわね。

あなたは あなたの
わたしは わたしの
それぞれの 世界で生きていく。



#エッセイ #詩のような #フィクション #内と外 #別れた人のご多幸を #置かれた場所で咲く



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