そのアレルギー症状、食生活が原因かも
「腸脳相関」という言葉、
ポピュラーになってきましたね。
腸と脳は
自律神経系、内分泌系、免疫系の3つの経路で
双方的に繋がっていて
お互いに影響を及ぼしあっているんですよね。
緊張しすぎて、お腹が痛くなる。
便秘が続いて気分がすぐれない。
こんな感じで
精神的なストレスが腸の不調につながったり
その逆に、
腸の不調が精神的なストレスになったり。
多くの人が経験する、
こういう体験や症状は、
脳と腸が相互関係にあることを
示しているんですね。
ストレスなどが原因の
便秘や下痢、
腹痛が慢性化する過敏性腸症候群などが
腸と脳の相互作用がもたらす病気の代表例。
私も、会社員時代(そんな時代もありました)
ストレスで慢性下痢が9年も続いていたけれど、
仕事を辞めたら
キリキリ絞り込むような
腸の痛みとはサヨナラできました^^
善玉菌や悪玉菌って
聞いたことありますよね?
流行りの腸活なんかも
善玉菌を増やして腸内環境を整えるのが主流。
で、腸内環境を整えようと、
ヨーグルトを毎日摂っていらっしゃる方が
私のまわりにも結構いらっしゃるんですが・・・
これ、注意が必要でね、
ヨーグルトをはじめとする
牛乳からつくられる乳製品には
乳糖が多く含まれているんだけど、
この乳糖を消化できない人も多い。
乳糖が消化できないまま
腸へたどりついてしまうとどうなるのか?
消化不良をおこして
かえって
腸内環境を悪化させることに!
牛乳飲んでお腹がゴロゴロする、
という人は
消化不良を起こしているので
乳製品をとるのは控えたほうがいいですね~
腸内環境が悪化すると
□免疫力の低下
□血行不良
□ストレス耐性の低下
□認知症の発症リスクが上がる
□睡眠の質が下がる
ということがおきてきます。
腸内環境とは
腸の中の「善玉菌」と
「悪玉菌」のバランスのこと。
消化を助けて
免疫力を上げるなどの
働きをする「善玉菌」
消化できなかった食べ物を腐敗させ
有害物質を生み出す「悪玉菌」
このバランスが
善玉菌:悪玉菌=2:1
が理想的な腸内環境なんですよね。
これよりも悪玉菌が多くなっちゃうと
「腸内環境が悪い」と言われる状態。
腸内環境が悪いと
カビの一種、
カンジダ菌が増殖していきます。
カンジダ菌自身は
常在菌で誰もが持っている菌、
通常であれば無害なんだけど
過剰に繁殖すると、
いろんな悪さを仕掛けてきます!
口腔内で繁殖すると、
口臭がきつくなるとかなんですが
腸内で繁殖すると、
腸粘膜を傷つけ突き破り
リーキーガット(腸もれ)を引き起こします。
これ、腸粘膜に穴が空くってことだから
消化しきれなかった食べ物、菌、ウイルスなどの異物が
血液の中に侵入してしまうってこと!
ちょっと怖くないですか?
腸そのものが炎症を起こして
炎症性の腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病など)
を発症してしまったり
本来、腸で排除されるはずの
さまざまな有害物質が血液によって
いたるところに運ばれるので
これが、
花粉症やアトピー性皮膚炎を
誘発してしまったりします。
また、カンジダ菌は
二日酔いの原因物質である
「アセトアルデヒド」を
常に産生しちゃうんだって!
お酒を飲まなくても
二日酔いのような状態が常時続くってこと!
こんな状態が続くと
腸の症状だけじゃなく
慢性疲労、
うつ症状、
思考力や判断力の低下など
脳機能にも悪影響が!
恐るべし、腸脳相関!!
嘆いていてもしょうがないので、
日常生活でカンジダ菌を増殖させないために
できることをお伝えしますね!
①砂糖・グルテン・カゼインの過剰摂取を控える
カンジダ菌は、砂糖などの単純糖質を好み、
それを餌にして増殖。
甘いものがやめられないーーー、という人は
腸でカンジダ菌が繫殖している可能性がありますよ。
できるだけ精製された白い砂糖の
摂取は控えましょう。
リーキーガット(腸もれ)の原因にもなる
グルテン・カゼインも控えたほうがいいよね。
グルテンは、パンやうどん、ピザ、パスタ、
洋菓子類、カレーやシチューのルーなどに含まれているもの。
要は小麦に含まれているので
朝食にパン、ではなくお米食べましょ^^
カゼインは、牛乳やチーズなどに含まれる
リンタンパクの一種。
もちろん、前述したヨーグルトにも含まれていますよ。
どうしてもヨーグルトなどの乳製品を食べたかったら
毎日常食はやめて、たまのご褒美的な感じで
嗜好品として摂りましょう。
②生活習慣を整えること、リラックスすることでストレス対策する
自律神経のひとつ、
交感神経が過緊張(ストレス)すると
副腎からコルチゾールが分泌され、
血糖値が乱高下しやすくなり、
免疫も低下します。
ということは、カンジダ菌が増殖しやすい!
健康的な生活の基本である、
食事・運動・睡眠を整えて、
カラダを温める、趣味の時間をもつ、など
リラックスを心がけましょう。
呼吸を深めることもめっちゃ良いですよ~
③普段使いの油を変える
女性の不調の原因のひとつ、
PMS、月経困難症などは
プロスタグランジンという
炎症活性物質が影響している、
と言われています。
普段の食事で摂取する油を変えることで
痛みの軽減にもつながるので、
食事の見直しもやってみるといいですね。
おすすめの油は、MCTオイル!
MCTオイルは、抗菌・抗真菌作用があるので
腸内細菌の悪玉菌を減らしてくれますよ。
ただし、MCTオイルは加熱には向いていないので
加熱料理に使用するのは
ココナッツオイルかオリーブオイルがおススメです^^
はい、ここで若返る秘訣のおさらいーーー
腸内環境を良くしていくことが
疲れ知らずのカラダを作ります、
ということでした。
それには、
1.精製された砂糖の摂取を控える
2.小麦が原料のパン、パスタなどを控える
3.乳製品を控える
4.食事・運動・睡眠という生活習慣を整える
5.リラックスを心がける
6.日頃使用するオイルを変える
が効果的!
全部をいっぺんにやろうとすると
疲弊しちゃうので
できることからやってみましょうね~
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