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異形の月はどんな匂いがするのか

自分のキャパを独占しているのは自分だ

4:30に目が覚めたらね、誰からも連絡が来ていない安心感で、この絶対な孤独に、ちょうどいいと思った こういう夜の感じ方は本当に久しぶりで、純度の高い中高生の頃の自分を夢見る

人の胸の上に頭を置いている時、この時間とほとんど同じ気持ちになる 時計ない、太陽ない、暗視して、心臓音だけあったりなかったりする

尊敬を見出すのが本当にうまいだけで、じゃあ安い愛着ですか、少し仲がいいと思わせる


欠点を隠すのが上手くなっても駄目なので、気づいてくれる人間は好きだ まだ偽物の春なのに、これから明確に春が来るよ、でもみんなにとっては春で、着実に進んで本当になる 湖とか 行きたい

ADHD 好きな食べ物を聞かれた時に、素材の名前でしか考えられない

大半殆 太宰治

君が孤独であると、君に知られないよう、ずっとこうしていたいじゃん 異形の月
名前を呼ばなくてもいい関係 あくまで 鋭利な横顔について考えてたら生きていけるか

いちばんはじめに乗り越えた薬味 生姜

ファック
ああ、異形の月はどんな香りがするのか

かいです。
新宿の街に対する思うことはこれまでたくさん書いてきたけど、今日は「個人宗教」について書いていいとのことで、私が思ってること自由にようたさんに代弁してもらった。

私の必須構成には「香り」が含まれているので、この日ようたさんにも香りを纏ってもらった。TOM FORDのLOST CHERRYという香水で、『童卒』の名に似つかわぬあざとさがある。
肉体の話なんかしてないのかもしれない。

この香水、わりあいに高価なので購入の意思が固まるまで1年と少しかかっている。新宿伊勢丹のTOM FORD beautyに脚繁く通っては試着させてもらい、でも4万でしょ、今じゃないかも・・・と踵を返し続けた1年だ。一昨年の年末、白鶏さんと新宿伊勢丹で香水を見ている時も、同じように煮え切らず迷い続ける私に、白鶏さんは「じゃあ私とじゃんけんして勝ったら買っていいよ。」という粋なバトルを仕掛けてきた。私も意を決して、絶対勝つ!!と息巻いてバトルに応じたが、1度目に負け、3回戦にしても普通に負けたのでこの日も買えずに帰った。

それから2ヶ月後、円安の煽りを受けてTOM FORDの香水は一斉値上げが決まった。上がり幅は4千円。値上げの前に買いたい。今だ、と思った。
善は急げ、きっと需要が増すからと急いで買いに行った。でも、長期間熟成したエイジングタスクだ。せっかくだから銀座で買った。落とすのが怖くて一目散に帰宅した。小さい割にしっかり重たくて愛おしい。

撮影の日、ようたさんがLOST CHERRYを纏ってくれたの、かなり嬉しくて、やはり香水は誰の身体に付けられたものか、というのが大事なのだと実感した。LOST CHERRYが似合うようたさん無自覚あざとくてもう大変だった。

香水史を見ればわたしの概観がわかるんじゃないかと思う。どんな人間か、香水から想像するの詩的でよくないですか。

またね〜

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