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キルギスのタクテケを見に行く

初めまして、ビシュケクお散歩クラブです。
ビシュケクや近郊都市のグルメやイベント、日常的な事柄など楽しい情報を発信していこうと思います。

今回はタクテケを見に行った話です。

タクテケとは

楽器を演奏しながら動かす山羊の人形による伝統芸能です。
台の上に設置された人形を演奏者が足元のペダルで動かしたり、手に糸をつけ、楽器を弾く動作で動かしたりします。

見に行こう

観光案内所によると、オシュとビシュケクの人形劇場で見られるようです。
ビシュケクの人形劇場に直接連絡しタクテケを見たい旨を伝えると、特別に見せてくれるということでした。
いつも見せているものではないようなので、見たい方は連絡しましょう。

ビシュケク ジャンガジエフ名称国立人形劇場

名称 Кыргызский Государственный театр кукол им. М.Жангазиева
住所 Улица Юсупа Абдрахманова, 230а

子供向けの人形劇をやっている劇場です。
午前はロシア語、午後はキルギス語の公演だったように思います。

ゴーインというショッピングモールの近く、ピオネール公園の隣にあります。

ピオネール公園入口

道なりに歩いていくと劇場が見えてきます。

人形劇場
劇場ロビー 右と左の扉が客席入口

連絡を取った劇場の方と話し、タクテケは公演のあとに見せてもらえることになりました。

せっかくなので公演を見ます。3歳以上は100ソムです。
今回の演目は「なぜゾウの鼻は長くなったのか」のような内容でした。
賑やかで楽しい劇でした。

チケット
客席から 座席は自由

人形劇が終わって待っていると、舞台にタクテケが運ばれてきました。

タクテケ実演

ビシュケク ジャンガジエフ名称国立人形劇場のタクテケ


ビシュケク ジャンガジエフ名称国立人形劇場のタクテケ

やっと見ることができました。軽快な音楽とともに山羊の人形が上下します。
人形は木で出来ていて、角だけ本物の角のように見えます。
劇場の人によると、かなり古いものなので新しくしたいという話でした。
確かに角が折れていたり、人形がうまく動かないときがありました。
タクテケを作る職人はフィラルモニアの人が知っているらしいです。

タクテケ ペダル側

タクテケの知名度

残念ながらタクテケについてキルギス人に聞いてもすぐ理解されず、説明すると「あ、あれのことか!」という反応がある程度の知名度です。
ネットにもあまり情報がなく、wikipediaにあるキルギス語のタクテケの記事は百科事典からの引用のようです。

カザフスタンのオルテケ

カザフにも似たようなものがあり、それはオルテケと言うそうです。
タクテケとどういう関係性かはわかりませんが、そちらは情報が沢山あるのでオルテケから調べていくのもありかなと考えています。
ちなみにオルテケはユネスコ無形文化遺産に登録されています。文化として大事にしていく姿勢があっていいですね。
キルギスもタクテケを盛り上げていってほしいです。

アルマティ 民族楽器博物館のオルテケ

タクテケ情報募集

歴史や作り方、分類などについて知りたいのですが、なかなか難しいです。
他にも見られる場所ややっている人など、ご存知の方は教えてください。
いつか自分でタクテケを作って操演したいと思っています。


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