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自分の記事に、デリケートにスキして スキして スキして


少し前から、やってみたいと思っていることがある。

それは、自分の記事にスキをすること。

何人かの記事で勧められていたのを見て、ずっと気になっていた。私にとってスキをすることは結構勇気のいることだった。それでも最近は、少しずつリラックスしてスキを放出できるようになってきている。

ただ、いただく方はそうはいかない。スキをいただけることは跳びはねるくらい嬉しいことだ。スキが日常に潤いをもたらしてくれる。スキひとつに心が躍り、やはりプロポーズされたと思うくらいときめき、心にじわりじわりと浸透していく。

私にとって書くことは、かなりのエネルギーのいる作業だ。好きだけど、好きだから、思った通りに書けないのが苦しい。語彙力の無さ、表現力の欠如、稚拙な文章。もどかしくてたまらない。頭の中にあることを正確に文字にできない記事たちが「下書き」の中で出番を待ちながらくすぶっている。

ー誰がそれに気づくというの?誰にもわからないよ?

そういう私もいないわけではない。でも、私の頭の中に忠実でないモノを私の名前で私の作品としては出したくないんだなぁ。・・・なんて、プロの物書きさんみたいなかっこいいことを言ってみたりしている。

私は、たった一人の ”嘘に気づく自分" のために、丁寧に慎重に書いているということになる。 

ーということは、誰よりも自分の記事好きじゃん、私。 

そうなのだ。きっと私は、どこの誰よりも私の記事が好きなはずなのだ。記事下のハートマークを連打したいくらい好きに違いない。仕上がりが良くても悪くても、形にするまでの逸る気持ち、言葉を紡ぐ苦労、全部ぜんぶ知っている。だから「自分の記事にスキをする」という記事に激しく胸を衝かれたのだろう。

自分の記事にスキをするなんて考えてもみなかったけれど、自分でもスキできるように作られているということは、してもいいってことだよね?

そう思い立ってからすでに数週間が経過した。情けないけれど、勇気がない。反則なのかもしれないという気持ちもあるし、自分の作品を汚すことになるのでは、いう不安もある。それ以上に、なにかこっ恥ずかしい。

ースキをしたいのに、う~ん、なんか怖い。

なんて、酸いも甘いも知り尽くしたおばさんがいつまでもうじうじしてたら気持ち悪いので、強硬手段に出ることにした。この記事を書きながら、もう一つnoteを開いて自分の記事にスキをし、こちらに戻ってライブで感想を書く。どうだ、私。やっちゃえ、私。

ということで。                           深呼吸して。                            まずは、初めて投稿した記事。

新年の抱負を「断捨離」ひとつに絞って、その決意を書いた記事。初めてのnoteに戸惑いながらも、新しい世界への扉を開けるワクワク感を持って投稿したなぁ。これによって、私の日常がちょっと変化したし、楽しみも増えた。うんうん、がんばった、私。よくやったぞ、私。ご褒美、あげるべし。

いくよ~。                             ポチリ。

『嬉しい!ありがとうございます』                  って見覚えあるアイコンに言われちゃったし、スキの数が1個多くなってるし、本当にスキしちゃったんだ、私。なんなら、コメントもしてみようかしらなんて思える。ちょっと笑いが止まらない。(あ、さすがに通知はこないらしい。)

自己肯定感が低めの私にとっては、自分にスキをするのは気分をあげてくれるよい薬になるかもしれない。私が褒めて、私が褒められる。褒めることも褒められることも気持ちいい。フワフワの羽で自分自身を優しくくすぐっているような、くすぐられているような心地がする。

この勢いにのって一気に全部ポチリポチリってする覚悟でいたけれど、やっぱりやめよう。自分で自分の記事にスキをしてみて改めて思うのは、スキは尊いということ。2つ目からの記事も、ゆっくり読み返して、それを書いた時の私に心を込めてスキをあげたい。                            

スキスキなんて言っていると、こんな歌を思い出した。

https://www.youtube.com/watch?v=RQJN7XaGyLY

そうよ 女の子のハートは                      七色に光る虹のように                        風が吹くだけでも変わる                       デリケートに好きして デリケートに                 好きして 好きして 好きして

デリケートにスキするっていいな。

スキの安売りをするんじゃなく、一つひとつを味わいながら、ときめいて生まれたハートのひとつを記事にお返しする。              そんな感じにスキをしたい。


これから書く記事については、誰よりも先にスキをしようと思う。    がんばったね。自信持て。また書こう。そんなエールを込めて。


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