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#4人ドラフト 楽天陣営指名まとめ

はじめまして。

今回やまけん(Twitter:@yam_ake_n)さん主催で行われた4人ドラフトの楽天陣営を担当させていただきました、ジンローッテ(Twitter:@lotte_5296)と申します。

note出すの初めてで緊張してます。ごめんなさい。

今回のnoteでは我が陣営の指名コンセプト、選手紹介の2点を紹介させていただきます。よろしくお願いします。

まず紹介の前に今回行われた4人ドラフトのルールが少々複雑となっておりますので詳細はこちらをご覧いただければと思います。


指名コンセプトについて

まず指名コンセプトについてご紹介させていただきます。
それに伴い、まず私が思う楽天の特徴を挙げたいと思います。

「強み」
・スピードボールを自在に操りスラッター等のトレンドを掴んでる豊富な中継ぎ陣
・どこからでも点を取るイメージができる強力な打線
・ベテラン野手がベンチに控える野手の層の厚さ
・投手野手ともに中心選手がまさに円熟期。近年のドラフトでは1位に辰巳・小深田と即戦力を獲得するなどチームの黄金期を迎えようとしてる

「弱み」
・先発陣の薄さ。藤平安楽らの高卒先発組が苦戦中
・左腕の少なさ
・二軍で試合に出しながら二遊間として、特にショートとして育てる選手の不在
・シンプルなデプスで見た時に18-22の年代での右打ちの内外野手の不在

以上のような特徴があると感じました。
故に今回の4人ドラフトのテーマとしては

・先発ローテ争いに食い込める存在
・左腕
・強打の右打者、できれば高卒
・高卒ショート

今回は4人と指名人数が限られてる為、以上の補強ポイントを確実に抑えようと陣営内で意思を固めました。尚且つこの補強ポイントをどう抑えるか、ここで色を出していこうよというのも。

そこで今回の「色」について。

私が仙台在住ということもあり地域密着型、いわゆる東北色の濃いドラフトにしたいなと考えました。

「地元枠」の確保。今回コロナの影響で全国的な移動等がなかなか難しい中で最も鍵となる枠なのではとも考えてます。

そこで強力な助っ人として宮城のアマ事情にかなり強い
嶋さん(Twitter:@kotoumi2015 )にサポーターとして協力いただきました。

それではお待たせしました。指名選手紹介をさせていただきます。

1位(入札):栗林 良吏 投手 トヨタ自動車

球団の特徴で挙げさせていただいたとおり、今まさにチームの成熟期を迎え黄金期を築こうとしてる楽天。
ただ現状の戦力でケチをつけるとすれば先発。則本岸に続ける存在がなかなか出てこない。
故にローテを固める為に指名。
今年のドラフト候補の投手の中では最も初年度からローテ争いに食い込みしっかりとイニングを食ってくれる存在です。
ただその分競合間違いなしでもあるが、今回のルールだと「抽選に外れた場合、救済として支配下指名枠を1枠増枠」というものがあります。ここは個人的な欲望で申し訳ないのですがせっかく担当するからには沢山指名したいなという欲もあり
「当たっても良し、外しても尚良し」の二段構えで臨みました。
案の定我々の他にオリックス、中日、阪神と指名が重複。
抽選の結果指名は外してしまいましたがここからが本番。
みせましょう、地域密着型ドラフトの底力を。

1位:宇田川 優希 投手 投手 仙台大学

今年のドラフト市場、大学生投手の粒は揃ってるので各球団1人は獲ると思います。その中で鍵となるのはいかにチームにマッチする投手を獲得できるか。そこで今回我々は宇田川投手が最もマッチしてくれると考え1位で指名させていただきました。

彼の魅力はなんといっても184センチ95キロの恵まれた身体の大きなオーバースローから繰り出されるMAX152kmの凄まじい直球。
本人が「回転数より回転軸」を意識してると述べてる通りここまで豪快なオーバースローの本格派は貴重な存在。そこにプラスアルファで鋭いフォークやどろーんとしたカーブも持ちます。
観た印象としては今はまだ粗いかもしれませんが、逆に言えばこのレベルの粗さはもはや長所にもなります。これだけ大きなスケールを持った投手に惚れない野球ファンはいません。
是非大学で成長を育んだその地で野球ファンを沸かしてほしいと思います。

あとひっそりとした思惑としては楽天はブセニッツ、森原、石橋らが昨年一気にスラッターを武器に活躍したと話題になっていました。
そのトレンドに乗って宇田川投手も駆使するようになれば....想像が止まりません。

https://twitter.com/udavirhyu_1110/status/1271680911851978752?s=21

2位:山野 太一 投手 東北福祉大学

1位で右腕を指名したこともあり、2位ではレベルの高い左腕が欲しいと考えてました。
候補としては藤井(ENEOS)、山野(東北福祉大)、佐藤(慶應大)。
佐藤は1位で指名されてしまったため藤井か山野が残ればなぁと祈りながらウェーバーの順番をただただ待ちました。
そしたらなんと奇跡的に両投手が残り...笑
悩みに悩みましたがやはりここもまた地域密着型ドラフトを貫こうと、山野投手にいきました。
彼については今年の大学ナンバーワン左腕クラスの投手。4種類のスライダーを操る話などもあり大変興味深く魅力的な投手。そして仙六で観ていた時に思ったのがなんといっても勝負所でのギアが上がったピッチング。投球に強弱を持たせここぞで厳しいところにズバズバ投げ込める集中力には目を見張るものがあります。
他の特徴として、ホームベース側に少し広く背中を見せ、クロス気味のステップで横に角度を持たせるようなフォームをしてるなど「唯一無二」な色を持った投手。
ここまで色が濃いと恐らく山野自身も自分の武器を考えながら投げてると思うので頭もキレるタイプなのではと踏んでいます。
プロ入り後も意識高く力を伸ばしていく投手になってくれるはずです。

https://twitter.com/okura_nhsbc/status/1144955089032896512?s=21

3位:入江 大樹 外野手 仙台育英学園高

左右で好投手を獲得できたので次の狙い目は「強打の右打者、できれば高卒」の枠。
県岐阜商の佐々木泰や、奇跡的にまだ指名されてなかった花咲徳栄の井上など迷わされましたが、ここはなぜか仮想ではあまり指名されないこの選手を指名しました。
185cm83kgと体格には恵まれてるもののショート守備やら特徴的な打撃といいなにかと評価に難しい選手ではあります。
それでも1年秋にレギュラーを掴んでからはずっと仙台育英のショートストップとして君臨し我流で着実に成長し続ける姿。
甘く入ったボールはしっかりスタンドに運ぶ怪力。
外に逃げるようなボールは長い手を伸ばしうまく軽打でヒットゾーンに運ぶ器用さ。
そのロマン溢れるプレーに私はもう彼のファンになってしまいました。
ただ多少贔屓目はあるにせよ3位で獲ってもおかしくない選手だと思います。
先述したとおり恵まれた体格から繰り出される恐ろしい打球や、
ショート守備においての送球も体勢を整えずに投げても簡単に一塁に届いてしまう身体の強さはまるで「モンスター」。「高校通算本塁打」という指標は大したデータにならないのはもちろんわかってますが、それでも15発しか打ってないのは正直不思議です。

そして今回外野手指名に踏み切った理由としてはやはり彼がプロレベルでショートをこなせるほどの捌きというか、そこらへんの言語化は...力不足で申し訳ないです。
イマイチできるイメージが湧かないです。
ただ彼の肩や身体能力や、2年春でセンターを守ってた経験もあるので外野で打撃に専念させて大きく育てたいという考えです。
コロナ自粛の解禁後は木製でホームラン打ってたりと外野手として見るなら明石商業の来田選手と同レベルにあると思ってます。
また、黒川史陽が将来的にどこを守るかにも寄りますがサードを守らせてもかなり面白いはずです。

https://twitter.com/okura_nhsbc/status/1218461991540387841?s=21

4位:川原田 純平 内野手 青森山田高

そして最後に「高卒ショート」枠。今年のドラフト市場であれば土田(近江高)や相羽(静岡高)といった選手が挙げられます。
実際に今年行われた仮想の楽天陣営では
#春ドラ2020 ,2回行われた #vd4b での計3回で相羽は指名されています。
それだけ鍵となっている指名枠となっています。通常であれば相羽・土田を指名するのがセオリーではあると思いますが折角の仮想。なにか掘り出し物がないか陣営で探しました。
その過程でサポーターの嶋さんから推薦していただいたのがこの「川原田 純平」という選手でした。
嶋さん曰く「1年生の頃に東北大会でノックだけ観たが守備の動きが抜群に良かった。花巻シニア時代からかなり有名で中学時代は昨年ドラ1で指名された堀田よりも目立っていた」というお話。
気になった為、早速探してみたところホームラン動画があったので拝見。
メカニクスはまだ勉強中の端くれ中の端くれですがスイングの形が妙に綺麗で非常に気に入りました。

特にこの部分の形が美しく、支配下でも全然おかしくないレベルの選手なのではないかと思い陣営屈指の隠し球、「スペシャル枠」として指名を決断。
指名後、この隠し球についてメカニクスに詳しい度ハマり(Twitter:@dohamari_24)さんに解説していただきました。
下記の画像を見ながら読んで頂ければ分かりやすいかと思います。

「前足で待てる打撃。
基本的にはストレートのタイミング待ち、変化球には前足で待ちます。
トップの形もヘッドが投手方向に向いており、多少の遊びがあるので切り返しで強い打球を飛ばせるでしょう。
スイングの軌道は身体に近い位置をバットが通る慣性モーメントが小さく無駄の少ないスイング。
体重移動が綺麗に行えている分、スイングに力が伝わっています。
軸足大腿部が体幹(回転軸)へ寄るような動きで軸足の慣性モーメントを小さくし、回転させる動きを抑制させないような動きもあります。
スイングプレーン(両肩を結ぶ線とバットが並行)も凄く綺麗で、肘抜きも行えています。
インコース捌きが楽しみになるような打撃ですね。
前にも近い所にもポイントがあるような打撃も見られます。
前足荷重、縦振り、肘抜き、強打者になれそうな要素を多く持っており期待ですね。
動画での打球
(https://twitter.com/dohamari_24/status/1274345105072115713?s=21)
が1番の証拠だと思います。
打撃は木製バットを持たせても打てるのでは?という期待が密かにあります笑」

と大絶賛を頂きました。
「スペシャル枠」として指名した判断は間違ってなかったみたいで非常に喜ばしいことです。これを機に彼の名が広まってくれればこれ以上の喜びはないですね。

ここからは育成で指名させていただいた選手について紹介させていただきます。
育成という事で少し自由度を持たせつつプロでじっくり育てたら面白そうだなという選手を指名させていただきました。

育成1位:小野寺 賢人 (星槎道都大学)

この投手もまたサポーターの嶋さんに推薦していただいた選手です。
宮城県の聖和学園高校の出身です。
またまた地元枠。
高校時代は2番手投手でしたが大学で大きく飛躍した選手です。
MAX146キロの速球と縦スラのコンビネーションで三振を量産する投手。
テンポのいい投球でゲームメイク能力も高いが奪三振能力にも長けてる。先発・リリーフどちらで育ててもおもしろい存在になるのではと思います。

https://twitter.com/kyuonbaseball/status/1185027662193889280?s=21

育成2位:麦谷 裕介 外野手 大崎中央高校

最後の指名。悩みに悩みましたがこの選手を指名させてもらいました。
この選手の1番の持ち味はなんといっても「走塁技術」。脚はもちろん速いのですが正直このクラスのスピードは全国をみれば結構な数はいると思います。しかしその速さを野球にどう生かすかが「走塁技術」に繋がってくるのではないかと思います。
彼の走塁技術は正直観たことがないというか、観ていて翻弄されました。ライト前を二塁打にしたり、センター前ヒットで一塁から一気にホームまで帰ってきたりなどと、ここまで試合の中で脚をアピールできる選手は稀有ではないかと思います。
守備においてもその脚を生かした広い守備範囲や、強肩と高い身体能力を発揮しながらもカバーリングを徹底したり、カットまで確実にストライク送球ができたりと「凡事徹底」もできる選手です。
その程度のことはできて当たり前のように思われますが私の贔屓の球団の外野陣はそれができない選手がいるのでこういった「当たり前を当たり前にできる」というのも一つの大切な能力だと痛感してます。
打撃はまだまだ発展途上ではありますが私の尊敬する人物の1人であるノムさんの言葉に
「守備と走塁にスランプなし」という言葉があるようにこういった突出した一芸があるのは大きな魅力です。
もっと言えばその芸をひたすら磨けばメシを食っていける世界でもあるのがプロです。
元中日の英智、元巨人の鈴木尚広がそこに当てはまるでしょう。
麦谷選手もそういったプロでメシを食えるだけの芸を持つレベルの選手になって欲しいなと、願いも込めて指名させていただきました。

https://twitter.com/kotoumi2015/status/1263039035888431105?s=21


以上が我々、楽天陣営が #4人ドラフト で指名させていただいた選手になります。
テーマとして掲げていた
・先発ローテ争いに食い込める存在
・左腕
・強打の右打者、できれば高卒
・高卒ショート
の4点はしっかりと確保できました。
尚且つ陣営の出したかった色である東北密着型ドラフト。
指名した選手は全員以下の通り

・宇田川優希(大学が宮城)
・山野太一(大学が宮城)
・入江大樹(高校が宮城)
・川原田純平(岩手出身・高校が青森)
・小野寺賢人(宮城出身・高校が宮城)
・麦谷裕介(宮城出身・高校が宮城)

このように指名した全選手が東北に携わり、内5選手は宮城関連の選手を指名という色という色を出し切るような指名になりました。
ただ、東北という色目を無しにしても彼らはもっと注目されて欲しい選手ですし、こんな状況下だからこそ東北の野球を大いに盛り上げていきたいとも考えています。

最後になりますが、仮想ドラフトはあくまで「予想」ではなく「仮想」なのです。「現実に近いドラフトをしたい!」と思う方もいれば「好きな選手を指名したい!」と思い参加される方など様々です。今回、我々は「楽天のニーズに合わせながら東北の選手、楽天の地元の選手をPRしたい!」という考えの下参加させていただきました。
今回の4人ドラフトを観て、尚且つこのnoteを通じて我々が指名した選手を新たに知ってくださったのなら本望でございます。
また、指名にものすごい偏りが出たとてこの指名も数ある仮想の考え方の1つに過ぎません。
皆さまも自分なりの仮想ドラフトを求めて参加してみてはいかがでしょうか!!

改めて今回のような素敵な企画をしてくださった
やまけん(Twitter:@yam_ake_n)さん
サポーターとして大きく協力してくださった
嶋(@kotoumi2015 )さんには
大変感謝してます。

そして最後まで読んでくださりありがとうございました。

結びに4人ドラフトの指名結果を置いておきます。

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