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人を幸せにできるデザインのチカラ(おしりふきの話)

※おしりふきの話なので食事中に向かない内容も含まれます。お食事中の方はご注意ください。

赤ちゃんのオムツ替え

赤ちゃんと過ごした経験がある人は知っていると思うが、離乳食を始める前の赤ちゃんのうんちは特に水分多め。寝ている姿勢だと、おしりの方から背中へ向かってうんちがつたい、オムツから漏れたりするくらいだ。やわらかなうんちを拭くのにおしりふきは便利だ。

オムツ替えは簡単そうにも思えるが、実際にやってみると意外と気を遣うしコツがいる。オムツ替えに慣れていてもうんちの場合は多少時間のかかる作業だ。

オムツ替え方法(やわらかうんち編)

①ベビー服のボタンを外し、汚れたオムツをつけたままでそのお尻の下に、開いて履かせやすい状態にした新しいオムツを敷く。

②汚れたオムツのテープを外してオムツを開く。片方の手で赤ちゃんの足首あたりを2つ合わせ持ちながら、赤ちゃんの股が開いてお尻が拭きやすい姿勢になるようにへそ下あたりで押さえ持つ。

③空いているもう片方の手におしりふきを持ち、肌荒れしないようやさしく、拭き残しのないよう拭き取っていく。拭いたおしりふきは汚れたおむつの上へ置いてゆき、うんちの場合はこれを何回か繰り返す。おしりの汚れが拭き取れた段階で汚れたオムツを脇にどけ、最初に敷いておいた新しいオムツを履かせる。

④汚れたオムツをコンパクトに丸め、中身が出ないようオムツのテープを使って留める。ビニール袋に入れて袋の口を縛ったら、オムツ用ゴミ箱へポイ。(※もし、コロコロ便の場合はうんちをトイレに流すが、生まれたばかりの赤ちゃんのうんちは少量で水っぽいためトイレに流すのは難しい)

手を洗って終了☆

オムツ替え失敗談

もし、こんな作業中におしりふきの残枚数が無くなってしまったら、作業を一旦中断し、ストック置き場から新しい物を持ってくる必要がある。

おしりふきを切らしただけでしょ、と大げさなようだが、たかがおしりふきをきらしただけでも、運が悪ければ次のような事態になることもある↓↓

夜中のオムツ替え。

オムツがうんちで汚れると気持ち悪いらしく、赤ちゃんの方から泣いて知らせてくれることもある。泣き声で目覚めたら、眠気と戦いながらふとんから這いだして、手元を照らす明かりを確保して、いざオムツを開く。

拭いてる途中でおしりふきが無くなってからきづき、焦る。

えっと、予備のおしりふきは、どこだっけ?

もたもたしているうちに・・

あっ、おしっこがでたーー!

オムツ替えだけで済むはずだったのにまさかの「着替え」「布団交換」「洗濯」という負担が増え、睡眠時間は削られる。慣れない育児で睡眠不足の人にとってみれば泣けてくる状況。

1本の青い線とあなどるなかれ

あるメーカーのおしりふきを使っていると、あるタイミングで線が入ったシートが出てくる。見逃してしまうくらいの細い一本の青線は、残枚数が5枚だと知らせてくれる。

たった一本の線だが、もしかしたらさっきの失敗談のような最悪の事態から何人かの人を救ってきたかもしれない。

今まで「へー、便利だね。」くらいにしか思っていなかった。ところが、いざ、自分がこの線に助けられてみるととたんに感動してしまったのだ。

感動のあまり、おしりふきのこの一本の線をデザインした人からのエールを感じた気さえした。大げさだけど、真剣に(笑)

そして、

デザインの力はすごい!多くの人を幸せにできる!

と思ったのだった。








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