いつまでも変わらない風景を
白い箱の中から見てる
いつまでも変わらない現状を
外から見ている
縛り付ける鎖、ヤミ
身体を蝕み、やがて
心は腐り、そして仕舞に
暗転、暗闇

今日みたいな雨の日には
傘をさして鼻歌歌い
街を歩く自分を思い
浮かべている
色とりどりのビニール傘
歩く僕もその中に溶け込んだら
楽しそうな声、手の鳴る 方へ
無数の足音
心地よい雨音
無限の明日を
想像、妄想

そんな世界と
会えたらいいな
そんな世界を
歩いてーーーー
白い箱から
見えるものは
白い箱から
見えるものは

○月✕日天気は雨
ここのところずっと雨
はやくここから出るため 二本足で
歩けるようになるまで
○月✕日天気は雨
○月✕日天気は雨
○月✕日天気は雨

○月✕日天気は雨
日を増す事に強くなる雨
僕のボイス、かき消す雨のノイズ
そこで僕はやっと気付く

変わらない日付
そこに早く気付けたらどうにかなった?
答えは雨の中
急に途切れた記憶
とうに終わってた記録

街を歩く幻想
その中で堂々
としてた。歩いてた
笑ってた。きっと誰かの傍でぼくは笑ってた
きっと誰かの傍でぼくは笑ってた
きっと誰かの為に僕は生きてた

いつまでも変わらない風景を
白い箱の外から見てる
いつまでも変わらない現状を
外から見ている

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