クローン・アローン (歌詞)

じゃあせめて 隣にはいてよ
ただ造っただけで、はい、さようなら
ねえ、どうして僕の右手がほら
寂しいのはなんで？ 答えて

真っ白い薄汚い大人達が
歌ってる  歌ってる
世界を平和にしたかのように
喜んでるのはおかしくはないか

クローン 一人の人として生きてきたけど
片方の靴を無くしたまま歩いてきたんだ
クローン 同じ身体はもう
いないんだね

じゃあなんで、僕を造ったの
ただ造っただけで、はい、おわり
ワン、トゥー、スリー、時を重ねてほら 大人になった
今もこうして

ヒーローになるとかそういう話は
特にはないのかい？ ああ、そうですか
失敗ならそれはそれでいいさ。だとしたら教えて
それくらい教えて

アローン 誰かに 愛されてみたいとは思うけれど
もしもその人が 作り物だと知ったら悲しむさ
アローン だけど、心が揺れて 音を立てる

誰だ 僕は誰だ 作り物の涙、、、いらないや
誰かを愛して死にたいのは嘘じゃないや
花、愛でる気持ちも本物の愛だ

真っ白い薄汚い野良猫が
歌ってる  歌ってる
｢失敗は何を以って失敗かわかったら教えて。俺にも教えて｣

黒い瞳の中に映る後ろ姿が
薄れていくのを静かに僕は見送った

クローンじゃなくて、人として生きていくから
新しい靴を履いていつもの街へ出かけよう
あの花はきっと、自ら花として生きてるんだね
大切なことはきっと自分で決めていけるさ
クローン 同じ身体はもう
いないから
作ろう。僕が産まれた意味 これから

これで、物語は終わり
続くけど終わり
じゃあさよなら