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【シカゴでバードウォッチング!】 Dark-eyed Junco ユキヒメドリ
今回の鳥は庭のバードフィーダーによく来る冬鳥です。
Dark-eyed Juncoと言いますが、日本語名の「ユキヒメドリ」という名前が好きです。漢字で書いたら「雪姫鳥」で、白雪姫みたいですねえ。残念ながら、日本にはいないそうです。
Dark-eyed Juncoは、名前にsparrow (スズメ)という言葉を含んでいませんが、新世界、つまりアメリカのsparrowの一種です。ちなみに北米には48種のsparrowがいると、有名な"The Sibley Guide To Birds" by David Allen Sibley に書いてあります。
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"The Sibley Guide to birds" second edition pp.504-505 by David Allen Sibley, Knopf 2014
このDark-eyed Juncoも繁殖地はカナダやアラスカで、冬になると中西部だけでなく全米に渡ってきます。雪の季節によくみられるので、"Snowbird"とも呼ばれることがあるそうです。日本語名の「雪姫鳥」に似ていて綺麗ですね。Juncoというのは、湿地帯に生えているイグサ科の植物のラテン語の名前からきているそうですが、鳥との関連はよくわかりません。
Dark-eyed Juncoのチャーミングポイントは、薄桜色の小さい嘴だと思います。
腹部は白いですが、それ以外はグレーの濃淡なので、嘴に薄桜色があるととてもオシャレな感じがします。
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上の写真のDark-eyed Juncoは中西部でよく見かけるSlate-colored (青みがかった濃灰色)の種類ですが、全米ではかなり色が違うDark-eyed Juncoがいて、大きく五種類 (Slate-colored, white-winged, Oregon, Pink-sided, Gray-headed)に分けられています。
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でも、全てに共通しているのが、名前の通りに濃い褐色のつぶらな瞳です。
それから、Dark-eyed Juncoのもう一つの特徴は、飛び立った時に白い尾羽が見えることです。チャーコールグレーの色の小さい鳥が飛び去って行き、尾羽が白かったら、Dark-eyed Juncoの可能性がかなり高いと言っていいでしょう。
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繁殖期が近づいてくると、まず雄が前年の巣作りのところに戻り、その後やって来た雌とカップルになり、雌がKilldeer (フタオビチドリ、二帯千鳥、物騒な名前の鳥 参照) と同じように地面に巣を作ることが多いそうです。でも、その後の子育ては雌のワンオペではなく、雌と雄が協力して行うそうで、いいですね。
中西部に住んでいる限り絶対に見ることができない雛の写真が見つかりましたので、見てみてください。ボサボサ頭が雛らしいですね。
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https://earthlife.net/dark-eyed-junco-nesting-egg-laying/
二月もそろそろ終わりに近づいてきています。いつまでDark-eyed Juncoを見ることができるでしょうか。暖かくなるのは待ち遠しいですが、冬の渡り鳥たちとのお別れの季節が近づいてきていると思うと、ちょっと複雑な心境になってしまいます。
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