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【シカゴでバードウォッチング!】シカゴの鳥について? 鳥嫌いだったのに!?

私は鳥が嫌いで怖かったんです、つい数年前まで。

その私がシカゴの鳥たちについてこれから書こうとしているので、
一番驚いているのは私自身です。

まず鳥嫌いになった経緯について。

子供の時、なぜか家でジュウシマツを飼っていて
次から次に雛が生まれました。
その雛たちには羽がなく、
お腹の中が透けて見えて緑がかっていて、
それだけでも不気味な感じがしたんですが、
ある日私は鳥籠の隙間から指を差し込んで
一羽の雛の頭を触ってみました。
その少し毛が生えたふにゃふにゃな頭は
なんだか湿っていて気持ちが悪く、
鳥というものに嫌悪感を抱くようになりました。

時は流れて中学生の時。
朝の登校途中、
鳩がフラフラになって電線にぶつかり
感電して目の前に何羽も落ちて来てきたということが時々あったんです。
これも気持ちが悪いと思うきっかけになりました。
夜間に行われた殺虫剤の空中散布のせいだったようです。
今ではそんなことはもうないのでしょうが。

え〜?そんなことだけで?と思われるかもしれませんが、
私にとっては鳥嫌いになるのに十分な体験だったのだと思います。
鳥に落ち度はないんですけどね。

そして、ン十年が過ぎた2017年。
バードウォッチングを始めていた夫が新しい双眼鏡を買い、
私も一緒にその足ですぐに森に鳥を探しに行きました。
鳥なんか見て何が面白いのかなと思ったり、
鳥が目の前に大きく見えるなんて怖いと思いつつ、
おずおずと覗いてみました。

すると、そこには生まれて初めて見る奇妙な鳥が!

                                                                                                                                ©Dan Lory

Northern Flicker (ハシボソキツツキ 嘴細啄木鳥)だったんです。

もちろんこんな鳥が存在していることも名前も知りませんでした。
鮮やかな赤の帽子(?)と黒の首飾り。
そして黒い水玉模様。
鳥に水玉模様があるなんて!

そのフリッカーはとても高い樹の上にいたのに、
双眼鏡を通して見たら羽の一本一本まではっきり見えたんです。

衝撃の一瞬でした。

それまで全く知らなかった世界が目の前に開けた感じで興奮しました。
この瞬間から鳥の世界に嵌まってしまったんです。
それからは、毎日歩いている街や森の中で鳥を探すのが、
宝探しをしているようで
とっても楽しいと思うようになってしまいました!

鳥とのお付き合いが長い方にとっては常識的なことでも、
初めて鳥の世界に触れた私にとってはいまだに驚きの連続です。
それで、この新鮮な驚きを記すことによって、
シカゴに住んでいらっしゃる方が
鳥たちに目を向けることができるようになったらいいなと思い、
書くのは苦手ですが挑戦してみようと思いました。

どのぐらい続けられるか全くわかりませんが、
とにかく始めてみようと思います。

ここに掲載する写真のほとんどは夫が撮ったものです。
使用する写真の著作権に関してはちゃんと明記しますので、
無断転用なさらないようにお願いいたします。

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