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自己紹介ーグリーフ哲学を

プロフィール

夫を自死で亡くして、今年の3月でちょうど10年経ちました。

当初は悲しみや自責の念に暮れ、空しさと寂しさを抱える日々
でした。ただ、この長い年月のなか、自分を支えてくれたのは、
博士後期課程まで進んで15年以上研究してきた哲学と、主人が
亡くなってから出会ったグリーフケアでした。

グリーフとは大切な人を失くした悲しみを言います。

悲しみは癒されるものではなく人を癒すもの。グリーフケアに
よって、人は様々な気づきを得るのだということを知りました。

人間は有限な存在です。死を逃れることはできません。けれども、
グリーフによって、生とは死を包み込んでこそ意味を成すのだと
いうことを知りました。

グリーフケアの営みは、実存哲学そのものだと思います。哲学と
いうと難しく思われるかもしれませんが、できるだけやさしく
解きほぐしながら、皆様にやさしく寄り添う哲学をグリーフ哲学として
お届けできたらと思います。



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